ダブルクロスのススメ

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【19.8.18追記】エネミーエフェクト活用術@TRPGダブルクロス

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ルールブック1・2掲載のエネミーエフェクトを活用するとどんな事ができるのか解説してみます。

ルールブック1:11種
ルールブック2:19種+39種
合計69種類

種類は多いですが、特によく使う《加速する刻/追加行動》《イベイジョン/固定値ドッジ》《瞬間退場/瞬間退場》《生命増強/HPアップ》の4つを覚えておけばとりあえずオーケーです。いずれもルールブック1掲載のものです。
(記事では★をつけてあります)

ボスだけでなく、サブボスやザコやNPCも使えるエフェクトです。特にシンドローム別のエフェクトは面白いものが多いので。使いこなしてプレイヤー達の意表をついてやりましょう!

120%エフェクトも実質のエネミーエフェクトと言えます。解説した記事のリンクを下の方に貼っておきましたので、合わせてご覧下さい。

一般エフェクトでもHPを爆上げする《ヴァイタルアップ》等、有用なものがあるのでチェックしておきましょう。

ちなみにエフェクトアーカイブでは、汎用エネミーエフェクトが12増えて42種類に。シンドローム別が6種類に増えて78種類に。合計120種類に増えています。

 


◆ルールブック1

★《イベイジョン》

エネミーのドッジエフェクトを固定値にできます。判定の手間をかなり省けます。エネミーの標準装備エフェクトと考えて良いです。
ドッジ固定値を25とかにすると、ダイス目次第で外れる可能性が出てくるので緊張感を出す事ができます。

★《加速する刻》

イニシアチブフェイズに、先制の追加行動をする反則的エフェクトです。数でPCチームに劣るボスが手数を補うために使うエフェクトです。ボスの標準装備と言って良いもので、採用頻度はとても高いです。
感覚的には、最初のイニシアチブに一回と、行動値順に一回で、ラウンド中に合計二回の行動ができるようになります。
侵蝕率でレベルアップしないので、最大で5回(5ラウンド分)ということになります。

単体攻撃で使ってPCロイスを個別に削る…という使い方だと、戦闘バランスを調整しやすいです。シーン攻撃を連射したりすると、思った以上に被害が出るので控えましょう。
ミドル戦闘で用いれば、速攻で動いてヒロインをかっさらう事も可能です。

★《瞬間退場》

主にミドル戦闘から立ち去る時に使います。いつでもオートアクションで使えます。これを使われると止めようがありません。
《デビルストリング》はエネミーエフェクトを対象にできませんし、先制で重圧を付けても《状態復元》で外されたらそこまでです。

★《生命増強》

HPを300まで上乗せできます。標準的なサンプルキャラのアタッカー四人なら、ラウンド当たり150前後のダメージを出します。元のHPと合わせて2ラウンドちょいで削りきれる事になります。
とは言え、よほど律儀なGMじゃないかぎり、わざわざこのエフェクトを丁寧に設定してHPの設定をしてる事はないと思います^^;

《献身の盾》トループ用

トループ(群れなすザコ)がカバーリングをするために必要なエフェクトです。
どんなスペックのエネミーでも、単純にPCの攻撃一回分を相殺してしまうので、実のところかなり強烈な効果を発します。PLに焦りを与える効果が高いです。
計画的に導入しないと、戦闘を遅延させてPCロストの確率を大きく上げる事になります。GMに慣れないうちは導入しない方が良いです。

《高速移動》

戦闘移動を最大で+50mまで延長します。白兵ボスの移動力の短さはこれで気にしなくて良くなります。
逃げ撃ちするPCに肉薄してやりましょう。

《状態復元》

バッドステータスを打ち消します。HPを5使うので、バッドステータスエフェクトを使ったキャラに無駄撃ち感を与えずにすみます。
とは言え、PCから受けたバステはなるべく打ち消さない方が良いです。

《装甲貫通》

これのお陰でエネミーなら誰でも5回まで装甲無視ができます。ボスがキュマイラピュア・エグザイルピュア・オルクスピュアなどでも困りません。代償の1Dダメージも良い感じです。

