ダブルクロスのススメ

●8/15韓国語版のクラウドファンディング開始。2800%達成!●6/24久々にエラッタとFAQが更新されました。ほぼIA関連です。●冬予定の新サプリ「アンチェインアームズ」に新シンドロームがふたつ載ります!GF誌の特集号も出ます●超名作の呼び声高いキャンペーンシナリオ「ハートレスメモリー」と2ndのルールブックが電子書籍で8/20に配信されました!【更新履歴】●9/16転生者にオススメリミット加筆●9/16ドッジ記事にヘイト集めドッジ加筆●9/15隠密記述に加筆●9/14トライブリード記事に加筆●8/1

【24.9.1加筆】上級ルールのDロイス解説その1/賢者の石/起源種/変異種/対抗種/実験体@TRPGダブルクロス


[賢者の石/起源種/変異種/対抗種/実験体]

上級ルールブックで追加された"Dロイス"52種類それぞれについて、有効利用方法などを解説してみたいと思います。五個づつの10記事シリーズになります。

後続のサプリメント"リンケージマインド"で効果が変わったもにも言及します。これについては、Dロイス名の下に【RM変更あり】と付記します。

ちなみにDロイスとは、上級ルールブックから登場した追加ルールで、7つあるロイス枠のひとつ(初期設定の固定ロイス枠)を費やす代わりに、特殊な設定とそれにまつわる能力やアイテム入手できる…というものです。

Dロイスがあるとキャラクター作成の幅が広がりますし、データ的にも強くなります。その分普通のロイス枠が6つに減ってしまうため、バックトラックの難易度が上がってしまいます。諸刃の剣と言えるでしょう。

しかし、上級ルールブック導入環境では九割以上のキャラがDロイスを持っている為、ゲームランス自体がDロイスありきで設定されるのが通例になっています。つまるところDロイスを持つデメリットはほぼ無いと言えます。

Dロイスを持っていないから弱い…ともならないので、基本ルールユーザーの諸氏はご安心下さい。
バックトラックが有利・攻防共に役立つタイタス使用回数が多いというのは、Dロイスよりも応用が利く堅実な選択肢です。

※Dロイスのデータについては、当然ですがあえて完全には記載しておりません。
運用する際は手元にルールブック(上級ルールブックやリンケージマインド)をご用意下さい。


 


◆No.01 賢者の石(レネゲイドクリスタル)

ゲーム中一回だけクリティカル値-2。

普通のビルドで使っても、リスクの割にそれほど大きな効果は得られません(クリティカル4攻撃で達成値分ダメージ+4Dとか)。

賢者の石の利用に特化したビルドに投入してクリティカル2攻撃を行うのが王道です(ダメージ+200とか)。

特に低経験点環境では破格の強さを発揮しますが、総経験点180クラスになるとラウンド当り100ダメージくらいは普通に出せる様になるので、2回行動と大差無い効果になります。


▼賢者の石のクリティカル下限値について
クリティカル下限値は、エフェクトとタイタスで別計算というFAQが出ていますが、Dロイスやアイテム効果のクリティカル下限値の扱いはどちらに属するか明記されておりませんでした。

これは後日出てきたデータにより判明します。Dロイス【遺産継承者/聖剣の王者RW/マイナーアクションでクリティカル−2を発生させる】の効果は、アイテムとエフェクトの下限値を合算する前提の性能であったのです。


▼サプリによる強化
「レネゲイズアージ」では、賢者の石の使用回数を回復するユニークアイテム「グローイングクリスタル/コスト30」や、賢者の石自体の効果を変更する「銀の石/コスト0」シリーズ七種が紹介されています。


▼こちらの記事も参考になると思います。
caunserahomare.hatenablog.com


NEW1.【射撃/妖精の手!】ハヌマーン×オルクス@賢者の石

【EA適合】【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントB
肉体1 〈回避〉1
感覚6 〈射撃〉1+3
精神2 〈RC〉1
社会3 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1

▼エフェクト
2《形無き剣》1LV ドッジ−2D
3《電光石火》2LV +4D HP-1D
4《妖精の手》1LV リロール
2《コンセントレイト:オルクス》1LV
2《コンセントレイト:ハヌマーン》3LV

