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【18.11.21更新5体】上級ルールのDロイス解説その1/賢者の石/起源種/変異種/対抗種/実験体@TRPGダブルクロス

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[賢者の石/起源種/変異種/対抗種/実験体]

上級ルールブックで追加された"Dロイス"52種類それぞれについて、有効利用方法などを解説してみたいと思います。五個づつの10記事シリーズになります。

後続のサプリメント"リンケージマインド"で効果が変わったもにも言及します。これについては、Dロイス名の下に【RM変更あり】と付記します。詳細データを明記出来ない点はお察し下さい^^;


ちなみにDロイスとは、上級ルールブックから登場した追加ルールで、7つあるロイス枠のひとつ(初期設定の固定ロイス枠)を費やす代わりに、特殊な設定とそれにまつわる能力やアイテム入手できる…というものです。

Dロイスがあるとキャラクター作成の幅が広がりますし、データ的にも強くなります。その分普通のロイス枠が6つに減ってしまうため、バックトラックの難易度が上がってしまいます。諸刃の剣と言えるでしょう。

しかし、上級ルールブック導入環境では九割以上のキャラがDロイスを持っている為、ゲームランス自体がDロイスありきで設定されるのが通例になっています。つまるところDロイスを持つデメリットはほぼ無いと言えます。

Dロイスを持っていないから弱い…ともならないので、基本ルールユーザーの諸氏はご安心下さい。
バックトラックが有利・攻防共に役立つタイタス使用回数が多いというのは、Dロイスよりも応用が利く堅実な選択肢です。

◆No.01 賢者の石(レネゲイドクリスタル)

クリティカル-2。判定が大幅に有利になります。

大きくダイスの増やせるエフェクト…キュマイラの《完全獣化》、ブラックドッグの《フルインストール》、モルフェウス《サポートデバイス》に、ハヌマーンの《リミットリリース》でクリティカル値を下げるクロスブリードが王道です。

侵蝕100%の《コンセントレイト》4LV 、ハヌマーンの《リミットリリース》@下限値5と合わせると、クリティカル値を3にできます。
 
例えばダイス14クリティカル3なら、達成値が大体80~100になります。200に達するのも珍しくありません。ダメージにして、50~100ほど上乗せされる可能性があるわけです。侵蝕が1D上がるとは言え、他のDロイスと比べても破格の効果です。

タイタスを追加で使って、ダイス14クリティカル2にすると、達成値は250辺りをメインに、最大で700位まで伸びます。

ダイス目を10にするオルクスのエフェクト《妖精の手》との相性が最高なので、コンビ打ちを視野に入れたパーティー編成を推奨します。

《リミットリリース》とコンボさせず、《コンセントレイト》のみと合わせる場合、侵蝕率100%以上でも、下限値の問題でクリティカル値は5にしかなりません。

上と同じダイス14だと、達成値は60辺りが目安になります。派手さには劣りますが、Dロイス一つの効果としては充分と言えます。  

このDロイスをはじめとしたゲーム中一回の"決め技"に対して、GMはくれぐれも考え無しに《時の棺》やダメージ0化エフェクトで対応しないようにしましょう。カタルシスを挫くマスタリングは悪手です。
 

▼サンプルキャラ1

ブラックドッグ×ハヌマーン@賢者の石

【コンストラクション】
"クリスタルブレイカー"

能力値 7221

5《100%:フルインストール》2LV    9d
6《リミットリリース》1LV
2《アームズリンク》1LV    2d
4《80%:MAXボルテージ》1 LV  -1d
2《コンセントレイト・ブラックドッグ》3LV

100%/侵蝕15+1D/攻撃力5(刀)/ダイス21/クリティカル5(-2)

《フルインストール》でダイスを増やすパターンです。燃費がものすごく悪いですが、ボスのHPをごっそり奪えます。

達成値は大体100~200辺りに収まります。ダメージにして+50~100位を見込めます。

《MAXボルテージ》は、賢者の石コンボを使わない時の継戦能力を担保するために取得してあります。
 


▼サンプルキャラ2

ハヌマーン×キュマイラ@賢者の石

【コンストラクション】
"クリスタルビースト"

