ダブルクロスのススメ

●アンチェインアームズは12/20発売!●11/29エラッタとFAQが更新されました。インフェルノ拡大ダメよ●「ハートレスメモリー」と2ndのルールブックが電子書籍で配信!【更新履歴】●11/29ロイス記事に加筆●10/13レネビ記事に加筆●9/16転生者にオススメリミット加筆●9/16ドッジ記事にヘイト集めドッジ加筆●9/15隠密記述に加筆●9/14トライブリード記事に加筆●8/1

【24.2.28加筆】クロウリングケイオスのレビュー【クトゥルフ神話ステージ】

はい。というわけで、ダブルクロスクトゥルフ神話サプリメント「クロウリングケイオス」について解説していきたいと思います。


富士見書房公式の紹介ページ
https://fujimi-trpg-online.jp/column/dx3_crc.html


 



◆クロウリングケイオスの世界観

まず、既存のダブルクロス世界とは別の世界線のステージです。

クトゥルフ神話の世界観=コズミックホラー=宇宙は恐怖と狂気で出来ていて、人間は儚く孤独な存在に過ぎないという恐怖…がベースです。

その中でPCは、人間としての姿と意識を残しつつ、クトゥルフ神話のモンスター的存在として覚醒し異能を得た者となります。
そして、迫害されつつも人の世界を守る為に、恐怖と狂気の戦いに身を投じる事になります。

PC達は人からも神話生物からも疎まれる状況なので、ダブルクロス(裏切り者)としての立ち位置が基本ステージより濃厚に味わえるようになっています。

既存のダブルクロスに存在した、UGNやファルスハーツ等の組織もあるにはありますが、だいぶ様相が異なっています。

UGNはある事件をきっかけに邪神の手先というレッテルを張られてしまい超弱体化。
政府からは捨てゴマにできるテロリスト予備軍といった扱いを受けています。
UGNは情報源として以外は殆ど頼りに出来ないので、軍や警察や政治家関係をロイスにしておくと、何かと役に立つ事になると思います。

ファルスハーツは邪神復活を目論む真性狂信者テロリスト集団に成り下がりました。
ファルスハーツ所属PCとしてロマンを見いだすのはもう不可能です。
(ネームレスシティのDロイスを使えば、元ファルスハーツとしてパブリックエネミーのデータを使えるようになります)

PCからは《ワーディング》能力が失われており、異能の使用を軍や警察に見つかるとかなり厄介な事になってしまいます。
変身/移動/魅了/幻惑/隠匿系のイージーエフェクトの利用価値が高まりました。

クトゥルフ神話RPG(CoC)やその世界観に親しんでいて、超強い異能キャラで神話生物をボコりたい!という方には最適なステージだと思います。

基本ルールブックとこのクロウリングケイオスだけで遊べます。
一応既存サプリ各種の導入ガイドも掲載されていますが、私的には導入の必要性はあまり感じていません。

⇒後発のサプリメント「ネームレスシティ」にて、Dロイス、ユニークアイテム、リミットエフェクト、エンブレム、アージエフェクト、Eロイス etc のデータが一気に解禁されました。
従来のフルサプリ環境を越えるパワーゲームが可能となっております。


◆クロウリングケイオスの新要素

●恐怖判定と狂気

衝動判定のかわりに折に触れて「恐怖判定」を行います。
いつも通り侵蝕率が2D上がると共に、判定に失敗すると暴走の代わりにROCチャートから恐怖の症状(バステやダイスペナルティ)を被る事になります。

バステ解除エフェクトでは対応出来ない効果もあります。

「その場からの逃走」が特にヤバいです。
新しいバッドステータス「恐怖」もあります。
判定ダイスが減る効果が多いので、支援キャラの必要性は高まったと言えます。

結果的に普通の衝動判定自体は殆ど行われなくなるので、暴走のバッドステータスを受ける頻度はかなり下がりました。
ドッジやリアクションエフェクトの《竜鱗》《復讐の刃》等は使いやすくなりますね。