▼アイテム 常備化12/財産4
ショットガン/7 攻7 修正-1
ウェポンケース/1

▼100%コンボ クリティカル2攻撃
侵蝕9+4+1D/攻撃力7/ダイス13/クリティカル2/修正3/妖精の手使用

達成値期待値300.6 +《妖精の手》90.9
ダメージ期待値175.6 +《妖精の手》54.4

《コンセントレイト》を2つ 組み合わせるという一見トンチキなビルドとなっています。
《妖精の手》で、ダイスひとつをクリティカル2でぶん回し、さらに達成値をブーストします。
一発屋です。

エフェクトアーカイブ掲載、《妖精の手》のリミットエフェクト《妖精の輪》を使えば、もう一回追加でリロールが可能になり、大体100ダメージ程が上乗せされます。

出目操作でクリティカル達成値を稼ぐビルドは、バロール専用Dロイス【時使い】でも可能です。タイタスを使う事にはなりますが、出目修正を三回まで使用出来るので、達成値を300程度は盛れる計算です。
バロール×ハヌマーンのコンストラクション/侵蝕率コスト約30で、達成値600程になります。



NEW2.【白兵/オーバードーズ】キュマイラ×ソラリス@賢者の石

【上級ルール】【コンストラクション】

▼能力値
肉体6 白兵4
感覚1
精神1
社会4 調達3

▼エフェクト
3《アドレナリン》2LV +4D
3《ターゲットロック》1LV 攻+6
2《獣の力》1LV 攻+4
4《100%:オーバードーズ》1LV LV+2
2《コンセントレイト:ソラリス》3LV

▼アイテム 常備化12/財産3
ワイヤーウィップ/8 攻6 修−2 10m
ウェポンケース/1 

フルコンボ
侵蝕11(準備3)+1D/攻撃力22/ダイス15/クリティカル2/修正2/達成値期待値312.6/ダメージ期待値197.8

オーバードーズ》により侵蝕率100%の《コンセントレイト》を6LVにして、さらに【賢者の石】を使用。タイタスを使わずにクリティカル値を2にします。

【賢者の石】
オーバードーズ》1LV
《コンセントレイト》3LV
…これらのパーツを搭載すれば良いので、白兵と限らず様々なパターンでビルドが可能です。



 

◆No.2 起源種(オリジナルレネゲイド)

侵蝕率上昇に伴うダイスボーナスが無くなる代わりに、エフェクトのレベルが多く上昇するようになります。

支援キャラやガードキャラの定番にして鉄板のDロイスです。
侵蝕率でダイスが増えなくはなるものの、ダイスの増えるエフェクトをチョイスしておけばほとんど問題ありません。

ガードキャラで使う場合、[精神]の能力値が低いと衝動判定が苦手になり、肝心なときに暴走でカバーリングやガードができなくなってしまいかねません。〈意志〉技能と共に強化を忘れないようにしましょう。

ピュアブリードと併用して、エフェクト最大LVを基準の+3までブーストする特化ビルドでも活躍します。係数の高いエフェクトを組み合わせたコンボの効果が爆上がりします。コンストラクションビルドでも有用ですが、フルスクラッチビルドでこそ輝く効果と言えます。
ピュアブリードでエフェクトLV特化ビルドをするなら、1つだけ最大LV+2(実質+4)にする【超血統】も強いです。

トライブリードと併用して、エフェクト最大LVの低さを補うという活かし方もあります。特に使用回数がLV回のエフェクト…《ポイズンフォッグ》《要の陣形》など…の運用が楽になります。

80%の段階で《リザレクト》も2LVになるため、2D回復の2D侵蝕率上昇になります。普通なかなか無い状況なので忘れがちです。注意しましょう。

データ的にかなり強化はされますが、タイタス昇華級のブレイクスルーにはなりません。
支援系キャラのDロイスなら私としては、他人にタイタスを適用できる【特権階級】、ロイスを復活させる【記憶探索者】、追加行動させる【触媒】等の方が使いがいがあります。




◆No.3 変異種(イレギュラー)