《蘇生復活》

一回だけHP1で復活するやつです。PC1の一つ前の手番の攻撃でボスが倒れてこれを使うと、綺麗にクライマックスを終えられます。

《反射適応》

能力値に関係無く、行動値を20まで増強できます。移動力もその分伸びます。行動値が低くなりがちな白兵ボスを素早く動かす事ができます。

《予備調達》

常備化ポイントを100まで増強できます。使い所ははっきり言って無いですね!
ファルスハーツDロイスの【工作員】で、情報を隠蔽する演出の足しにはなりますが、そもそもエネミーのデータ的背景なんかGMの裁量次第ですからねえ…





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◆ルールブック2

《アンチワーディングファクター(AWF)》

オーバード以外のキャラでもワーディングの影響を受けずに済むエフェクトです。オーバードアカデミアの先生でこれを取得しているキャラクターもいるので、"エネミー"に限定したエフェクトではないようです。
ボスに捕まった非オーバードのヒロインに使って、変わり果てたPC1の姿を目撃させるのに使いましょう。
ちなみに、一般アイテムの対ワーディングマスクでも同じ効果が得られます。

《威圧》

イニシアチブに使用。エンゲージを封鎖します(離脱に肉体判定が必要になります)。
ボス戦において、エネミー前衛部隊にセットアップ移動の《クイックダッシュ》からの流れで使わせると、足止め役としてかなり厄介な活躍ができます。同じエンゲージに攻撃出来ないキャラは苦戦必至です。

《異形への変貌》

セットアップで変身して判定ダイスを増やします。侵蝕率200で+6個辺りが妥当なラインでしょうか。ボス戦の演出として映えるので、積極的に使って行きたいエフェクトです。PCのダイスペナルティー攻撃を受けてから戦闘の中盤で使うのも良いですね。

《異常耐性》

バッドステータスを受けなくなります。…前出の《状態復元》の方がゲーム的に面白いので、設定上必要な場合(毒エネミーだから邪毒無効とか)を除き、こちらの採用はオススしません。

★《加速する刻Ⅱ》

《加速する刻》と一緒に習得しておけば、1ラウンド中に通常の行動値タイミングと合わせて、計三回まで行動できるようになります。
ただし、《加速する刻》と《加速する刻Ⅱ》は組み合わせて使えないので、一つのイニシアチブに二回行動とかはできません。

《高速再生》

クリンナップに使用。最大100点までHPを回復。シーン3回まで。
単純にHPの設定を多くしておくより、いやらしいですね!上手に導入してPCのピンチを演出しましょう!

《混沌の宿命》

トライブリードでも制限エフェクトを一つ習得できるエフェクト。データ上の火力増強が可能ですが、どちらかというとボスのヤバさを演出するためにドヤ顔で使わせる意味合いが強いエフェクトですね。

《瞬間退場Ⅱ》

道連れ退場エフェクト。ボスがヒロインを連れ去る為のエフェクトですね。

★《生命増強Ⅱ》

HPを最大200増強します。《生命増強》と合わせれば最大500までHPを増強できます。
一見多いですが、フルスクラッチの効率的な四人パーティーが集中攻撃すれば、2ラウンド半もあれば削りきれる数字です。
成長とDロイスがあれば、2ラウンド以内も難しくありませんし、全力でかかれば1ラウンド以内もありえます。

《対空攻撃》《対地攻撃》

わざわざ使う機会は皆無!

《飛行能力》

常時飛行となる。同じエンゲージに攻撃出来ないエフェクトを常用するエネミーに持たせておくと、間合いをとりやすくなるので便利です。
実質的に隣接したPCの飛行離脱エフェクトを無効にできるので、隣接攻撃が可能なエネミーに持たせて突撃させると結構いやらしいです。
ただし、PCの射程外の上空から一方的に攻撃するのはご法度です!

《ピンポイントガード

一回だけガード+25。《蘇生復活》の後に往生際悪く使って、意表をつきましょう!

