【24.10.7加筆】重圧の何がそんなにヤバいのか？@TRPGダブルクロス

「連邦のイヌめ！重圧の使い方を教えてやるぜ！」

バッドステータスの重圧を受けると、オートアクションのエフェクトが使えなくなります。
オートアクションタイミングのエフェクトが使えなくなるだけで、オートアクション自体は可能です。

どれだけヤバイのか？最初はピンと来ませんよね。
マイナーアクションだけで回復もできますし。

というわけで、重圧について考えてみます。

◆重圧を与えるエフェクト
◆代表的なオートアクションのエフェクト
◆重圧の使い所
- ●プレイヤーとして重圧使う場合
- ●GMとして重圧を使う場合
◆重圧の影響を最も恐れるのはガードキャラ
- ◆重圧対策
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◆重圧を与えるエフェクト

少ないです。

＞バロール
意外な事にありません。

＞エグザイル
《エンタングル/白兵》　与ダメージ時
《うごめく弾丸/射撃》　与ダメージ時
《細胞侵蝕/RC/EA》　命中時

＞オルクス
《縛鎖の空間/RC》命中時

＞ノイマン
《封じ手/交渉/EA》命中時

命中時発動タイプの効果は、命中確定後のステップであるダメージロールに関わるオートエフェクトや、被ダメージトリガーのエフェクトを、その場で妨害できる事になります。

→《ダメージ軽減》各種、《滅びの遺伝子/ダメージ反撃》《ラストアクション/追加行動》《レネゲイドアブソーブ/エフェクト発動》

◆代表的なオートアクションのエフェクト

重圧によって使えなくなるオートアクションのエフェクトには、代表的なものとして以下のものが上げられます。

●カバーリングエフェクト

　サラマンダー《炎陣》
　キュマイラ《軍神の守り》
　ブラックドッグ《マグネットフォース》　等

●ガード力を大きく上げるエフェクト

　サラマンダー《氷盾》
　キュマイラ《イージスの守り》
　ブラックドッグ《磁力結界》　等

●ダメージを軽減するエフェクト

　ハヌマーン《波紋の方陣》
　サラマンダー《氷雪の守護》
　エグザイル《がらんどうの肉体》　等

●判定を助けるエフェクト

　モルフェウス《砂の加護》
　オルクス《妖精の手》
　オルクス《力の法則》　
　ノイマン《勝利の女神》
　ノイマン《支援射撃》　等

●割り込みで判定を妨害するエフェクト

　バロール《時の棺》
　エンジェルハイロゥ《フラッシュゲイズ》
　エグザイル《デビルストリング》　等

●カウンターダメージエフェクト

　サラマンダー《蒼き悪魔》
　エグザイル《自動触手》
　バロール《暗黒螺旋》　等
　

●復活エフェクト

　《奇跡の雫》
　《アクアウィターエ》

※《リザレクト》は使える。

●120％復活したり/ダメージを０エフェクト

　ハヌマーン《空蝉》
　ブラムストーカー《不死不滅》
　バロール《黒星招来》
　キュマイラ《魔獣の証》　等

↑ダメージ対応や復活系の120%エフェクトは、エフェクトアーカイブにて、重圧でも使えるように改善されました。
まあ、エネミーエフェクトの《異常耐性》があれば、基本ルール環境でも重圧自体を無効にできるので、もともとあまり問題はありませんでした。

…というわけで、重圧で封じられてしまうオートアクションのエフェクトを一言でいうと、好きなタイミングで「割り込んで使うエフェクト」となります。

重圧を受けてしまうと、自分の手番でマイナーアクションを使って解除するまでの間に、これらオートアクションエフェクトを使いたいタイミングがあった場合、悔しい思いをする事になるわけです。

「ゲフゥｯ」

◆重圧の使い所

●プレイヤーとして重圧使う場合

ボスエンゲージにいるガードエネミーのエフェクトを無力化したい場合が主になります。

ただし、メジャーアクション放棄によるカバーリング自体は封じられない点は注意して下さい。
トループのカバーリングエフェクト《献身の盾》も常時エフェクトなので、重圧では封じる事が出来ません。

…わざわざ重圧エフェクトを取得する価値はあんましないです。
このガードキャラ対策ならば、強制移動エフェクトの方がまだ有効です。

●GMとして重圧を使う場合

→オルクス使いが《妖精の手》や《力の法則》で調子に乗っている所にツッコミを入れたい時

→《時の棺》《デビルストリング》でキャンセルされまくるのがウザイ時

→ガチガードキャラにピンチを味わってほしい時

…等が主な所でしょうか。
ちょっとしたイヤガラセになります。

◆重圧の影響を最も恐れるのはガードキャラ

重圧中は、基軸エフェクトである
・《炎陣》等のカバーリングエフェクト
・《氷盾》等のガード力Upエフェクト
・《氷雪の守護》等のダメージ軽減エフェクト
これら全てが使えなくなります！

ガードキャラは、行動値が高くない事が多い為、マイナーアクションでの重圧解除を待っている間に、敵の攻撃がどんどん飛んで来ます。
この状況では、ガードキャラのキャラクターコンセプトが崩壊してしまいます。

「タイタスを使えばすぐ回復するけどどうする？」

◆重圧対策

オートアクションで重圧を消せないと、実質的に意味をなしません。
オートアクションのバッドステータス解除エフェクトには、以下のものがあります。

・バロール《セットバック》
・エグザイル《異形の守り》
・ブラムストーカー《瞑府の棺》
・一般エフェクト《リフレッシュ》

準備にマイナーアクションが必要ですが、
レネゲイドビーイングの《オリジン:コロニー》も悪くない性能です。

キュマイラなら、ガード中のみバステを無視する《獣の誇り》も有用です。ただし、このエフェクトはタイミング的に暴走は無視できないので注意して下さい。

ソラリスの《中和剤》等、支援キャラのメジャーアクションのバッドステータス解除エフェクトは、即効性に欠けるので重圧解除の場合、頼りにできません。

ガードキャラといえばサラマンダーが花形ですが、オートアクションでバッドステータスを消せるエフェクトがないので、ピュアブリードにするのは実のところ危険です。
一般エフェクトの《リフレッシュ》もオートアクションで重圧を消せますが、一回しか使えないので不安です。
コロニーのレネゲイドビーイングにしておくか、いざとなったらタイタスを使って解除する心構えが必要になります。

ちなみに、上級ルールブック掲載のDロイス【複製体】を使えば、サラマンダーピュアやキュマイラピュアでも、自分のシンドローム外のエフェクトを取得できますので、ガードキャラなら重圧対策の為に利用するのも全然アリです。