能力値 8112

2《コンセントレイト・ハヌマーン》3LV
6《100%:リミットリリース》1LV
5《100%:獣の魂》1LV 5D
2《音速攻撃》2LV 3D
4《80%:フルパワーアタック》1LV 10

100%/侵蝕19+1D/攻撃力20(両手剣)/ダイス19/cr5-2

コンストラクション・単発セッションでの使用なら《完全獣化》より《獣の魂》を利用した方が効率的です。




 

◆No.2 起源種(オリジナルレネゲイド)

侵蝕率上昇に伴うダイスボーナスが無くなる代わりに、エフェクトのレベルが早く上昇するようになります。

自身の判定のダイスが増えなくても支障の無い、支援キャラの鉄板Dロイスですが、無くても困らないと言えば困りません。ぶっちゃけ、GMの用意する敵がその分強くなるだけです。

性能の底上げにはなるのですが、ブレイクスルーにはならないので、支援キャラのDロイスなら私としては、タイタス級の効果が望める【特権階級】【記憶探索者】【触媒】等の方が使いがいがあります。

ガードキャラでもよく選ばれますが、この場合[精神]が低いと衝動判定が苦手になり、肝心なときに暴走でカバーリングやガードができなくなってしまいかねません。〈意志〉技能と共に強化を忘れないようにしましょう。

80%の段階で《リザレクト》も2LVになるため、2D回復の2D侵蝕率上昇になります。普通なかなか無い状況なので忘れがちです。注意しましょう。



◆No.3 変異種(イレギュラー)

【RM変更あり】

特殊なエフェクトを利用出来るようになる代わりに、その特殊エフェクトをコンボしないとダイスペナルティーを受けてしまいます。

各シンドローム専用のものは、"常用はアレだけど、更なる一手を追加してくれる"といった風情のマニアックなものが揃っています。

追加習得も可能な変異種"特殊"エフェクトもありますが、これを目当てにDロイスを取得する程の魅力はありません。

変異種エフェクトは、GMとしてエネミーに使わせると考えると、プレイヤーに「うわ、そう来るかー」と言わせるのに利用できそうなエフェクトとも見ることができます。

リンケージマインドでは、いくつかのデータ変更が行われています。

《破邪の瞳》 侵蝕4から5へ
《コキュートス》 ダイスペナルティ3から2へ
《ハードラック》 最大レベル3から5へ
《ピアシング》 ダメージ-10か-5へ
ウロボロス用》《80%制限》《100%制限》の三種類追加

特にオススメできるものをいくつか挙げてみます。というか、これら以外を使ってるPCを見た記憶が私は無いかもしれません…



モルフェウスドッペルゲンガー
RC攻撃もガード不可にできるレアなエフェクトです。ダメージも増えます。ポン付けで役に立ちます。

▼ビルド例

モルフェウス×エンジェルハイロゥ@変異種

能力値 1911

2《光の手》1LV
2《砂の刃》1LV 4
2《パラライズ》1LV 範囲選択 硬直
4《100%:クリスタライズ》3LV 12
5《Dドッペルゲンガー》1LV 5

100%/侵蝕17/攻撃力21/ダイス12/装甲無視/ガード無視/範囲選択/硬直

装甲ガード無視の範囲攻撃というコンセプトです。とは言え《クリスタライズ》は《マスヴィジョン》にした方が攻撃力が安定します。

《陽炎の衣》も付ければ、キャンセルエフェクトも受けなくなります!

火力は落ちますがシーン攻撃の《スターダストレイン》を使うこともできます。

RCアタッカーとしては、最も応用性が高いビルドと言えます。



ノイマン《プレディクション》
攻撃をドッジ不可にできます。必中です。卑近な例だとピュア以外のビルドでハヌマーンの《サイレンの魔女》を強制的に当てたり、《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》コンボの攻撃修正ペナルティーを乗り越えるのにも使えます。フルスクラッチでダイスが少なくなったビルドなどにもぴったりです。