ワールドデストラクション

3回まで攻撃の射程を視界にする。HP-10。白兵ボスによる狂気の一撃を演出できます。

《ヴァイタルアップ》

実質エネミー専用の一般エフェクトです。
セットアップに侵蝕率-100だけHPを増強します。
2nd editionではボスのお約束エフェクトでした。




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◆トループ強化用のエネミーエフェクト

トループ増強エフェクトはセットアップ使用かつ対象もほぼ同じなので、すべて組み合わせて一つのコンボで使用することが可能です。

ただしトループを呼び出す《戦力増員》だけは[対象:自身]なのでコンボできません。呼び出して即増強はできないわけです(Eロイスの【唯我独尊】を使えば可能になります)。


《戦力増員》

セットアップに一回だけトループを5体まで召喚します。ザコジャームを召喚して戦闘の賑やかしにすると良いでしょう。
2ラウンド目以降に出して、戦況に変化をつけるのも面白いですね。

《速攻態勢》トループ強化

セットアップに行動値を+9とかにします。

《王者の威勢》トループ強化

セットアップ使用、範囲選択、トループの攻撃力最大+20。
演出で使いたい場合を除き、出番の無いエフェクトですね。…データ的に必要なら最初から強いデータにしておけばよいだけなので。

《戦闘陣形》トループ強化

セットアップにトループを移動させます。

《支配者の瞳》トループ強化

セットアップに、そのラウンドの攻撃の達成値を増やします。《王者の威勢》と同じく演出用。ほとんど出番の無いエフェクトですね。

《ソルジャーコネクト》トループ強化

これはエネミーエフェクトではなく一般エフェクトですが、実質のエネミーエフェクトですね^^;
セットアップ・シーン対象で、トループの行動値を使用者と同じにします。



◆シンドローム別のエネミーエフェクト


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◆エンジェルハイロゥ

《第三の瞳》

後出しでシーン外から、PC達のやり取りを見聞きしていたことにできます。抵抗する術はありません。
エンジェルハイロゥには《ウサギの耳》もあるので、どんな秘密も筒抜けとなってしまいますし、相手はどんな作戦や行動にも先手を打つことが可能となります。
妙に先回りされたり、秘密を知っているキャラ(ボス)を設定して、後からこのエフェクトを使っていた事をネタばらしすると面白いです。
GM裁量により 〈知覚〉対決で抵抗出来るようにしても良いと思います。

《フラッシュエンド》

隠密状態からの攻撃を一回だけドッジ不可にします。エンジェルハイロゥの隠密化エフェクト《陽炎の衣》を使ってからから発動させる事になります。
2ラウンド目のボスの攻撃で、シーン攻撃の《スターダストレイン》に繋げると、PCのピンチを演出できます。
まず聞き慣れない名前のエフェクトなので、PLに「何をしてくるつもりだ!?」と思わせる事ができます。

《ミッドナイトシネマ》

シーンに幻影を写し出す演出用のエフェクトです。音は出ないので、音も出したい場合は別途ハヌマーンのイージーエフェクト《空の楽器》を用意しましょう。
戦闘前の対話のシーンで、ジャームボスの妄想を写し出す演出に使えます。
見破るために〈知覚〉判定を必要とするので、見破れるまでシーン登場侵蝕を強要するラビリンスを作ったりもできます。


◆バロール

《グラビティエリア

セットアップにシーン対象(自分以外)でダイスペナルティー6とかをバラ蒔きます。コンスタントに使われると、支援キャラがいないチームには結構なストレスとなります。
イニシアチブタイミングのエフェクトも封じますが、PCに関係するのはバロールの《時間凍結/追加行動》、ハヌマーンの《スピードフォース/イニシアチブ行動》、サラマンダーの《120%:極大消滅波/大ダメージ》くらいです。
戦闘中に解除できるようにする為、サブボスが使うのに適する性能ですが、そうするとボス本体の《加速する刻》も封じてしまうのが厄介です。逆にこれを利用して、サブボスを倒すとボスが《加速する刻》を使ってくる展開にするのも変化がついて面白いかもしれません。

《時空の裂け目》

ボスが自由に使える異空間を作り出せます。どこでもドアと秘密基地が合わさった感じです。メジャーアクションは使いますが実質の《瞬間退場》として運用できます。
ここへの侵入手段を見つけ出す事を、ミドルフェイズの調査項目に入れるという利用法が考えられます。
「ボスのエフェクトの使用に合わせて、バロールのPCがRCによる対決判定を行う」等の対抗手段が考えられます。達成値ブーストにタイタスを使わせるのも、クライマックス感の演出になり盛り上がります。

天空城

校舎を地面ごと持ち上げて隔離したり、巨大UFOを召喚したり、巨大客船を空中要塞に仕立てたりできます。
使用者が死ぬと効果が切れるので、脱出用にパラシュートやフラップターコアファイターを用意しておきましょう。
持ち上げたオブジェクトを安全に元に戻したいなら、ボスが使っていたのではなく、飛行石のEXレネゲイドがボスに利用されていた事にしてもよいバルスね。


