サンプルキャラを使う人がいる卓に、コンストラクションやフルスクラッチのキャラを持ち込める場合。
たまにありますよね。
コンストラクションだとしても"普通"にビルドするだけで、サンプルキャラよりはだいぶ強くなってしまいます。
結果的にサンプルキャラを使っている人の、見せ場や存在価値を喰ってしまう事になりかねません。
長くTRPGをやっている方なら経験あるのではないでしょうか。
…自分が初心者で入っている卓で、オレツエー無双されてシラけた経験。
…もしくはやってしまった黒歴史。
まあまあそんなわけで、「性能をサンプルキャラ以下に押さえる、コンストラクションビルド」の提案です。
◆サンプルキャラのビルドレギュレーション
サンプルキャラを検証した結果、以下に示すレギュレーションに倣えば良い感じになるかと思います。
1.対象単体コンボの攻撃力は最大21。
対象単体以外コンボの攻撃力は最大10。
範囲攻撃キャラと単体攻撃キャラは、明確に作り分けされています。基本ルールブック以外のサンプルキャラだと、範囲攻撃の攻撃力が最大13のキャラクターもいます。
2.市販武器の常備化制限
エフェクト武器を取得している場合のみ、追加という形で常備化可能とする。
適合する技能で扱える武器エフェクトを持たないブリードならば、この条件を無視しても構わない。
→ノイマンピュアやブラムストーカーピュアで、飛び道具を使うビルド。
→ハヌマーンピュアやソラリスピュアで、白兵攻撃を行うビルド。
3.武器エフェクト以外で攻撃力の上がるエフェクトは最大二つまで。
以上こんな感じです。結構厳しいですよね^^;
このレギュレーションを下敷きにサンプルキャラ達を見ると、最適に近いビルドに作られている事がわかると思います。
※後で出たサプリメント掲載のサンプルキャラはこのレギュレーションより強いものが、ちらほらいます。
◆レギュレーションの特性
組んでみると分かるのですが、侵蝕制限のあるエフェクトは、"侵蝕が上がらないと性能が発揮できない"というデメリットが強調される感じになります。
侵蝕制限の無いエフェクトを組み合わせて、100%未満の戦闘力を保つビルドにした方が優位性の高いキャラクターに仕上がります。
そういった意味で、侵蝕制限エフェクトが利用しにくかったトライブリードの欠点が目立たず、その多彩性や能力値構成の融通という利点が生きてきます。厳しい制限の中での性能追求という観点から、レネゲイドビーイングの利用価値も高まります。これに関してはポン付けで役に立ちます。
攻撃力にキャップがあるので、白兵キャラはアタッカーとしての優位性が殺される形になっています。
同じ攻撃力ならば、素早く動けて射程も長い射撃ビルドの方が当たり前に優秀です。同じ理由で、性能だけを見るなら射撃ではなくわざわざRCビルドを選ぶ理由も薄いです。
色々書きましたが、この記事の意義は「初心者と同卓する玄人さん向けのキャラビルド提案」です。
初心者さんをうまくサポートできるよう、パーティーの機能を補完するキャラを念頭にビルドしましょう。支援キャラ・カバーリング・《力の法則》など、他のキャラをもり立てる機能の搭載を前提にビルドするのもいいかもしれません。