ダブルクロスのススメ

夏以降でサプリが出るようです●ハートレスメモリー電子書籍化決定!●SSSの第4弾ラウンドアバウトが1月下旬発売されました!【更新履歴】●4/20クリティカル2記事を大幅改稿●4/18ガード記事にカウンターダメージエフェクトを追記●4/2賢者の石記事にオーバードーズキャラ追加●2/21サイレン記事に雷鳴の申し子を追加●1/20賢者の石記事にキャラ追加●1/17奈落の法則記事にウロボロスを追加●1/1GMのコツと遊ぶコツの記事にTweetを追加●12/7ボスエネミーデータ記事に1ラウンド戦について加筆●12/

【23.11.26加筆】支援(バフ)キャラクターについて@TRPGダブルクロス


ダブルクロスにおける、支援(バフ)キャラクターの特性や効果的な運用について、あれこれ書いてみました。

ダブルクロスの支援キャラってどんな感じなのかを、ざっくりと知る手助けになればと思います。

結論から言うと、戦闘性能に欠陥を持つキャラがいるパーティーの4人目にいると、そのサポート役として存在価値がある。
…という立ち位置です。

フルサプリ環境になると一人前に強いので、4人パーティーなら1人はいても良いかな、という存在になります。


 

◆メジャーアクションを使う支援キャラクター

サンプルキャラクターの"深緑の使徒"や"虚空の輝き"のように、戦闘中に仲間の攻撃判定が有利になるメジャーアクション(1手番を使う)エフェクトを使います。

クリティカル値を下げる効果がある事や、メジャーアクション1回にしか効果が及ばない事が特徴的です。

自分の行動値で発動させる事になるので、自分より早く行動する(高い行動値の)仲間には、支援効果が及ばないのが大きな欠点です。

基本的にダブルクロスは(キチンとキャラを組んでいれば)命中有利・まず外さないバランスのシステムなので、ぶっちゃけた話しそれほど必要な存在ではありません。枠としては、4人パーティの4人目です。


●参考・命中率の話し

ダブクロ公式シナリオボスの《イベイジョン/固定値ドッジ》は概ね20前後。
サンプルPCの侵蝕100%データを平均10dx@7+4/攻撃力15とすると、命中率は82.5%/素のダメージ期待値は36.7点。

このデータをルール1のボス戦に当てはめると、4人で大体8回攻撃を命中させる必要があるが、PCサイドの攻撃が全て当たる確率は約21%
=3ラウンド戦闘のバランスである。

計画的に動いて侵蝕100%に温めてから殴り、全て順調に当たれば2ラウンドかかる。
行き当たりの無計画で戦ったり、運が良くないと3ラウンドかかる事になる。

ここて、前述の平均キャラに新緑さんの支援(+6D/修正+6/cr-1)が乗ると、命中率100%/対20イベイジョンダメージ期待値50.1となる。
アタッカー3人で殴ると、ボス3発、春日2発で落とせるので、こちらなら高確率で2ラウンド撃破が可能となる。

結論。サンプルキャラに支援は有効。
特に範囲選択攻撃を行うキャラは素の攻撃力が低いので、重要な要素になりうる。


※期待値・確率算出には

DCDC
double-cross-dice-calculator.pages.dev

keisan-累乗
keisan.casio.jp/exec/user/1325…

を、利用させていただきました。



↓代表的なメジャー支援エフェクト

ソラリス
《戦乙女の導き/ダイスと攻撃力/RC》
《狂戦士/クリティカルとダイス/RC》


ノイマン
《アドヴァイス/クリティカルとダイス/交渉》
《弱点看板/攻撃力/交渉》


ハヌマーン
《エンジェルボイス/クリティカルとダイス/交渉》
《ハードビート/攻撃力/交渉》


●オルクス
《導きの華/達成値増加/RC/交渉》
《要の陣形/対象3体化/シンドローム


●ブラックドッグ
《開放の雷/クリティカルと攻撃力/RC》ブラックドッグ




◆メジャーアクションを使わない支援キャラクター

オートアクションやセットアップのタイミングで(1手番を使わずに)支援効果のあるエフェクトを使うキャラクターです。
効果はメジャーアクションを使うエフェクトに多少劣りますが、行動値に関係なく効果を及ぼせますし、メジャーアクションを攻撃に回したりもできるので、活躍の幅が広くなります。