【RM変更あり】

特殊なエフェクトを利用出来るようになります。
代償としてその特殊エフェクトをコンボしないとダイスペナルティーを受けてしまいます。
ほとんど見かけない・使われないDロイスです。

エフェクトの性能としては"常用はアレだけど、更なる一手を追加してくれる"といった風情のマニアックなものが揃っています。

追加習得も可能な変異種"特殊"エフェクトもありますが、これを目当てにDロイスを取得する程の魅力はありません。

リンケージマインドでは、いくつかのデータ変更が行われています。

《破邪の瞳》 侵蝕4から5へ
《コキュートス》 ダイスペナルティ3から2へ
《ハードラック》 最大レベル3から5へ
《ピアシング》 ダメージ-10から-5へ
ウロボロス用》《80%制限》《100%制限》の三種類追加

以下、特にオススメできるものをいくつか挙げてみます。

●バロール《ファストフォワード》

持続しているエフェクトを打ち消すやつ。
特にオススメでも無いのですが、トピックがあります。
似た効果を持つウロボロスの《散滅の腕》と違って特記が無く、エネミーエフェクトや常時エフェクトを消せない事は無さそうなのです…解釈次第では、ボスの《生命増強》や《異常耐性》etc も消せるかもしれません!
…ゲームバランスが崩壊するので全くオススメはできませんが^^;
真面目な話をすると、対エネミー用と考える場合、ほぼエネミー専用の一般エフェクト《ヴァイタルアップ/侵蝕率-100だけHPアップ》を消す役には立ちます。
あとは、ソラリス《抗いがたき言葉/ダイスペナ》や、オルクス《奈落の法則/クリティカルペナ》等々のバステではない不利な影響を消すことも出来ますが、このためにわざわざDロイス枠を使う事は無いですね。
このエフェクトはサブエネミーに使わせて、《完全獣化》《インフィニティウェポン》《黒曜の鎧》《赤色の従者》等々を使うPCへの嫌がらせに使うのが主な使い方となりそうです。





モルフェウスドッペルゲンガー

RC攻撃や〈運転〉攻撃もガード不可にできる超レアなエフェクトです。ダメージも増えます。ポン付けで役に立ちます。

1.【RC/ガード突破ドッペルゲンガー!】モルフェウス×エンジェルハイロゥ@変異種

▼能力値 UGNエージェントB
肉体1
感覚9 〈射撃〉1+3 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉1
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1

▼エフェクト
2《光の手》1LV 感覚RC
2《砂の刃》1LV 攻4 ガード-5
2《パラライズ》1LV 範囲選択 硬直
4《100%:クリスタライズ》2LV 攻9 装甲無視
5《D:ドッペルゲンガー》1LV 攻5 ガード無視
2《コンセントレイト:モルフェウス》3LV

▼100%コンボ
侵蝕17/攻撃力18/ダイス12/クリティカル7/修正4/装甲無視/ガード無視/範囲選択/硬直

装甲ガード無視の範囲攻撃というコンセプトです。とは言え《クリスタライズ》は《マスヴィジョン》にした方が攻撃力が安定します。

《陽炎の衣》も付ければ、キャンセルエフェクトも受けなくなります!

火力は落ちますがシーン攻撃の《スターダストレイン》を使うこともできます。

RCアタッカーとしては、最も応用性が高いビルドと言えます。

1.5【射撃/速攻ガードキラー】モルフェウス×エンジェルハイロゥ@変異種

130フルスクラッチ

▼能力値
1811
【能力値20】【技能10】

▼エフェクト
5《D:ドッペルゲンガー》1LV 攻5 ガード無視
3《ハンドレッドガンズ》1LV 攻6
3《ペネトレイト》1LV -1D 装甲無視
3《ギガンティックモード》1LV 範囲選択
2《小さな塵》4LV 攻10
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV
【100】