恐怖判定には侵蝕率によるダイスボーナスが付かないので、精神や〈意志〉が低いキャラは結構しんどい事になります。
能力値の精神2と〈意志〉2LVは最低ラインとして確保しておくことをオススメします。
オートアクションでダイス支援が出来るモルフェウスの《砂の加護》の利用価値が爆上がりしました。

侵蝕率80を越えてからは、恐怖表ではなく「永続的狂気表」から恐怖の症状を得る事になります。
面白いことにこちらの効果は、ペナルティだけではなく、プラスの副次効果があったりします。
→極力敵に接近するようになるが、攻撃力が+[肉体]になるとか。
普通の恐怖表よりもはるかに安全とも言える内容となっています。

恐怖判定の難易度は、成功まず無理な…20(グレートオールドワン)や30(外なる神)…になる事もあるので、クライマックス突入前に侵蝕率79以上にしておくのは、1つのセオリーとなります。

恐怖判定はシナリオ中5回ほどが目安とされています。
その為シーン登場時の侵蝕率上昇は1固定になりました。
シーンが増やし易くなりますね。
購入判定や情報収集にも時間を使えます。

恐怖判定の難易度や上昇する侵蝕率ダイスは、GMの判断で変動させて良い事になっています。
なので、例えばクライマックスにPC達の侵蝕率が低かった場合に、侵蝕率が4D上昇する事にするとかもアリです。



●魔術

術式71種、魔導書35種。

魔導書を常備化し、経験点を使って取得する事になります。
コンストラクション作成でもエフェクト1枠分として、1つだけ術式を取得する事が可能となっています。
魔導書さえあれば〈知識:クトゥルフ〉を使って判定し、セッション中に術式を覚える事もできます。
これにはイージーエフェクト《暗号解読/ノイマン》《帝王の時間/バロール》等が演出として役に立ちそうです。

魔術の行使にほ、非常に独特な判定ルールが追加されました。
(既存ユーザーからは戸惑いの声も聞かれました)

{精神+〈意志〉}÷2(切り上げ)が魔術ダイス。

ロールした合計がその術式の発動値に達していれば術は発動する。
侵蝕率やエフェクトの効果は適用されない。

0の出目は10と読み、振り足す。
0の出目が出たら「暴走表」をロールして効果を適用する。
0が多いと「大暴走表」→さらに多いと「災厄表」…とヤバいチャートに送られる。

ロイスがタイタス化(オーヴァードでなければ死)したり、そこそこ強いエネミーに襲われたり(ティンダロス!)、自爆(5D)したり、侵蝕率基本値が増加したりetc

魔術暴走の結果はGM判断で選択して良いとはなっていますが、軽率に悲惨な結果を招き易く、非常に不安定でリスキーなものです。
魔術を使うなら、ロイスに一般人は指定しない方が良いでしょう(死ぬ可能がある)。
爆発に巻き込む可能性もあるので、仲間とエンゲージした状態で使うのも危険です。

魔術はならではの特殊な効果…人払いの結界/死者との対話/記憶の霧/ビヤーキー召喚/異次元への放逐…に見所はありますが、リスクに見合うものではありません。

PCが使う時は、邪神と対する時に、送還・召喚・結界など魔術でしか対応できないギミックで、やむおえず使うというシチュエーションになるでしょう。

PCの中に魔術ダイスの多い(精神と〈意志〉の高い)キャラが一人でもいると、シナリオ攻略がスムーズになると思います。

逆にエネミーやNPCに使わせる分には、効果や暴走も含めて最高に面白いギミックになるので、クロウリングケイオスならではの要素としてガンガン投入すると良いと思います。

(ちなみにクトゥルフは、常備化12でネクロノミコンを手にいれて、経験点30で術式を取得し、発動値35を達成すれば呼び出す事ができます。そこまで難しくないです。)