▼オートアクション支援

必要なタイミングを見極めてピンポイントで補助するイメージです。
特にオルクスのものは侮れない効果があります。
バッドステータスの重圧を受けると使えなくなるので、注意が必要です。


↓代表的なエフェクト

ノイマン
勝利の女神/オート/達成値アップ/ラウンド1回》
《支援射撃/オート/ダイスアップ》


●オルクス
《妖精の手/オート/強制クリティカル》
《力の法則/オート/攻撃力


モルフェウス
《砂の加護/オート/ダイスアップ》


ソラリス
《帰還の声/オート/エフェクト回数回復》


▼セットアップ支援

ラウンドの最初、セットアップのタイミングで支援エフェクトを使います。
ルール1・2の段階ではこのタイプのエフェクトは少ないのですが、有用性の高さ(メジャー支援の不便さ)が理解されるにつれ、後発のサプリメントでどんどん強化され、サプリメント導入環境では支援エフェクトの主役となっています。
ラウンド中持続する効果が多いのが特徴で、複数回行動するキャラクターがいるときに効果が大きいです。

難点としては、エフェクト取得リソースが分散してしまう影響で、攻撃などを行うメジャーアクションであまり派手な事が出来ない。
エフェクトを使うタイミングが通常(メインプロセスのみ)より増えるので、侵蝕率が上がりやすい傾向になってしまう。
などが上げられます。


↓代表的なエフェクト

ノイマン
《戦術/セットアップ/全体にラウンド持続のダイス増加》

《常勝の天才/セットアップ/全体に攻撃力大増加/シーン1回》

《ファンアウト/セットアップ/範囲選択/戦闘移動させる》




◆支援キャラクターの存在意義

▼命中の低いメンバーの補助

初心者さんに散見されるのですが、フルスクラッチでキャラクターを組むと、攻撃力ばかりを追求してその攻撃を当てる為の力(ダイス数や技能)をおざなりにしてしまいがちです。具体的には侵蝕率100%のコンボでダイス10・修正4に満たないキャラクターです。
そういったキャラクター達のパーティーにおいて、支援キャラクターは重要な安心材料となります。

(支援なしで戦えないようなキャラビルドは、事前のコンセンサスが無い限り控えるのがマナーです。)

(結果的にサンプルキャラのみを用いるパーティーでは、四人目として支援専門キャラは有用です。)


▼回避力の高い敵対策

固定値ドッジエフェクト《イベイジョン》で20以上のスコアを持つ回避が高目の敵や、ダイス減少やデバフで攻撃判定を妨害してくる敵と対した場合は、勝利に貢献できます。
(ちなみに、公式ボスエネミーは大体イベイジョン20前後である)

そういった敵と対戦する可能性への準備として、パーティーの四人目としてなら存在意義が出てきます。
逆説的に、支援キャラクターがいるからこそ、GMはそういったエネミーを出して来るとも言えるのですが…


▼攻撃力固定値を上げる

基本ルールでは数が少ないのですが、攻撃力自体を上げる支援は、攻撃判定ダイスを増やす支援よりエネミー殲滅に効果的です。

ただし、3人に対してそれぞれ10以上は上乗せできないと(最低30点のダメージアドがとれないと)、PC一人がメジャーアクションを使った元が取れません。



▼情報収集の補助

初心者さんのフルスクラッチに散見されるのですが、情報収集能力(社会・財産点・コネ)をおざなりにしているキャラクター達のパーティーにおいて、情報収集にリソースを振り向けやすい支援キャラクターは、サポートとして重要な存在となります。

(これに関してはサンプルキャラクター達も今一つの性能です^^;)


▼優しい性格のキャラクターを使う

荒事には向いていな性格付けのキャラクターは、支援キャラクター枠に入る事でゲーム中の立ち位置を得ることができます。同様の理由でガードキャラクター枠に入ることも可能ではあります。


▼リーダーや指揮役としてのキャラ立てに

特にノイマンのエフェクトは、支援と言うより指揮のフレーバーが強いので、リーダーキャラのキャラ立てに役に立ちます。


▼HPをコストにするアタッカーの補助

ブラム=ストーカーの《鮮血の一撃》《赤き弾》《滅びの一矢》《ブラッドバーン》や、バロールの《時間凍結》、サラマンダーの《炎神の怒り》《氷神の悲しみ》《終末の炎》、ソラリスの《トランキリティ》《アドレナリン》etc HPをコストにするエフェクトは数多くあります。