ドッジのクリティカルにペナルティを与えるエフェクトと違い、エネミー専用の固定値ドッジエフェクト《イベイジョン》にも有効な所が優秀です。



●サラマンダー《コキュートス》
複数回使えてクリティカルもするシーン攻撃です。程よく強すぎない感じが好感触です。
ダイスペナルティーもありますが、ピュアブリードの《結合粉砕》と合わせれば充分実用可能です。

▼ビルド例1

サラマンダーピュア@変異種

【コンストラクション】

能力値 4152

4《ピュア:結合粉砕》3LV    +3/4d
4《D:コキュートス》1LV  6 -3d
3《灼熱の砦》1LV   6
1《焦熱の弾丸》1LV   4
2《80%:終末の炎》1LV 10

100%/侵蝕16/攻撃力26/ダイス9/シーン/装甲無視

ダイスが少ないので、仲間に支援キャラがいると助かりますね。 




●特殊《アクティベイト》
HPをコストにして達成値を伸ばします。達成値で勝負するクロスブリード《サイレンの魔女》使いや、達成値が不安な《マルチウェポン》使いだと利用価値が出てきます。

《オリジン~》のエフェクトで固定値を伸ばせるレネゲイドビーイングや、ブラックドッグの《アタックプログラム》《ハードワイヤード》との相性も良好です。

使用回数制限や組合せ技能制限がないので、ミドルフェイズの調達や情報収集やFS判定にも利用できる、隠れ便利エフェクトです。



●特殊《ハードラック》
ダイス一つを振り直せます。最大使用回数4回・侵蝕3で手軽に使えるので、比較的ではありますが追加習得にオススメです。
15ダイス・クリティカル値7なのに、一つもクリティカルしないとか普通に起こりますので…
 


◆No.4 対抗種(カウンターレネゲイド)

レネゲイド関連の相手に与えるダメージがいつも+2D。メインプロセス終わりにHPを3失う。

侵蝕率が上がらず手軽に攻撃力を上げられるので、用いられる頻度がとても高いDロイスです。厨二フレーバーが濃いので、演出もはかどります。

HPを3"失い“ますが、HPが1の時でも効果が発動します(メインプロセス終わりまでにHPを4以上にしておかないと倒れる事になります)。相手がレネゲイド関連のエネミーなら、不必要な時にも必ず発動してしまう点に注意が必要です。ブラムストーカーの命中時にHPを回復するエフェクト《乾きの主》と相性抜群です。
 
ブラムストーカーなどのHPを"消費する”=HPが無いと発動できないエフェクトとは違う点を、把握しておきましょう。ダブルクロスのまぎらわしいルールのひとつです。




◆No.5 実験体(ロストナンバー)

【RM変更あり】

能力値+3、基本侵蝕率+3
(リンケージマインド版は、能力値+4、基本侵蝕率+5)

キャラクター作成時にシンドロームの能力値相性が悪くて実現困難だった、あんなビルドやこんなビルドが可能になる、とても便利なDロイスです。

優秀な能力値配分を更に伸ばしたり、アタッカーの[社会]に割り振って情報収集や常備化を強化するような使い方も乙です。

一般的なダイス増加系Dロイスと比べても、能力値自体が増えることによるHPや行動値等のパラメーターの増加が得られる分優れていると言えます。

フルスクラッチで用いる場合、能力値3=経験点30に値するので、エフェクトレベルを伸ばすビルドに役立ちます。効率の良さは全Dロイスの中でも随一です。


▼ビルド例

ブラックドッグピュア@実験体

【コンストラクション】

能力値 4281

1《イオノクラフト》1LV
2《雷の槍》1LV    6.8 -1D
3《雷神の鎚》2LV   6
4《MAXボルテージ》1LV 10 -1D
2《コンセントレイト》3LV

100%/侵蝕11/攻撃力24/ダイス9/至近不可・範囲選択

実験体を使えば、ブラックドッグピュアのRCビルドも充分実用レベルになります。ダイスペナルティーの多いシーン攻撃《フラッシングプラズマ》の運用も、視野に入れる事が可能になります。



以上No.5まで。シリーズ記事はタイトル下の[Dロイス]タグにもリンクされています。


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ダブルクロスThe 3rd Edition上級ルールブック