NEW●ネームレスシティの影響

⇒後発のサプリメント「ネームレスシティ」にて、魔術ダイスの10の出目を〈知識:クトゥルフ〉÷2個まで取り除ける「エイボンの禁呪法/30」というエンブレムや、暴走表の結果を選べる「旧き者の水晶/15」等が追加された為、暴走の危険をほぼ押さえる事が可能になり、魔術全般が断然実用レベルのデータになりました。
ボスクラスの強さを誇る❮召喚:ショゴス❯も運用の視野に入れることが可能となります。
caunserahomare.hatenablog.com


●Mエネミーとパーク

MエネミーのMはMythos(神話)
パークは特殊能力ほどの意味合いです。

エネミーデータが簡略化・固定値化され、かなり運用しやすくなりました。
能力の名称も読んで字のごとくなので分かりやすいです。
ホント大助かりです。

全体的にゲームバランスが従来のダブルクロスから変化しています。


●エネミーは固定値の「回避値」でドッジをしますが、この設定が低いです。
エネミーエフェクト《イベイジョン》は言うに及ばず、肉体ドッジ判定の期待値より低いです。
かなり素早い設定のエネミーでもせいぜい20前後です。
かなり当てやすいバランスになりました。
「クリティカル10、肉体ドッジ」の期待値が用いられているようです。

これにより、《コンセントレイト》に頼らない固定値アタッカーの運用もかなり楽になります。

ドッジダイスにペナルティを与えるエフェクトは、実質的に「ダイス1つにつき回避値-2」の運用をする事になります。
バランス上、実用性は以前より上がった事になります。

PCの支援キャラも、命中を補助するダイスや達成値やクリティカル値ブーストよりも、より直接的に攻撃力や装甲無視能力付加の方が価値の高い効果となります。オルクス×ブラックドッグが流行りそうです。



●《範囲攻撃半減》や《射撃耐性》により、シーン攻撃や射撃攻撃の有効性が減り、〈白兵〉の汎用性が上がりました。



●《非実体》:エフェクトによらない攻撃ほぼ無効(ショゴス)。
《非物質》:侵蝕率100オーバーかアザトースエフェクト以外はほぼ無効(炎の精)。
…があるので、UGN以外はほぼ対抗出来ないエネミーも何種類か存在している事になります。



●めちゃくちゃ強い神格クラスのクリーチャーもしっかりデータ化されています。
ファルスハーツや軍の運用するジャーム兵器などロマン溢れるエネミーもいます。



●明らかな雑魚エネミー以外は、わりと頑丈なデータになっています。
運が良ければ一撃で落とせますが、普通は二撃、ダイス目が渋ると三撃必要な感じです。
クライマックス戦よりも、ミドル戦闘に備えたキャラビルドが推奨されます。
《コンセントレイト》は3LV所持がテッパンです。
兵器類は二桁装甲が当たり前なので、キャンペーンで遊ぶ際のサバイバビリティを考えるなら、装甲無視もほぼ必携です。



●装甲無視をしてくるエネミーは結構います。装甲は効いたらラッキーくらいの感覚にして、あまりリソースを振り向けない方が良いでしょう。



●ガードを使うエネミーはあまりいないのですが、エネミーパークで15・20・30と雑に数値を積んで来ます。
キャンペーンで遊ぶ際のメインアタッカーはガード無視を持っていた方が良いでしょう。
基本ルールブック準拠なら、《光速の剣/エンジェルハイロゥ》《貫きの腕/エグザイル》も弱体化されておらず使いやすいです。



●バッドステータスを打ち消してくるエネミーも殆どいません(一部の神格クラスのみ)。バッドステータス攻撃の有効度(特に邪毒や白兵キャラへの硬直)は上がりました。



●Mエネミーは基本的にオートアクションエフェクトを使わないので、バッドステータスの重圧や打ち消しエフェクト《デビルストリング/エグザイル》の有用性は下がりました。