これらのエフェクトは、HPが充分にないと発動が出来ないので、《リザレクト》の後などには、下手をするとメジャーアクションでなにも出来ない可能性が出てきます。

ソラリスの《癒しの水》は、HPを回復させる事で上記のエフェクトを使う仲間の行動のサポートが可能です。

また、ザコエネミーからの攻撃に耐えるHPを確保する事で、無駄な戦闘不能化を防いだり、まんまと邪毒で戦闘不能になるのを防いだりもできます。
HP回復は決して無駄ではありません。

→サンプルキャラの“誇り高き紅”は、支援キャラ”深緑の使徒“がいないと、その性能を十全に発揮できません。



◆支援キャラクターの負の側面

▼受け手の判定が煩雑になる

支援エフェクトは判定が有利になると同時に、コンボのダイス数やクリティカル値に修正を加えてしまうので、計算の手間が増えて判定が煩雑になるという欠点があります。
特に複数のバラメーターをバフるメジャーアクション支援エフェクトでは顕著です。

支援を受けたプレイヤーが、いざ判定の際に修正を忘れている事もザラにあります。数値確認のやり取りもそれなりに起こるので、プレイの流れを阻害する事もままあります。

オンラインなら支援効果を共有メモにしておいたり、オフラインなら効果を書いた付箋を用意して、その都度渡す等の工夫はあった方が良いです。


▼戦闘性能が分かりにくくなる

支援エフェクトのせいで、自分のキャラクターの実力や個性がぼやけてしまい、面白みが減るという声を支援を受けるPLから聞いた事があります。


▼参加してる感じが薄い

戦闘において積極的な判定を行わないので、ゲームに参加してる感じが薄いと感じる人もいます。実際この理由から、私も初心者さんに支援キャラクターはオススメしません。
判定が無い事を楽だと感じて、支援キャラクターを好むプレイヤーもいます。


▼支援キャラは主人公をやりにくい

自ら戦う力を持っていないので、戦いでは常に誰かの力を借りないと敵を打倒できません。主人公(PC1)としての振るまいが難しい局面が出てきます。PCそれぞれにスポットを当てる形式のキャンペーンだと、GMに一工夫が必要になります。




◆支援キャラの効果的運用について

▼仲間より速いバフ

メジャーアクションを使う支援特有の問題ですが、仲間の攻撃の前にバフがかけられるように、パーティー最速の行動値がほしいです。
仲間に行動値の高いアタッカー=射撃アタッカーがいる場合は、能力値配分を感覚重視にしたり、ブラックドッグの《加速装置》や、ハヌマーンの《先手必勝》を利用する事で対応しましょう。
このためにトライブリードにするのもアリです。

行動値は19もあれば、射撃アタッカー以上の行動値になります。
Dロイス複製体やウロボロスが使えるなら、こういったエフェクトを習得するのも一つのセオリーです。

支援キャラより早い仲間に、行動値の下がる防具を装備してもらい(買い与え)、行動順を調整することもあります。

ちなみに支援系サンプルキャラはいずれも行動値が低く、使いにくさを抱えています。
『深緑の使徒』『虚空の輝き』2名とも、サンプルの射撃アタッカー達より行動値が低く、1ラウンド目の支援が間に合いません。

オートアクションやセットアップの支援エフェクトだと、行動値をほぼ気にせず使えるので、楽チンです。


▼仲間全員へのバフ

ソラリスの《ポイズンフォッグ》を利用した範囲選択のバフでは、エンゲージ外の離れた仲間へバフをかける事ができません。これは大きな痛手です。
(サンプルキャラの『虚空の輝き』は使いにくいです。)

メジャーアクションの効果的なバフには、三体を対象にとれるオルクスの《要の陣形》とそれを組み合わせる為の《導きの華》が必須と言って良いでしょう。

セットアップ支援エフェクトの《戦術》や《常勝の天才》はシーン選択で使えるので、ここら辺は無問題です。


▼購入判定で活躍

支援キャラクターは特に必要な能力値が無い為、社会と〈調達〉を高くできます。
これにより購入判定が得意になります。
なるべく機会を見つけて、防具や応急手当てキットを調達しておきましょう。

主に狙うのは以外のアイテムです。

特殊プラスチックシールド/購入9/ガード4
応急手当てキット/購入8/HP2D回復
防弾防刃ジャケット/購入10/装甲3
鎖帷子/購入10/装甲8/行動値・回避ペナルティ
UGNボディアーマー/購入12/装甲8 



■デバフ的支援は?