◆ブラックドッグ

《運命の雷》

一回だけ、ガード不可の攻撃を放ちます。
白兵と射撃なら同様の効果を《バリアクラッカー》で得られるので、〈RC〉で戦うボスに《フラッシングプラズマ》等のシーン攻撃と合わせて使わせるのが効果的運用法となります。
毎シーン一回使えるので、ミドル戦闘があるなら積極的に使い、ボスの特別感を演出するのも面白いです。

《通信支配》

シナリオ内単位で無線や電話やケータイを使えなくします。一般社会も大混乱ですね。UGNのバックアップや情報提供も受けられなくなります。
組織的な作戦行動が難しくなるので、PCチームのような小隊単位での行動が重要な局面を作り出せます。
「きっとFHのテロだ。良くわからんけどこの状況をなんとかせねば!」というシナリオを作れます。
クライマックス付近だけで発動させて、UGNの作戦を混乱させるという使い方もあります。

《ドミネーション》

セキュリティを支配してしまいます。ボスがUGNの重要施設に堂々と侵入するのに使えます。


◆ブラム=ストーカー

《エイジング》

肉体年齢を若くしたり老いたりさせます。
実年齢の割に妙に若いキャラクターの演出に使ったり、街に老化(若返り)現象をバラ蒔いて事件を起こしたりできます。

サクリファイス

近くにいる従者を消費して、一回だけ戦闘不能から復活します。汎用性に欠けるので使いにくいエフェクトです。使うならしっかり演出を入れて、従者使いエネミーの個性として活用したい所です。
単に復活エフェクトが欲しいなら、120%の《不死不滅》を利用した方が手っ取り早いです。

《従者の目覚め》

従者が自我を得ます!ワンダフル!
既に殺したヒロインをこれ+《不死者の人形》でコピーして、シナリオ序盤から記憶喪失状態で登場させるとか鬼畜な所業が可能になります。最後はPC1を庇って死ぬパターンのやつです。
ちなみに、上級ルールブック掲載のEロイス【血の花嫁】でも似たような事が可能です。


◆キュマイラ

《巨神獣化》

巨大してHPと攻撃力を大幅に増強します。演出映えするので、積極的に使いたい所です。
ドッジ不可になりますが、肉体の高いエネミーはドッジが高くなりすぎる問題があるので、ゲームバランスを安定させる意味では利点となります。マスタリングの省力化にもなりますね。

《瞬間適応》

まんま、ジョジョの奇妙な冒険第二部のラスボス、「カーズ」の究極生命体(最終形態)を再現するエフェクトですね。
データ的な利点はありませんが、溶岩の中から出現したり、隕石の中から出てきたりする演出に使ったりもできます。

《野獣の証明》

効果はほとんど《ワーディング》と同じですが、相手の意識を保ったままで無力化できる点が特別です。オープニングでオーバードに覚醒するPCに対して使うのが主な使い道になりそうですねー


◆エグザイル

《悪食の食卓》

有機物なら何でも食べます。質量保存とかは考えなくて良いですね。演出上、死体処理以外の使い道は無さそうです。「死体が見つからない事件」のギミックに使えます。

《神出鬼没》

文字通り神出鬼没になります。ミドルフェイズでは便利に使えます。
状況を問わずに登場退場できますが、戦闘中なら退場にはルール通りメジャーアクションを使う事になります。

《メンタルインベイション》

直訳すると精神侵略です。使用回数制限無し。意思対決で勝てば、PC相手でもシナリオ中持続で完全支配できてしまうという鬼性能です。
NPCをコントロールしてPCチームを陰謀に巻き込むのが、主な使い道になります。
憎悪を植え付ける《ブレインハック》、記憶を読み取る《異能の指》、体に入り込む《生体侵入》、肉を植え付けて邪毒を与える《餓鬼魂の使い》…等と合わせて習得し、嫌悪感をそそるボスを演出しましょう。


ハヌマーン

《嵐の塔》

シーン中の飛行を禁止します。具体的にはPCの使うマイナー飛行移動エフェクトを封じます。つまり、マイナー武器作成を使うキャラや、同エンゲージに攻撃出来ないキャラに対して、厳しい状況を作り出す事ができるわけです。