●ボスの追加行動
従来のボスの定番エフェクト《加速する刻/イニシアチブ行動》ではなく、《二回行動》《三回行動》が用いられます。
これは、行動値/行動値半分/最後…というタイミングでのアクションになります。
ボスへの行動値ペナルティエフェクトの利用価値が爆上がりです。 
バロール《灰色の庭》と《コズミックインフレーション》のコンボや、《停滞空間》等を駆使すれぼ、ボスの行動を完全に後回しにする事も可能です。
サラマンダーの行動潰し《インフェルノ》や、バロールの追加行動《加速する刻》なんかも、だいぶ使いやすくなります。



●復活・ダメージ0エフェクトが無い
HPで全ての攻撃を受け止めて来ます。思う存分強火力キャラを組みましょう。








●追加ルール色々

ホラーシステムとしてのスムーズなセッションを実現するために、色々追加されました。

▼逃亡シーン

回避判定に成功するとシーンから脱出できる。

移動力に優れる感覚アタッカーは肉体が低く、システムバランス上〈回避〉判定か苦手なため、ホントは足の速いキャラが逃げ遅れやすい状況が生まれるルールです。

自分的には、感覚〈知覚〉判定でも逃亡判定をやらせてあげたいと思います。


▼探索イベント

ダンジョン探索。
[ロケーション]を個別のシーンとして扱う。
探索が長引く程に登場侵蝕率コストが上がってゆく。

技能判定で進めるので、こちらでもモルフェウスの《砂の加護》によるダイス支援が重宝されます。
力仕事の判定が能力値の肉体だけではなく、〈白兵〉技能で行える事が示唆されています。
今まで素の肉体判定をクリティカルさせる事が出来なかったキュマイラが《獣の力》でそれを行える様になりました。


▼不意打ち

探索イベント中などに"何らかの理由"で発生。
不意を打たれた方は行動済みとなり、リアクションにもペナルティが入る。

運用が曖昧なので〈知覚〉対決させたりした方がフェアでしょうね。




▼見通しの悪い空間

最大射程が10mに。
シーン攻撃《サイレンの魔女》が弱体化しますね。他にも逃げ射ちや長距離スナイプも難しくなります。
強制移動と硬直で射撃キャラを封殺できる可能性もあります。




▼ラピッドブレイク

侵蝕を2D上げて、ピンチシーンを突破した事にしてしまう。
逃亡シーンと存在意義がかぶってますね…


▼絶望第二幕

手詰まりになっても、とりあえず先にシーンを進めてしまい、その理由をチャートから引っ張る。


▼その他詳細なマスタリングガイド

ホラー描写のコツや、ホラー探索にありがちな困プレイヤーへの対処法など。
金言踊る必見の内容です。
CoC勢からも評価の声が上がっていました。




●アザトースシンドローム

邪神のチカラをかなりの斬新さで表現しています。ほとんどがエネミーエフェクトのイメージです。

傾向としては、精神3、〈白兵〉と〈RC〉、装甲ガード無視出来ず、範囲選択化できず、ガードエフェクト無し、ダメージブースト大得意、ダイスブースト大大得意…といった具合です。

基本ルールレギュレーションと比較すると、かなり強いデータ群と言えます。

効果係数が高い上に、最大レベルも高めのエフェクトが多いので、トライブリードでも活用しやすいシンドロームです。
他のシンドロームなら侵蝕率80%制限がありそうなエフェクトも、侵蝕率制限無しで存在しています。
クロウリングケイオスをお持ちの方は、《此処より永遠に》×《冒涜的存在》、《超次元存在》×《フェインデス》辺りのコンボをチェックしてみて下さい。強いです。