 敵の判定ダイスを減らす
 敵の達成値を減らす
 敵のクリティカル値を上げる(悪化させる)
 バッドステータスを付与する
 敵の装甲を下げる(防具を破壊する)
 敵のガードを下げる
 etc
 
…等のデバフ的支援を行うエフェクトも数多く存在するのですが、パーティー単位などでよほどの特化をするなどしない限り、その分のコストを攻撃力に回した方が戦闘に貢献できます。
既存の数値を修正する事になるので、プレイアビリティも下がります。
これらのようなエフェクトは、ひとまずエネミーがPCに対して使うために設定されていると見なした方がよいです。
(バロールの行動値デバフを含めた効果を上手く特化するとそれなりに強いキャラクターにはなります。)


■クリティカル値を下げる支援は?

クリティカル7のコンボのクリティカルを6にすると、命中率期待値は大体10上がります。すなわちダメージが1D(期待値で5.5)上がる計算になります。



◆キャラクター例

1.【高速支援】エンジェルハイロゥ×ハヌマーン+オルクス

【コンストラクション】

▼能力値1421 支部長B
肉体1 〈回避〉1
感覚8 〈射撃〉1〈知覚〉1 〈芸術:歌〉+4
精神2 
社会1 〈調達〉1+3 〈情報〉1

▼エフェクト
4《エンジェルヴォイス》2LV +3D CR-1 
2《導きの華》1LV 修正+4
3《要の陣形》2LV 3体
2《ハードビート》1LV 攻+4
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》2LV

▼アイテム 常備化10/財産6
コネ×4

▼100%支援コンボ
侵蝕11/ダイス+3/修正+4/攻+4/クリティカル−1/三体/行動値18

メジャーアクション支援キャラクターのセオリーを踏まえたビルドです。
行動値は18なので仲間に先んじて支援を飛ばせます。
コンストラクション支援ならテッパンの構成と言えます。


10dx@10ドッジに対する効果比較はこんな感じです。仲間アタッカー3人に支援すればダメージレートは49.5。1人前の仕事になっていると言えるでしょう。


2.【セットアップ&オート支援+射撃】ノイマン×オルクス

【コンストラクション】【EA適合】

▼能力値 UGN支部長C
肉体1
感覚1 〈射撃〉+2
精神7
社会3 〈調達〉1+3

▼エフェクト 
6《戦術》2LV 全員+3D
4《100%:力の法則》2LV 攻+4D
4《妖精の手》1LV 追加ロール
2《コントロールソート:射撃》1LV 精神で射撃
2《コンセントレイト:ノイマン》2LV

▼100%攻撃コンボ
侵蝕4/攻撃力7/ダイス10/クリティカル7/修正1

▼100%支援コンボ
侵蝕6+4/全員ダイス+3/一人攻撃力+4D

▼アイテム 常備化14/6
ショットガン/7 攻7
ウェポンケース/1

非メジャーアクションの支援エフェクトを使うキャラです。行動値に依存せずに性能を発揮できます。

《妖精の手》。この枠は、セットアップ移動の《ファンアウト》、《勝利の女神》、GM質問の《インスピレーション》、情報判定の《生き字引》等でもいいですね。



3.【中速型攻撃力支援】オルクス×ブラックドッグ

【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントB
肉体2
感覚6 〈射撃〉1 〈知覚〉1
精神2 〈RC〉1〈知識:レネゲイド〉+2
社会2 〈調達〉1+3 〈情報:UGN〉1 〈情報:UGN〉+1 〈情報:裏社会〉+1

▼エフェクト
3《要の陣形》2LV 3体
2《導きの華》1LV 修正+4
4《解放の雷》2LV 攻+6 クリ-1
4《100%:力の法則》1LV 攻+3D
2《コンセントレイト:ノイマン》2LV

▼100%コンボ
侵蝕9/攻撃力+6/ダイス+0/クリティカル-1/修正+4/3体

行動値は14。射撃アタッカーより遅いですが、RCや白兵アタッカーよりは速いので、射撃アタッカーのいないチームで運用できます。
まあ、成長やフルスクラッチで《加速装置》を取得すれば問題ないのですが。

ダイスが増えないので一見ショボい?のですが、《狂戦士》で増える達成値は良くて10~20。つまりダメージが増えてせいぜい1~2D(期待値5.5~11)なので、固定値で6ダメージをブーストできるなら平均値なので問題ありません。クリティカルも下がるので、期待値的にはさらに上になるはずです。

