ダブルクロスのススメ

夏以降でサプリが出るようです●ハートレスメモリー電子書籍化決定!●SSSの第4弾ラウンドアバウトが1月下旬発売されました!【更新履歴】●4/18ガード記事にカウンターダメージエフェクトを追記●4/2賢者の石記事にオーバードーズキャラ追加●2/21サイレン記事に雷鳴の申し子を追加●1/20賢者の石記事にキャラ追加●1/17奈落の法則記事にウロボロスを追加●1/1GMのコツと遊ぶコツの記事にTweetを追加●12/7ボスエネミーデータ記事に1ラウンド戦について加筆●12/3アイテムアーカイブのサイレントエラッ

【23.10.13加筆IA対応】暴走あれこれ総まとめ@ダブルクロスのススメ

使用すると暴走したり、暴走中にのみ効果を発揮するエフェクトがサプリメントで結構出ました。

そんなこんなで今更ながら、暴走周りを精査してみる事にしたのです。
暴走対策になるエフェクト等についても併記しています。

結論としては「有用なエフェクトもあるけど、あえてコンセプトビルドを作る程でもない」といった感じです。

メジャーアクションのコンボがMAXまで成長した高経験点キャラならば、「常時・暴走中有効」のエフェクトを利用して、ラウンド毎の侵蝕コストを支払わずに、さらなる強化が可能になるので、積極的選択肢になり得ます。
(これはウロボロスの起動条件付きのシーン持続エフェクトにも言えます。)



サプリメントの略字は以下の通り。
EA エフェクトアーカイブ
UG ユニバーサルガーディアン
RU レネゲイズアージ
LM リンケージマインド
HR ヒューマンリレーション
RW レネゲイドウォー
CE カッティングエッジ
BC バッドシティ
CRC クロウリングケイオス
NC ネームレスシティ
IA アイテムアーカイブ


★マークは暴走するのに便利な効果です。

✞マークは暴走中に効果を発揮できるエフェクトです。
自傷のアージエフェクトを取得していると運用できません(暴走が即回復してしまう為)。
変異暴走については記事の後半で解説しています。

 


●まずは暴走の効果をおさらい

暴走すると、リアクション(ドッジ)不可=対決判定自動敗北・ガードやカバーリングが出来なくなります。

エフェクト的には《復讐の刃》《龍鱗》《迎撃する魔眼HR》《各種ドッジエフェクト》《リフレックス》等が使えなくなります。

特にそれらにリソースを割いていないキャラなら、ほとんど問題ありませんね。
逆にガードキャラは、暴走対策(精神と意志)が必須となります。

マイナーアクションかメジャーアクションで解除できますが、白兵アタッカーなんかは暴走解除をする余裕もなく戦闘を続行することもしばしばあります。

ちなみに、衝動判定自体はリアクションではないので、《リフレックス》等のリアクションエフェクトは使えません。

判定をあえて行わずに、暴走を選ぶ事も可能です。
ヘタレなキャラが暴走の勢いを借りて、手を血で染める演出なんかにも使えます。

エネミーを暴走させてノーガード戦法で戦うという手法に関しては、戦闘処理の時短になる良策だと思います。



●暴走エフェクトを精査

▼エンジェルハイロゥ

✞《ミラーパレス》RW

常時。
暴走中に敵の攻撃判定ダイスをピュア最大で常時-10D。
書き換えタイプの変異暴走と合わせれば、ドッジに生かせる。

《120%:拒絶の後光》RU

ダメージ0化
拒絶の変異暴走が発生し、至近に他者がいると達成値-10状態に。
コストも安く、悪くない効果。



▼バロール

✞《拒絶領域》RW

常時。
暴走中に受けるHPダメージをピュア最大で常時25減らす。

書き換えタイプの変異暴走と合わせれば、ガードと併用して輝ける。

《血の絆/シナリオ持続》で作った従者の防御用に利用できなくも無い。

ちなみに持続従者も"一人のオーヴァードとして扱われる(ルール2p30)"という事で、衝動判定を行うGMさんもいます(侵蝕率は変動無し)。
(それを言ったら、戦闘中に召喚した従者もいちいち衝動判定する事になるよね…)