侵蝕15(準備3)
60%のダメージ期待値37.1
100%のダメージ期待値41.3

燃費は相応。
ボス+2体までのブロッカーなら一撃で葬れる性能です。

クライマックス火力強化には《マスヴィジョン》が利用できます。フルコンボの燃費はアレですが。


New1.7【ガードも無視するサイレン】モルフェウス×ハヌマーン@変異種

【フルサプリ】

レネゲイドビーイングC
2322 RC4
【能0】【技10】

2《砂の刃》1LV 攻4
5《D:ドッペルゲンガー》1LV 攻5
5《サイレンの魔女》1LV 攻6
2《オリジン:レジェンド》1+4LV 修+12
【50】

20/怨念の呪石IA 攻+2D
30/スレイヤーの証IA 攻+3D
5/アフターライフIA
15/キルリーダーIA 攻+2D

5dx@10+16 攻15+7D 侵蝕5+12
ダメージ期待値71.9
シーン選択装甲ガード無視

ちょっと強すぎるか。
行動値が低いのが残念。



ノイマン《プレディクション》

攻撃をドッジ不可にできます。必中です。
ピュア以外のビルドでハヌマーンの《サイレンの魔女》を強制的に当てたり、《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》コンボの攻撃修正ペナルティーを乗り越えるのにも使えます。
フルスクラッチでダイスが少なくなったビルドなどにもぴったりです。

ドッジのクリティカルにペナルティを与えるエフェクトと違い、エネミー専用の固定値ドッジエフェクト《イベイジョン》にも有効な所が優秀です。


●サラマンダー《コキュートス》

複数回使えてクリティカルもするシーン攻撃です。程よく強すぎない感じが好感触です。
ダイスペナルティーもありますが、ピュアブリードの《結合粉砕》と合わせれば充分実用可能です。

2.【RC/ピュアコキュートス!】サラマンダー@変異種

【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントC
肉体4
感覚1
精神5 〈RC〉1+3 〈知識:〉2 〈意志〉1
社会2 〈調達〉1+2

▼エフェクト
4《ピュア:結合粉砕》3LV  +4d 装甲無視
4《D:コキュートス》1LV  攻6 -3D シーン
3《灼熱の砦》1LV 攻6
1《焦熱の弾丸》1LV 攻4
2《80%:終末の炎》1LV 攻10 HP-10
2《コンセントレイト:サラマンダー》2LV

▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力26/ダイス9/シーン/装甲無視

ダイスが少ないので、仲間に支援キャラがいると助かりますね。 


2.5【RC/ウロボロスコキュートス】サラマンダー×ウロボロス@変異種

【コンストラクション】
【エフェクトアーカイブ
【リンケージマインド】

▼能力値
肉体3
感覚1
精神7 RC4
社会1 調達3

▼エフェクト
4《D:コキュートス》1 攻6 -2D シーン選択
4《赤:魔獣の衝撃》2 攻5 +3D
3《螺旋の悪魔》1 攻6 暴走
6《黒:100%:マスヴィジョン》1 攻10
2《先陣の火》1 行+10
2《コンセントレイト:ウロボロス》3

▼アイテム 常備化8/財産5
コネ×3

▼100%コンボ
侵蝕16(準備5)/ダイス11/攻27/修正4/シーン選択

燃費悪いのでEロイス前提のバランスですねー
フルスクラッチにして、《マスヴィジョン》を切り、他のエフェクのLVを伸ばす方が良いですね。


2.6【光のコキュートス】エンジェルハイロゥ×サラマンダー@変異種

【フルサプリ】

2361 RC4
【能30】【技10】

4《D:コキュートス》1LV 攻6 -2D
2《光の弓》1LV 攻4 至近不可
2《氷の回廊》1LV 移動
4《100%:マスヴィジョン》1LV 攻10
2《コンセントレイト》3LV
【70】

20/輝光弓IA +4D

11dx@7+4 攻20 侵蝕12
シーン選択



●《降魔の雷》

3【RC/イカヅチ!】ブラックドッグ×ノイマン@降魔の雷

▼能力値 UGNエージェントC
肉体2
感覚1
精神8 〈RC〉1+3 〈意志〉1 〈知識:〉2
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1

▼エフェクト
2《雷の槍》1LV 攻8 至近不可 -1D
3《雷神の鎚》1LV 攻6 範囲 至近不可
1《イオノクラフト》1LV 移動
2《雷の加護》1LV +2D
2《コンセントレイト:ブラックドッグ》2LV
4《D:降魔の雷》1+2LV 攻16 ドッジ-2D