3人に支援を配れば6×3=18ダメージ。《力の法則》の3Dダメージも載せれば、支援キャラながら初期作成アタッカー1人分のダメージレートは賄えている計算になります。



4.【戦術×常勝の天才】ノイマンピュア

フルスクラッチ

▼能力値 UGN支部長B
肉体1 〈回避〉1
感覚1 〈射撃〉1 〈知覚〉1
精神6 〈知識:レネゲイド〉+1
社会2 〈調達〉1+3 〈情報:UGN〉1
【能力値10】【技能7】

▼エフェクト
6《戦術》7LV 全員に8D
6《常勝の天才》7LV 全員に攻+32
4《ファンアウト》1LV 仲間をセットアップ移動
【エフェクト105】

《究極鑑定》
《プロファイリング》
《写真記憶》
《完全演技》
【イージーエフェクト8】

ノイマンピュアの定番と言って良いビルドです。
シーン中1ラウンドだけ仲間全員の攻撃力を爆上げする《常勝の天才》で敵を制圧します。ミドルフェイズ戦闘でも圧倒的な強さを発揮します。

メジャーアクションを使わないキャラクターなので、余裕を見て仲間のカバーリングをしてもよいです。
成長で《インスピレーション》を覚えれば、クライマックス戦闘中にボスのステータス情報を抜いたり、戦闘ギミック情報を抜いたり…等の活躍も可能になります(GM判断による)。

《戦術》《常勝の天才》はラウンド中持続するので、追加行動できるエフェクトとの相性がとても良いです。
キュマイラ《復讐の刃》、ノイマン《ラストアクション》、バロール《時間凍結》、ハヌマーン《ライトスピード》、Dロイス【触媒】、Dロイス【申し子:《セレリティ》】etc



サプリメントの代表的な支援効果

よく使われるもの、代表的なものをピックアップしてみます。

●上級ルールブック

有用なDロイスがいくつもあります。

ハーメルンの笛」ソラリス

ユニークアイテム
コスト40なので、4LVエフェクトに相当するアイテムです。
侵蝕率コスト無しで、ワーディングにシーン持続のドッジクリティカル−1効果を載せます。
これでほぼ相手はドッジが不可能になるので、命中支援効果としては十二分な効果です。
後はダメージ強化支援に専念できます。
高コストではありますが、非常にオススメできるアイテムです。


【複製体】★

他シンドロームから侵蝕制限の無いエフェクト一つを取得します。行動値の低さがネックだったオルクス×ソラリスのクロスブリードに、ブラックドッグの《加速装置》を付けたりできます。


【起源種】★

侵蝕率ダイスボーナスは無くなるが、侵蝕率上昇によるエフェクトLV上昇が多くなる。
支援キャラのテッパンDロイス。トライブリードだと恩恵が大きい。

【特権階級】

タイタス効果を他人に使える。
クリティカルを下げてもいいし、ダイスを増やしてもいいし、復活させてもいい。
使いすぎは禁物だが実に便利。


【指導者】

UGN支部長専用。これさえあれば、ガチアタッカーでもここぞというときにフリーアクションで強めの支援効果を飛ばせます。
支援専属キャラが持つより、アタッカータイプの支部長が持つ方が、行動バリエーションが増えてキャラが立ちます。


【触媒】★

他人にイニシアチブ追加行動を与える。
単体でも強いが、パーティー全員で持てば先制の追加1ラウンドが生まれるようなもの。
ラウンド持続効果《常勝の天才/攻撃力支援》と合わせると相乗効果がヤバい。
最強Dロイス談義で、よくその名前が上るDロイスである。


【記憶探索者】★

オートアクションで対象の昇華済みタイタスをロイスに復活させる。
Sロイスも元に戻せるのが強い。
やろうと思えば一度にSロイス効果を2つ乗せてダメージ+10Dとか、一人で《時の棺》3回撃ちとかできてしまう(最初・Sロイス効果・復活Sロイス効果)。
もちろんバックトラック支援に使っても良い。
強すぎるので所持を自粛する人もいるくらい強いDロイス。