《沈黙の壁》

この攻撃が当たると音が聞こえなくなります。ロールプレイを阻害する要因になるので、使用はオススメしません。

《ワールウィンド》

イニシアチブのタイミングで好きな場所へ移動できる便利エフェクト。離脱や退場も可能。白兵エネミーが戦場を駆け回る手段として重宝します。
ちなみに《瞬間退場》はオートアクションなので、このエフェクトとは使うタイミングが違います。


モルフェウス

《キングダム》

町ひとつサイズまでの建造物を造ってしまいまうというスペクタクルなエフェクトです。
ボスのアジトにするのが定番ですね。造形描写に凝れば、ジャームの狂気を表現する演出に使えますね(犬カレー空間とか)。一般判定を織り込んでダンジョン突破イベントにしても面白いです。
バロールの《ポケットディメンジョン》と合わせて使えば、異空間にまるごと町のコピーを作り出してPCを誘い込んだり、追憶の世界を作り出したりetc シナリオのネタにもなります。

《結合解除》

アイテム破壊攻撃です。
エフェクトで常備化した武器…ブラックドッグの《ハードワイヤード》《ウェポンマウント》などは破壊できません。
しかし、素手を含む一般のアイテムや、《インフィニティウェポン》等エフェクトで"作成"した武器は破壊されます。《サイバーアーム》も素手を強化しているだけなので、やはり破壊されます。
ユニークアイテムやDロイスで取得したアイテムも、エフェクトで常備化したものではないので破壊されます。ヤバい効果ですが、この点はエフェクトアーカイブでも改定されていません。
アイテムは一度壊れるとセッション中は修理できません。素手アタッカーなら実質戦闘不能です。大抵のPCは予備の武器など持っていないので、通常武器を使うアタッカーにも致命的です。
ミドルフェイズで使ってビビらせると良いですね。クライマックスまでに対策もできますし。
[対象:単体]なので、バロールの《因果歪曲》、オルクスの《要の陣形》等とコンボして範囲を拡大する事になります。
〈RC〉で使う射程視界の白兵攻撃…《フルパワーアタック》で攻撃力を増やせる…という珍しいエフェクトとなっていますが、エフェクトアーカイブで射撃攻撃に訂正されています。さすがに強力なので、使用回数も侵蝕率に関わらず最大3回に制限されました。

元素変換

物質なら何でも作れます。
お金がほしいだけなら、イージーエフェクトの《文書偽造》で紙幣をいくらでも造れます。
このエフェクトならではの使い方をするなら、ダイヤモンドの彫像を造ったり、大量の水で水攻めをしたり、足止め用の鉄壁を造ったり、毒ガスや濃硫酸でトラップを造ったり、イージーエフェクトの《万能器具》と合わせて地雷や時限爆弾を造ったり、放射性物質でテロをしたり…といった感じになるでしょうか。
使い方次第でかなり厄介な能力となります。


ノイマン

アンタッチャブル

主に自分の経歴や身元を不明にするのに使います。具体的には、ボスに関して情報収集をしても「不自然なほどに何もわからない」という結果を提示する事になります。
とは言えこれでは話が進まないので、高い達成値を出したら分かるという設定する事になります。
設定する難易度は15ほどが妥当でしょうか。PCは得意の情報エフェクトを使ったり、何回もシーンを使って判定したり、タイタスを使って達成値を伸ばしたり、財産点を大量に注ぎ込んだり…して挑む事になります。

《疑心暗鬼》

対象PC一人のコネを一つ使用不能にできます。シーンの最後に一回しか使えませんが、自分が登場していなくても使えます!
PC達は登場する度に、一つづつコネが使えなくなって行くわけです。これはなかなかの圧です。
第1話からやるとただのリソース潰しになってしまうので、連作シナリオの中編シナリオで用いると、良いカンフル剤になると思います。

《組織崩壊》

シナリオ中の購入判定を禁じます。
普通のセッションなら、応急手当キットが入手できなくてミドル戦闘のダメージを癒せない程度の影響です。
しかし、刀を大量に調達する必要のあるノイマンピュアの《ヴァリアブルウェポン》使いや、高い[社会]を活かして装備調達方面での活躍を見込んだキャラクターにとっては、かなりの痛手となります。
《疑心暗鬼》と同じくカンフル剤として用いると良いと思います。