《120%:魔王の外套》RU

マイナーで使うとシーン持続で、係数5+5のHPダメージを低減してくれる。
ガードキャラに有用性が高い。
但し、開放の変異暴走効果で行動値が0になる。



▼ブラックドッグ

✞《80%:クレイジードライブ》RW

暴走時のみ使用可能。
係数4の攻撃力アップ効果。

他の類似エフェクトは、判定ダイスが減ったり(MAXボルテージ)、行動値0になったり(雷神の降臨)するので、暴走を厭わなければ悪くないエフェクト。

《ヴァジュラ》BC

《加速装置》のリミットエフェクト。
セットアップで攻撃力係数3アップ&暴走。

威力が中途半端だが、シーン持続は魅力。


《120%:災いの雷》RU

組み合わせた攻撃がダメージを与えると、対象は使用者の指定する憎悪を受ける(=行動潰されて自傷ダメージ最悪)、拒否すると暴走を受ける(リアクション・ガード不可)。
なかなかに酷い効果である。



▼ブラム=ストーカー

《120%:亡者の爪牙》RU

使うと暴走。
白兵射撃RCで起点になる。
攻撃力係数4の攻撃。装甲無視。


▼キュマイラ

《野生の錨》EA

強制移動打ち消しする&暴走。
だれも使っているところ見た事無いやつ。
《氷の茨/強制移動でダメージ/HR》使いがPCにいたらエネミーに持たせてもいいかも。

《攻性変色》EA

《ターゲットロック》のリミットエフェクト。
セットアップの攻撃力強化&暴走。
係数5のシーン持続はひたすら強い
《狩りの統率者》CEで、仲間への支援エフェクトにもなる。

✞《野蛮なる本能》HR

常時。暴走すると係数2で攻撃力アップ。
係数が3なら使ったかなー

《プライマルレイジ》RW

マイナーアクション。使うと暴走。
攻撃力が係数3で上昇。

移動エフェクトとの併用を視野に入れる必要があるが、範囲攻撃等にも応用が効く。
同じく係数3で単体攻撃となるが、燃費が良くリミットの強い《ターゲットロック》とどちらにするか悩みどころ。


▼エグザイル

《100%:ヒュドラの怒り》EA

セットアップに使うとラウンド中暴走。

ダイスは増えるけど攻撃力が係数3でしか上がらないちょっと残念なエフェクト。

タイタス以外で暴走が回復しなくなるので、アージの変異暴走との兼ね合いが微妙になる。
ヒュドラの怒り》はエフェクトなので、変異暴走のルールに優越する事になるのだ。
自傷暴走がダメージ後即座に回復しなくなる。
>吸血暴走が戦闘不能で回復しなくなる。
など。


《120%:異形の加護》RU

ダメージ軽減エフェクトの効果を3D増強。

暴走中なら、使用回数制限を受けない。
が、ダメージ軽減エフェクトは1つにつきラウンド1回しか使えないものなので、クロスブリード等にして、複数の軽減エフェクトを取得していないと活かす事が出来ない。
コストも安くなく、使うことはまず無いだろう。

《120%:千変の刃》RU

マイナーアクションで使う。
シーン中の白兵攻撃が範囲選択に。
攻撃力も係数3上がる。
開放の変異暴走で行動値が0になる。
PCが120%時点で必要になる効果ではないので、エネミーに使わせるエフェクトと言える。


ハヌマーン

《狂騒の旋律》RW

セットアップの範囲攻撃力支援。
ラウンド持続、係数3、効果を受けると暴走。
暴走中に使うと侵蝕コスト悪化。

射程視界なので他シンドロームの類似エフェクトに比べて使いやすい。
ハヌマーンは優遇されてるなあ。

✞《ロックンロールビート》CE

常時。暴走中の攻撃達成値を係数2でブースト。
《サイレンの魔女》用か。

《120%:忌わしき波》RU

判定妨害クリティカル+1
ラウンド一回
変異暴走嫌悪が発生し、至近に他者がいると達成値-10。

PCでもドッジやキャンセラーキャラなら検討に値するかもだが、120%時点でしか使えないので有用性はかなり低い。
エネミーによる妨害としても、面白みに欠けるのでオススメしない。