▼60%コンボ
侵蝕13/攻撃力24/ダイス9/クリティカル8/修正4/至近不可/範囲選択/ドッジ-2D

▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力30/ダイス12/クリティカル7/修正4/至近不可/範囲選択/ドッジ-2D


コンストラクションながら、ミドルフェイズからかなり高い攻撃力を発揮できます。
ドッジペナルティを頼みにして《コンセントレイト》は2LVに抑えて攻撃力に振り向けてあります。

《D:降魔の雷》の使用回数が切れると、攻撃コンボに合計-2Dのペナルティが掛かるので《雷の加護》を取得しています。


●特殊《アクティベイト》

HPをコストにして達成値を伸ばします。達成値で勝負するクロスブリード《サイレンの魔女》使いや、達成値が不安な《マルチウェポン》使いだと利用価値が出てきます。

《オリジン~》のエフェクトで固定値を伸ばせるレネゲイドビーイングや、ブラックドッグの《アタックプログラム》《ハードワイヤード》など固定値増強エフェクトとの相性も良好です。

HPが減ったげ攻撃力が上がるブラックドッグの《雷鳴の申し子》との相性も良好です。

使用回数制限や組合せ技能制限がないので、ミドルフェイズの調達や情報収集やFS判定にも利用できる、隠れ便利エフェクトです。
 







◆No.4 対抗種(カウンターレネゲイド)

レネゲイド関連の相手に与えるダメージがいつも+2Dになる。

侵蝕率が上がらず手軽に攻撃力を上げられるので、用いられる頻度がとても高いDロイスです。
特に攻撃力が不足しやすいミドルフェイズの戦闘で頼りになります。
厨二フレーバーが濃いので、演出もはかどります。

HPを3"失い“ますが、HPが1の時でも効果が発動します(メインプロセス終わりまでにHPを4以上にしておかないと倒れる事になります)。
ブラムストーカーの命中時にHPを回復するエフェクト《乾きの主》と相性抜群です。
 
ブラムストーカーなどのHPを"消費する”=HPが無いと発動できないエフェクトとは違う点を、把握しておきましょう。ダブルクロスのまぎらわしいルールのひとつです。

サプリメント「レネゲイズアージ」では、効果をさらに+2D、バックファイアも+2Dに出来るユニークアイテム「オーバーカウンター/コスト10」が登場しています。


1.【射撃/王道速攻タイプ】モルフェウス×エンジェルハイロゥ@対抗種

【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントB
肉体1 
感覚9 〈射撃〉1+3 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉1
社会1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1+

▼エフェクト
3《ハンドレッドガンズ》1LV 攻6
3《ギガンティックモード》1LV 範囲
2《小さな塵》1LV 攻4
4《100%:マスヴィジョン》2LV 攻15
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV

▼アイテム 常備化8/財産4
コネ:UGN/1
コネ:噂/1
コネ:裏社会/1
コネ:要人/1

▼60%コンボ
侵蝕4(準備3)/攻撃力7+2D/ダイス10/クリティカル7/修正4/HP-3

▼100%コンボ
侵蝕11(準備3)/攻撃力25+2D/ダイス12/クリティカル7/修正4/範囲選択/HP-3


使用回数制限の無い《ギガンティックモード》で場を制圧する、射撃アタッカーの王道ビルドです。
侵蝕率100%未満の攻撃力不足を【対抗種】が的確に補ってくれています。


2.【白兵/渇きの主】ブラム=ストーカー×キュマイラ@対抗種

▼能力値 高校生
肉体8 〈回避〉1 〈白兵〉+4
感覚2 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉2
社会1 〈情報:噂〉1 〈調達〉+1

▼エフェクト
4《渇きの主》1LV 装甲無視 HP回復8
3《破壊の爪》1LV 攻10
1《ハンティングスタイル》1LV 移動
4《80%:ブラッドバーン》2LV 攻12 HP-5
2《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》3LV