…強い効果もあるのですが、オーヴァードにはほぼ効かなかったり、神話存在にしか効かなかったり、自分もバステを受けたり、バステを受けているほど強くなったり、起点エフェクトはわりとショボかったりetcで、単品で役に立つエフェクトはあまり無く、一筋縄では使いこなせないシンドロームです。

どうみてもPCが使わないエフェクトも散見されます(悪夢を見せて対象の侵蝕率を上げるとか、存在を剥奪するとか)。

ラウンド一回の強化ドッジエフェクトや、効果発動がランダムなダメージ0化エフェクト等があり、エネミーに使わせて戦闘を盛り上げて欲しいという意図が読み取れます。

イージーエフェクトは、記憶改ざん/状況隠蔽/恐怖沈静/怪奇現象発生/星間飛行!…等々、便利で面白いものがそろっています。




ゲーマーズフィールド 25th Vol.4


クロウリングケイオス発売直後の号です。
クロウリングケイオスの、売れ行きに引っ張られて品薄になりました。雑誌扱いなので増刷はされないのですが、電子化はされる模様です。
全ページ数の殆ど半分を占拠する勢いで、リプレイ、シナリオ、追加Dロイスが掲載されました。




●ステージ専用Dロイス

ここら辺は「ネームレスシティ」にバッチリ再録されております。

CRC01.【堕ちた化身/フォールンアヴァタール】
レネゲイドビーイングをPCとして利用できる。
さらにレネゲイドビーイング専用エフェクトのコンボで【賢者の石】とほぼ同じクリティカル-2効果を得られる。

活用するには《レネゲイドスマイト/攻+LV×2》か《カラミティスマッシュ/リアクションクリティカル+1》を取得する必要がある。



CRC02.【取り憑かれしもの/ポゼッスド】
《オリジン:》を5LV取得。
その他のレネゲイドビーイングエフェクトを取得する事も可能に。

《オリジン:レジェンド》で《サイレンの魔女》とか使うキャラが定番となりそう。
とは言え成長前提なら、上記の【堕ちた化身】の方がクリティカル効果の分だけ強い。



CRC03.【無貌の神/マスクオブニャルラトホテプ
ニャルラトホテプの化身となる。
レネゲイドビーイング専用Dロイス【神格】とほぼ同様の効果。
さらに"種別が兵器のエネミー"を1エンゲージ戦闘不能にもできる。

ドレッドノートシルフィードMkⅡ等の大型メカエネミーは、種別が兵器てはなくオーヴァードやジャームなので効果が及ばない点に注意。



CRC04.【背教者/ビトレイヤー】
元ファルスハーツ構成員となる。
ファルスハーツワークスが取得可能に。
ファルスハーツのDロイスを1つ取得(ロイス枠は別途消費しない)。
ファルスハーツアイテムの常備化も可能に。
※このDロイスの利用にはサプリメント「パブリックエネミー」が必要。

通常ステージだとエンブレムを利用してもファルスハーツワークスやファルスハーツDロイスを保持したまま、UGN等やフリーランスのキャラを設定する事は出来なかったので、かなりお得感がある。

●ファルスハーツアイテム利用例
〉攻撃力16+[肉体]のトツカ
〉キーンナイフ(常備化2/攻5/命中0)による《ヴァリアブルウェポン》
スカイキッド×コーリングシステムによる常備化6のセットアップ飛行システム
etc 



CRC05.【恐怖の仮面/テラーマスク】
チェーンソーが強化される。
命中ペナルティが無くなり、侵蝕率に比例して装甲をある程度無視できるようになる。
戦闘中はメジャーアクションで必ず誰かを攻撃しなくてはならない。

サンプルキャラのチェーンソー使いに持たせてあげたい所だが、正直Dロイス枠を使うほどの性能ではない。
キュマイラの《復讐の刃》で装甲無視が可能な所はアドバンテージと言える。



CRC06.【よみがえった死者/リアニメーター】
自身へのロイスを取得している登場キャラ1人毎に、あらゆる判定ダイスが増える。
ただしタイタスにされると侵蝕率が大きく上がる。
種別がアンデッドとなる。