モルフェウス

✞《ブルータルウェポン》RW

係数3で攻撃力アップ。
白兵射撃で基点にできる。
暴走していないと判定ダイス-2。
《100%:クリスタライズ/係数3/装甲無視》との相性も良い。

攻撃力を伸ばしにくい射撃ピュアブリードなら、最高LV5に出来るのでさらに利用価値が上がる。
フルスクラッチ白兵なら、リミットの《咎人の剣EA》で充分。


ノイマン

✞《アナトミックラストRU》

攻撃力係数2。
白兵射撃基点になる。
暴走中だと攻撃力更に+3。

微妙な性能だが、それでもマイナーを使う上に弱い《オウガバトル》よりはマシ。

《120%:病める探求》RU

1回だけのクリティカル-1
変異暴走飢餓が発生し、ダイスペナルティ5。
コスト相応の効果。
高レベルキャラなら選択肢に入るかもしれない。

《120%:タイムリーオペレーション》RU

イニシアチブに使用
他者の戦闘不能を回復
LV回使える
但し、変異暴走自傷が発生し5DのHPを失う(失うはエフェクトで軽減出来ないやつ)。

結局のところ、他者を復活させて自分が死ぬ=タイタスを他人に使う…というエフェクト。
侵蝕コスト自体は重くないので、ロイスに余裕のあるガードキャラなら検討に値するかもしれない。

エネミーに使わせると面白い絵になるかな。


▼オルクス

《120%:アンリーシュ》RU

攻撃力係数5のイニシアチブ支援。
ラウンド一回。
対象は暴走する。
オルクスには《力の法則》もあるので、さらなる増強が可能となる。
…とはいえ使う機会は少ないので優先度は低い。

《120%:生命の大樹》RU

クリンナップのシーン対象HP大回復。
但し変異暴走吸血が発生し、自分のHPが回復しなくなる。
…多分、有効活用される場面は無いだろう。

《120%:闘争の渦》RU

対象のエフェクト回数回復。
対象は暴走する。
アージエフェクトとしてはトップクラスに有用性が高く、尖ったビルドでたまに見かけるエフェクトである。

《120%:恐怖の加護》RU

メジャーアクションの範囲支援。
クリティカルと攻撃力を強化。
使うと暴走+変異暴走効果の硬直を受ける。
…多分、有効活用される場面は無いだろう。


▼サラマンダー

✞《絶対零度》EA

常時。暴走中の精神判定LV+1D。
任意暴走エフェクトが出来て、やっと使用価値が出てきた。

★《バーニングハート》EA

被ダメージで発動。
暴走するが、シーン中の攻撃力が係数2で上がる。
係数3なら使ったかなー

✞《紅蓮の憎悪》CE

常時。
バステを受けていると係数3で攻撃力が上がる。
これなら選択肢に入る。

✞《ワイルドファイア》RW

常時。
暴走中の行動値+係数3。
ミドル戦から活かすなら、他にセットアップで暴走する手段が必要になる。

…係数5の《先陣の火EA》の方がいいな。リミットの《トーチライトBC》で使用回数回復できるし。



ソラリス

《熱狂》

白兵攻撃力を大きく上げるメジャーアクション支援。
効果を受けると暴走する。
パーティー全員白兵アタッカーなら効果絶大なのだが、大概そうでは無いため、悲しみのお蔵入りエフェクトになっている。