▼60%コンボ
侵蝕6(準備3)/攻撃力9+2D/ダイス9/クリティカル7/修正4/装甲無視/HP回復4/HP-3

▼100%コンボ
侵蝕10(準備3)/攻撃力22+2D/ダイス11/クリティカル7/修正4/装甲無視/HP回復8/HP-3

《渇きの主》は命中した時点(ダメージロール以前)でHPが回復するので、敵からカウンターダメージを受けない限り、対抗種のHP3失う効果で倒れる事はまずありません。


3.【RC/プラズマカノン3体攻撃】サラマンダー×オルクス@対抗種

▼能力値 UGNエージェントC
肉体2
感覚1
精神6 〈RC〉1+3 〈意志〉1 〈知識:〉2
社会3 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1

▼エフェクト
1《棘の縛め》1LV 攻2 硬直
3《要の陣形》2LV 3体攻撃
3《アニマルテイマー》1LV +3D
4《100%:プラズマカノン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:オルクス》3LV

▼60%コンボ
侵蝕6/攻撃力1+2D/ダイス9/クリティカル7/修正4/硬直/HP-3

▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力12+2D/ダイス12/クリティカル7/修正4/3体/HP-3

クライマックスでは強いのですが、ミドルフェイズではどうしても火力不足だったビルドで対抗種を生かします。


4.【射撃/バリクラ三体攻撃】ブラックドッグ×オルクス@対抗種

▼能力値 UGNエージェントB
肉体2
感覚6 〈射撃〉1+2
精神2
社会2 〈調達〉1+3

▼エフェクト
2《形なき剣》1LV ドッジ-2D
3《要の陣形》2LV 三体攻撃
3《アニマルテイマー》1LV +3D
4《80%:バリアクラッカー》1LV 装甲ガード無視
2《コンセントレイト:オルクス》3LV

▼アイテム 常備化12/財産0
ボルトアクションライフル/10
ウェポンケース/1
ウェポンケース/1

▼60%コンボ
侵蝕7/攻撃力8+2D/ダイス9/クリティカル7/修正3+5/HP-3

▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力8+2D/ダイス12/クリティカル7/修正3+5/三体攻撃/装甲ガード無視/HP-3


装甲ガード無視を三体攻撃にします。
射撃アタッカーとしては行動値14と遅めではありますが、戦況打破力は折り紙付きです。
接近戦闘用にショットガン(購入11)を入手してウェポンケース/1に入れておきます。



◆No.5 実験体(ロストナンバー)

【RM変更あり】

能力値+3
(リンケージマインド版は能力値+4)

キャラクター作成時にシンドロームの能力値相性が悪くて実現困難だった、あんなビルドやこんなビルドが可能になる、とても便利なDロイスです。
番役に立つDロイスと言っても過言ではありません。

優秀な能力値配分を更に伸ばしたり、アタッカーの[社会]に割り振って情報収集や常備化を強化するような使い方も乙です。キャラクターが断然運用しやすくなります。

他のダイス増加系Dロイス……【秘密兵器/Rコントローラー】【戦闘用人格】【究極の0】【光使い】……と比べても、能力値自体が増えることによるHPや行動値等のパラメーターの増加が得られる分優れていると言えます。

フルスクラッチで用いる場合、能力値3=経験点30に値するので、エフェクトレベルを伸ばすビルドに役立ちます。効率の良さは全Dロイスの中でも随一です。

密かな利点として、肉体を11以上にすればタイタス復活時のHPが21以上になるので、HP20のコストが必要なバロールの追加行動エフェクト《時間凍結》が格段に使いやすくなるというものがあります。

●注意点
フルスクラッチのルールを厳密に採用すると、Dロイスを取得するのは能力値を決めた後、さらにこの時点で0の能力値を設定できない…というルールに抵触する形になるので、この"【実験体】を使って能力値を1に設定する事は出来ない"という裁定も存在します。
何らかの理由?でDロイスが無くなった場合に0の能力値が出来てしまうのはよろしくないという理由もあるようです。
利用前にはGMさんに確認しておきましょう。
ちなみに私はこの裁定を採用していません。
後付けではなく実験体として生を受けたパターンもアリだと考えるので。