●エフェクトアーカイブ

エグザイル・モルフェウス・ブラム=ストーカー(従者)等にも、効果はイマイチながらダイス支援エフェクト的なものが増えました。

《導きの華》変更

オルクス。
侵蝕コスト4になってしまいました。

《領域の加護》

オルクス。
メジャーアクション攻撃力支援。
係数2。
RCでも交渉でも使える。
地味だが結構効果的。

《ウィンドブレス》★

ハヌマーン
《援護の風/ダイス増加》のリミットエフェクト。
達成値も追加してくれている強力なエフェクトで愛用者も多いです。


●ユニバーサルガーディアン

支援効果の得られるエンブレムがいくつかあります。

「コマンドモービル」

UGN支部長のエンブレム。コスト30。
セットアップに搭乗できる強めのヴィークル。
シナリオ3回まで、+3Dの判定ボーナスを3回飛ばせる。


「キリングハウス」

UGN支部長のエンブレム。コスト5、使い切りだが3つまで取得できる。
自身の[感覚]と同値のダメージボーナス支援。
行動値の高い射撃アタッカー支部長にはかなりオススメ。


「バディムーブ」

UGNチルドレンのエンブレム。コスト15
ラウンド1回、達成値+3の支援を飛ばせる。
意外と便利。


●ヒューマンリレーション

《多重生成》★

ソラリスタブレット/射程距離視界》のリミットエフェクト。
対象をn体にできる。
オルクス《要の陣形》のオートタイミングバージョンと言えます。
応用範囲が広く、《帰還の声/エフェクト使用回数回復》の対象を複数体するのにも利用できます。
それまで単体にしか使えずイマイチ有効度が低かった《アクセル/行動値増加》を仲間全体に使えるようになったのも、見逃せない利点です。
サプリ環境ソラリス必携のエフェクトと言っても過言では無い。


《活性の霧》★

ソラリス。係数3/最大LV5で、セットアップに攻撃力を上げる。
行動値関係なく最初に発動できるのが強み。《多重精製》と組み合わせるとすこぶる強い。
ソラリスの新定番エフェクトとなった。


《戦場の魔術師》

《アドヴァイス/クリティカル・ダイス支援》のリミットエフェクト。
対象を3体にできる。
ノイマンピュアでも複数体にクリティカル支援が可能になった。


●レネゲイドウォー

有用性は微妙ですが、キュマイラやブラム・ストーカー、ブラックドッグなどにも支援系エフェクトが増えました。

《狂騒の旋律》

ハヌマーン
セットアップの範囲攻撃力バフ。
係数3/最大LV3。暴走も付く。
ピュアハヌマーンのオマケに付けると強い。
自己強化にも使える。
ラウンド中有効なので《ライトスピード/2回攻撃》との併用するのも良い。
ただし侵蝕コストは5と高目になっている。


《神機妙算》

ノイマン
行動値に精神の能力値さらに足されます。
ピュアブリードでもメジャーアクション支援を素早く使う事ができます。

《80%:天使の階梯》

オルクス
クリティカル値を下げて、さらに達成値も増やせる支援エフェクトです。

《鮮血の奏者》

ブラム=ストーカー
セットアップ攻撃力強化エフェクト。
係数3。単体。HPコストが必要。
これだけだと今一つな効果なのだが、ネームレスシティで追加されたユニークアイテム「サングイン/15」と合わせると、消費HP1でも攻撃力+18の効果に大化けする。
明らかにコストパフォーマンスがバグってるので自粛推奨。利用するとしても、現在のエフェクトのLVを越える効果は得られないとするのが良いだろう。


カッティングエッジ

《狩りの統率者》★

キュマイラの《ターゲットロック/対象限定攻撃力大アップ》を至近範囲の仲間にも付与する。
大概はボス相手のみの効果だが、攻撃力がシーン持続で18とか上がる。とても強い。

《ターゲットロック》のリミットエフェクト《攻性変色/EA/係数5》は《ターゲットロック》を強化するので、この《狩りの統率者》にも効果が上乗せされると考えられます(めちゃくちゃ強い)。
副次効果の暴走まで波及するかは判断に迷いますが、《攻性変色》使用者のみとした方がルールに即した形になると思います。



●バッドシティ

《シルフの詩》★

ハヌマーン《風の渡し手/交渉n体化》のリミットで、使用回数を回復させる。
攻撃にも使えてめちゃくちゃ便利
5人パーティーで、4人に支援を飛ばす時などは必須のエフェクト。


《砂塵霊》★

モルフェウス《砂の加護/オートダイス支援》のリミットで、コストは安くないものの係数4で攻撃力も増やす。
自分に使うのも強い。



◆サプリもりもり支援キャラ









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