《120%:墜ちる絶望》

衝動判定を強いるやつ。
PCが使う事は無いが、暴走エフェクトの一端として記載しておく。

エネミーが、暴走バフエフェクトを持つ手下と併用して、強化トリガーに利用する事も考えられる(通常運用だとエネミーは衝動判定を行わないので、暴走する機会が無い)。

✞《迸る生命》RW

暴走中のソラリスエフェクトによるHP回復効果が+係数5。
いやー使わないだろコレー

《100%:アウトレイジ》RW

オートアクション。
クリティカル-1(下限値5)。
対象は暴走する。
優先度は高く無いが、悪くない性能。



ウロボロス

★《螺旋の悪魔》EA

セットアップに使うと暴走なので、暴走トリガーとして便利。
係数3でラウンド中ウロボロスの攻撃力アップ。
使いやすくて効果が高い優良エフェクト。

✞《レックレスフォース》EA

常時。暴走すると効果発生。
メジャーアクションダイスが数個増える。
効果が大きく無いので優先度は低い。

《黒蝕の影》HR

セットアップ範囲支援。
ラウンド中の攻撃力がある程度上がる。
効果を受けると暴走。
係数も高く無く、チームがバラける2ラウンド以降は有効度が下がってしまう。

✞《極限暴走》HR

《背徳の理/ダイス増加》のリミットエフェクト。
与ダメージトリガーのウロボロスエフェクトを、暴走トリガーでも使えるようになる。

《円環螺旋/装甲アップ》《喰らわれし贄/シーン持続攻撃力アップ》《破壊の渦動/シーン持続装甲無視》など。

与ダメージトリガーは《自動触手》《蒼き悪魔》等のダメージカウンター系エフェクトを、《原初の紫》によるコピーででも利用すれば良いので、リミットを掘ってまで取得する価値は薄い。





▼アザトース

CRCステージでは、衝動判定が恐怖判定に置き換わっているので暴走のバステは発生しにくい(2/10の確率)。
なので変異暴走のデメリットは少ない。
任意で暴走したいなら、何らかのエフェクトを用いる事になる。

✞《冒涜的存在》CRC

恐怖以外のバステの効果をLV個まで受けない。
しかも、受けているバステの数だけダイスが増える。

《終焉を喰らうモノ》NC

オートアクションでシーン選択。
他者の暴走を引き受ける。



▼一般エフェクト

《マルチアクション》《リフレッシュ》《レストレインコマンド》

いずれも暴走の自己解除に利用できる。
他のシンドロームのバステ解除エフェクトでは暴走を解除出来ないのだ。

★《オーバーアクセル》HR

セットアップに行動値を上げる&暴走。
使いやすい。

★《バーサークセルフ》HR

イニシアチブに使用。
ラウンド中攻撃ダイス+2&暴走。
使いやすい。





◆Dロイス

【古代種】《リセット》上級

シーン一回だが、オートアクションで暴走を含む全てのバステを消す事が出来る。

【先行種】LM

追加ダメージ5Dの支援効果
対象は暴走する。

【遺産継承者】

「聖剣の王者」RW
クリティカル-2効果に、強い白兵武器が付いてくる。
暴走すると攻撃ができなくなる。
遺産継承者の中でも、まあまあ見かける方のアイテム。
暴走エフェクトとの併用が出来ないということで追記。

「謀略の牢獄」IA
バステを受けていると発動。
攻撃力と達成値と行動値に+7。
めちゃくちゃ強い。


【裁定者】DR

オーヴァードアカデミア専用。
任意のバステを付与する。
それはエフェクトやアイテムで回復出来ない。

ボスに暴走を付けてリアクションやガード不能にしたり出来る。


【呪物汚染者】「バルザイの偃月刀」NC

Eロイス解除する「鬼切の古太刀」と同様の効果。
さらに恐怖のバステが暴走に変換される(恐怖よりも暴走の方が幾分マシ)。


◆アイテム

「ゴールドビースト」PE

使い捨てファルスハーツアイテム。
マイナーで使用してシーン中素手白兵ダイス+3&暴走。
エフェクト1つのコストで3個手に入るが、使用にマイナー必須の為、エグザイルなど長射程素手白兵キャラじゃないと運用に難がある。