1.【RC/ピュアの雷撃使い】ブラックドッグピュア@実験体

【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントC
肉体4
感覚2
精神5+3 〈RC〉1+3 〈知識:〉2 〈意志〉1
社会1  〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1

▼エフェクト
1《イオノクラフト》1LV 移動
2《雷の槍》1LV   攻8 -1D
3《雷神の鎚》2LV  攻6 範囲
4《MAXボルテージ》1LV 攻10 -1D
2《コンセントレイト》3LV

▼100%コンボ
侵蝕11/攻撃力24/ダイス9/至近不可・範囲選択

実験体を使えば、精神を高くしにくい&エフェクトによるダイス減少がキツイというブラックドッグピュアのRCビルドも充分実用レベルになります。
ダイスペナルティーの多いシーン攻撃《フラッシングプラズマ》の運用も、視野に入れる事が可能になります。


2.【RC/ピュアの光使い】エンジェルハイロゥピュア@実験体

フルスクラッチ

▼能力値 UGNエージェントB
肉体+1
感覚7+1 〈射撃〉1 〈知覚〉1
精神2 〈RC〉1+3
社会+1 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
【能力値0】【技能10】

▼エフェクト
2《光の手》1LV 感覚RC
2《破壊の光》3LV 攻2 範囲 シーン4回
3《滅びの光》3LV 攻12
1《光芒の疾走》1LV 移動
4《100%:マスヴィジョン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV
【エフェクト120】

▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力24/ダイス11/クリティカル7/修正4/至近不可/範囲選択/

《光の手》《破壊の光》による速攻範囲殲滅アタッカーです。
能力値に回していた経験点をエフェクトの強化に使うことで、《破壊の光》の使用回数確保、《マスヴィジョン》の取得など、安定した性能の確保をしています。
伸び代が大きいのでカスタムベースやキャンペーン使用にオススメです。


3.【射撃/速攻3体攻撃】オルクス×エンジェルハイロゥ@実験体

フルスクラッチ

▼能力値 UGNエージェントB
肉体+1
感覚5+2 〈射撃〉1+3 〈知覚〉1
精神2 〈RC〉1
社会2 〈調達〉1+3 〈情報:UGN〉1+1
【能力値0】【技能13】

▼エフェクト
2《形なき剣》1LV ドッジ-2D
3《要の陣形》2LV 3体攻撃
2《天からの眼》1LV +2D
1《光芒の疾走》1LV 移動
4《100%:マスヴィジョン》3LV 攻20
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》3LV
【エフェクト115】

《真昼の星》1LV 遠くを見る
【イージーエフェクト2】

▼アイテム 常備化12/財産0
ボルトアクションライフル/10 攻8
ウェポンケース/1
コネ:UGN/1

▼60%コンボ
侵蝕4/攻撃力8/ダイス9/クリティカル7/修正4

▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力28/ダイス12/クリティカル7/修正4/至近不可/3体攻撃/ドッジ-2D

能力値に回していた経験点30を技能やエフェクトのレベルアップに当てて、基本性能を強化しています。


4.【RC/3体攻撃プラズマカノン】サラマンダー×オルクス@実験体

フルスクラッチ】【EA適合】

▼能力値 UGNエージェントC
肉体2
感覚1
精神4+3 〈RC〉1+3 〈意志〉1 〈知識:〉2
社会3 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1
【能力値10】【技能10】

▼エフェクト
1《棘の縛め》1LV 攻2 硬直
3《要の陣形》2LV 3体攻撃
1《焦熱の弾丸》1LV 攻4
3《灼熱の砦》2LV 攻9
4《100%:プラズマカノン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:サラマンダー》3LV
【エフェクト110】

▼60%コンボ
侵蝕7/攻撃力10/ダイス8/クリティカル7/修正4/硬直

▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力25/ダイス10/クリティカル7/修正4/3体攻撃/硬直

能力値から浮いた経験点20を《灼熱の砦》等に回して、弱点だった中盤の火力を補てんしています。射程視界で3体攻撃できる《プラズマカノン》は見た目以上に便利です。





◆以上No.5まで。シリーズ記事はタイトル下の[Dロイス]タグにもリンクされています。