◆オルクス

《ブレインジャック》

前述したエグザイルの《メンタルインベイジョン》と同じ効果です。
使用回数制限無し。意思対決で勝てば、PC相手でもシナリオ中持続で完全支配できてしまうという鬼性能です。
NPCをコントロールしてPCチームを騙し(偽情報を流し)、罠に嵌める(同士討ちさせる)のが主な使い道になります。

《失われた隣人》

対象を支配して、セッション中に特定の人物を認識できなくしてしまいます。PCにも効果があります。〈意志〉で抵抗のチャンスはありますが、ほぼ抵抗は不可能です。
犯人を認識できなくするなどして、ミステリーのトリックに使う等が考えられますが、PCがボスを認識できなくなったりすると致命的です。シナリオに織り込むのが難しいエフェクトですね。

《見えざる道》

効果は《瞬間退場》と同じです。オルクスなら追加でプラス1回(合計2回)使えるようになる感じですね。


◆サラマンダー

《天候操作》

これを使ってシナリオを通じたボスの性格を表現すると良いですね。
炎を使うなら晴れの暑い天候に/冷気使いなら雪の天候/ボスを倒したら普通の天候…といった感じでしょうか。

《バーストブレイク》

一回だけダメージを+5Dにします。バランス的には開幕の一撃で使いたいですが、怒りのエネルギーを乗せる演出で中盤以降に使うと効果的かと思います。

《フレイムディザスター》

建物をぶっ壊します。《ワーディング》と併用すると危険です。人を巻き込むとエグイので、そうならない形でなるべく活用してみましょう!
→ミドルフェイズに襲撃してUGN支部の建物をを破壊する。チェイス中に道を破壊する。ショッピングモールを破壊する。おびき寄せた廃工場をPCを巻き込んで破壊する。


ソラリス

《怒れる心》

シーン中に憎悪をばらまきます。PC一人がシーン中から(仲間からも)集中攻撃を受ける事になります。ミドルフェイズなら《リザレクト》で凌げなくもないですが、侵蝕率は爆上がり必定です。
クライマックスでこれを使ってしまうと対象PCはジャーム化必定です。さらにはPCに憎悪を植え付けて、ヒロインを手にかけさせる事すら可能です。
…使わない方が良いですね…

《治らずの病》

ボスを倒さないと癒せない病を流行らせます。町中を人質にできたりします。オーバードには無効ですが、固定ロイスを罹患させるのも良いですね。
単純にボスに対するヘイトを稼げるので、シナリオに使いやすいギミックとなります。

《蝕む声》

シナリオを通してエキストラを洗脳し煽動するエフェクトです。ヤバい宗教の教祖やが人々を支配する演出に使えますね。
対策としてエキストラを無力化する《ワーディング》が使えてしまうので、PCを攻撃させたりはできません。



◆レネゲイドビーイング

《フォールダウン》

セットアップに使ってシーン中のエフェクト使用を禁止します。自分も使えません。《リザレクト》も使えません。圧倒的効果です。
ただし「持続するエフェクトは任意のタイミングで切る事ができる」ので、PC達の行動が終わってから自分だけエフェクトを使う事も実は可能です。
それはさておき、たまにエフェクトを使わない戦いをするのも面白いです。ミドルフェイズのザコ戦で苦戦してもらいましょう。《リザレクト》だけは使えるとしても良いでしょう。
ギミックとして使うなら、解除方法として何らかの弱点アイテムの使用を条件にしたり…アイテム調達がシナリオイベントに。アイテム使用が判定に。…する事が考えられます。
悪魔に十字架、妖怪にお札、植物に炎、対抗種による攻撃etc

《不死生命》

倒しても何度でも復活します。棺を見つけて処理しないと復活するバンパイアなんかがモチーフですね。
何らかの弱点を設定して、それによる攻撃でトドメを差す必要を設定したりするのが一般的でしょうか。ミドルフェイズの情報収集で弱点を調べる事になります。
ちなみに汎用Eロイスの【不滅の妄執】でも、同様の効果が得られます。

《不老の体》

年老いない設定を付けるエフェクトですね。

《ハザードコール》

侵蝕率が10とか上がる攻撃です。えげつない!
エネミーエフェクトではありませんが、実質のエネミーエフェクトです。




◆◆以上!◆◆
ルールブック1・2掲載の全69種類のエネミーエフェクトを解説してみました。少しでもご参考になれば幸いです。