「神崎の遺伝子」HR

エフェクト1つをデータ設定の最大LVまで取得できるようにする。←トライブリードで有用
いつでもエフェクト1つの使用回数を回復できるが暴走を受ける。

「悲哀の楔」HR

暴走している対象に当てると侵蝕率を+1Dさせる剣。
暴走PCがいるときに敵に使わせるやつ。

★「怨念の呪石」HR

セットアップに使用。
シーン中ダメージ+2D&暴走。
コスト20なら悪くない効果。
【対抗種/ダメージ+2D】と一緒に使いたくなる。

「夢の導き」RU

シーン1回だが、攻撃対象に暴走を付与する。
相手はリアクション(ガード)不能に。
バステ無効の敵でもなければ結構便利。

「ダムドスカル」IA

ウロボロス
暴走を解除すると攻撃力がシーン中+2D(合計9+2D)になる銃。
《螺旋の悪魔》と併用すると強い。

「バーサークストーン」IA

一般ユニーク
暴走中にマイナーアクションで使用
メインプロセス中のダメージ+2D
シナリオ3回

「ダークテスタメント」IA NC

防具
暴走中の判定ダイス+4/与ダメージ+5
暴走中もドッジ可能

「心音の欠片」IA

ハヌマーン
《120%神速の鼓動/シーン化》の判定ダイス+5
使用後に暴走を受ける。
ボス用の性能(暴走させてドッジ不可にするプレイヤーフレンドリー効果)。


キュクロプスの手」IA

モルフェウス
《120%ギガノトランス/シーン化》の達成値+20
使用後に暴走を受ける。
ボス用の性能。


「呪詛の種子」IA

オルクス
使い捨て
《120%事象固定化/バステをエフェクト回復不能にする》に、邪毒5を付与(クリンナップで消えるが)。
使用後に暴走を受ける。
ボス用の性能。

「狂想の火種」IA

サラマンダー
《120%極大消滅波/イニシアチブダメージ》のダメージ+5D。
使用後に暴走を受ける。
ゼノスの「退化の書/侵蝕コスト0化」と、エフェクト回数回復を乱用するビルドを補強してくれる。



◆エンブレム

「殺戮器官」UG

FH共通
暴走中ダメージ+2D
衝動判定必ず失敗。

★「暴走剣」UG

ステイトオブグレイス
装備すると暴走する。そこそこ強い剣。
UGNエンブレムの「ドロップアウト」や、フリーランスの「アフターライフ」を使えばコスト20で入手可能。

ウェポンケースに装填しておき、セットアップで装備して暴走。変異暴走の自傷(UR)や《苛烈なる火HR》でダメージを受けてわざと戦闘不能になり、ノイマン《ラストアクション》を発動。《加速する刻》に先んじて行動する…というコンボに利用された過去がある。

★「シークレットモンスター」IA

UGNチルドレン
暴走中に与えるダメージに+3D。
この効果はダメージであれば、ダメージロールに限らないので、《自動触手/ガードカウンター》《滅びの遺伝子/被ダメージカウンター》《鏡の盾/被ダメージカウンター》《120%:極大消滅波/イニシアチブダメージ》等々にも効果が乗る。


「ヴァイスブランド」IA

FHエージェント
攻撃力+10
バステがあるとさらに+10

「走破者」IA

FHマスターエージェント
イニシアチブで発動。暴走を受ける。
即座にメインプロセスを行える。
シナリオ1回だが、破格の性能。


「殺戮器官」IA

FH共通
暴走を受けていると発動
エフェクト攻撃のダメージ+2D
衝動判定は必ず失敗する。

「プロモーションΣ」IA

FH共通 使い捨て
セットアップで使用。暴走を受ける。
ラウンド中有効。
攻撃力+2D、侵蝕+2D


「ラストラン」IA

FH共通 使い捨て
セットアップで使用。暴走を受ける。
シーン中有効。
ダイス+10、攻撃力+10、侵蝕+20


「断罪のクロス」IA

ゼノス
攻撃力24の両手剣
暴走していないと攻撃判定-7D


テンペストバーサーカー」IA

テンペスト
暴走中の判定ダイス+5
被ダメージ-10


「黒の剣」IA

フリーランス
白兵武器
暴走中に攻撃力が10→16になる。


※その他 暴走解除効果

「鋼の意志/ティンダロス」
「盾の誓いIA/ティンダロス」
ガーディアンズサイン/UGN共通」
「ハンドルホルダー/UGN支部長」
「シーヴズレスキューIA/ギルド」
等、暴走を解除可能なエンブレムがいくつかある。