3人の仲間にロイスを取得してもらっていれば、+6Dとなる。
設定が気にならないならば普通に強いオブザデッド。



◆オススメ参考サイト

↓紹介して頂いた書籍



●実際遊んだ方の雑感はおおむね↓な感じです。

私見ですがツイッターを眺めた感じだと、ルール勘の無い初心者や、Eロイスボーナスでバックトラックする事に慣れた経験者が、バックトラックに失敗したという報告が、以前よりも増加した様に感じます。



◆誤植について

誤植の多さも話題になりました。
私の調べでも、特にシートやサマリー関係がひどい感じです。

詳しくはこちら
caunserahomare.hatenablog.com

2021/5/25に、ある程度まとまった量の公式エラッタが出ました。
http://www.fear.co.jp/dbx3rd/support/edc3_210526.txt
まだ完全ではない感じなので、追加もありそうです。
2021年6月初旬に出た二刷は、このエラッタが適用されています。
一刷は発売後一週間で市場から消えたので、今から買う人は普通に二刷版が手に入ると思います。

ひどいとは言え、サンプルキャラクターシート周りを修正し、レコードシート(背表紙)とサマリー(p184)を使わない様にすれば、さほどの問題はありません。
殆どのミスはマニアじゃないと気が付かないようなもの、運用にさして支障の無いものばかりです。

サンプルキャラに関しては基本ルールブックのものも使えるので(むしろこちらの方がオススメ)、あまり難しく考えなくても良いですね。

他だとp140のエネミーパーク《範囲攻撃半減》をマイナーアクションではなく常時効果にするくらいでしょうか。

「誤植だらけでまともに読めない」なんてツイートも見ましたが、これはさすがに風評被害ですね。



◆発売前から発売後のアレコレ

連日Twitterで追ってまとめたものです。ユーザーの賛否両論の声や、クリエイター達のコメントが分かります。

↓大まかな流れ
発売前のあれこれ
発売遅延後の発売日決定アナウンス
ライター陣のプレリリースアナウンス
フラゲネタバレサイト事件
遂に発売!
アザトースシンドロームがヤバ面白い
東京のホビーショップでも入荷遅れ
Amazon遅配&在庫切れ
エラッタ&誤植&記述揺れ多数発覚
聖徳太子は誤植か否か
データマニア達が炎上
Amazonレビューに酷評複数投下される
追加サプリメント決定!
さらに重版決定!売れてます。
少しの公式エラッタとシナリオ出た。早い。
CoC勢からはホラーセッションガイダンス・クトゥルフ資料としても秀逸との声
ゲーマーズフィールドにリプレイとシナリオとDロイス六種類掲載、こちらも異例の品薄に。
早速Vtuber勢も動きアリ
続々と賛否の声が上がる
実プレイ勢からは好評の声
データ検証もじわじわ進行
公式エラッタ出たけどこれは不充分では?
ニャ「ラ」ルトホテプじゃないんかいwww

なんやかんやでかなり売れたみたいです。

Twitterを見ていると「ダブクロ玄人のクロウリングケイオスアンチ」を複数人見かける事があります。これについよくまとまった内容を投稿して頂きましたので、資料として転載いたします。
https://twitter.com/usahomare/status/1762829011242406064?t=8KIo7H7R7b_UIwPSKhCXJw&s=19


 

◆購入案内

税込4180円

現在新品で手に入るものは、第二次エラッタ(ニャルラトホテプに修正)が適用されたものです。が、要修正箇所はまだ見受けられます。

2021/7/20に電子書籍も出ました。BOOK☆WALKERエラッタが自動反映されるのでこちらもオススメです。




↑のサプリメントと基本ルールブック1と2があればセッション可能です。

★クロウリングケイオスのサプリメント「ネームレスシティ」が2021/12/18発売