●レネゲイズアージ(RU)の変異暴走について

「変異暴走」
アージエフェクトを取得すると、衝動の種類に応じて、暴走の効果に変化が生じます。

大きく分けて、通常の暴走効果に不利効果が加わる追記タイプと、
暴走効果自体が変更される書き換えタイプの2種類があります。

効果が書き換わるタイプは、通常暴走の「リアクション不可」や「カバーリング不可」が無くなるので、ガードやドッジやリアクションを主眼とするキャラには逆に嬉しい効果となります。

⇨万が一暴走してもリアクションコンセプトが崩れない。

⇨なので、暴走対策にリソースを割く必要が無くなる。

⇨しかも、暴走系エフェクトとリアクション系エフェクトを同時に利用可能となる。


変異暴走はザックリ以下のような感じです。

◆解放

書き換え。行動値0になる。

◆吸血

書き換え。HP回復不能に。

◆飢餓

書き換え。判定ダイス-5。

◆殺戮

追記。できるのは攻撃か行動放棄のみ。

◆破壊

書き換え。なるべく多数を巻き込んで攻撃。

◆加虐

書き換え。与ダメージ-20。

◆嫌悪

書き換え。誰かが近くにいると達成値-10。

◆闘争

追記。マイナーアクションで暴走解除不可。

◆妄想

追記。行動値-10

自傷

書き換え。即座に5DのHPを失い暴走回復。

◆恐怖

追記。硬直する。

◆憎悪

追記。ダメージを受けるとその相手に憎悪。



●レネゲイズアージ(RU)紹介

2012/3/15
侵蝕率120%から使える強力なエフェクト「アージエフェクト」が多数掲載されています。

追加エフェクトは衝動12種×シンドローム12種+ウロボロス1種=145種あります。

3種取得できるトライブリードの利点が高まりました。
120%制限とはいえ侵食コストも従来のように4Dとかではなく、実用レベルになっています。

アージエフェクトを取得すると暴走の効果が各種「変異暴走(バステやペナルティやダメージを受ける等)」に変わるのでキャラクターの運用も変わってきます。

アージエフェクト自体はそこそこ強力なものの、120%から使う事になるので、ビルドコンセプトとするには使用頻度に恵まれません。

Dロイス【申し子】の《リミットブレイク》を活用出来るかと言えば、使用回数制限のせいで費用対効果が微妙なものが殆んどです。

高経験点&戦闘ガッツリな環境で遊ぶ場合に選択肢に入れてもいいかな??…といったデータです。

自分的に扱うデータ・ルルブを増やしてまで運用する程の魅力は感じません。

レネゲイドウォー、ヒューマンリレーション、バッドシティなど後発サプリで強くて使いやすいエフェクトがたくさん追加されている現在ではなおさらです。

逆張り的に導入してマニアックに使いこなすと、玄人感を出すスパイスになるかなとは思います。

過去の"基本ステージリプレイ・シナリオ集"の内容を人生相関図等を使って詳細に解説したクロニクルと、それにまつわるキャラクター/ユニークアイテム/Dロイスなどの「トレイルデータ」も収録されています。

現在では入手困難な名作キャンペーンシナリオ『ハートーレスモリー』についても、6ページに渡り詳しく解説されているので、そこからシナリオを書き起こす事も可能かもしれません。

リプレイは2ndの最初(闇に降る雪)から当時最新のデイズ&ナイツまでの内容です。
リプレイアライブのトレイルデータで賢者の石の変更効果7種が面白いです。

トレイルデータは、キャンペーンやシナリオに合わせてオリジナルのDロイスやユニークアイテムをデザインするときに参考になります。

追加Dロイス6種はリンケージマインドに再録されています。
キャライラストがメインイラストレーターの"しのとうこ"さんに統一されているのも大変嬉しいポイントです。

採用されているレギュレーションもあまり見ないので、優先度の低いかなりマニア向け/その分読み応え抜群のサプリメントと言えます。

【アージエフェクト145】【Dロイス6】【ユニークアイテム70】 【シナリオ1本】

ダブルクロス The 3rd Edition データ集 レネゲイズアージ ダブルクロス The 3rd Edition ルールブック (富士見ドラゴンブック)