ダブルクロスのススメ

夏以降でサプリが出るようです●ハートレスメモリー電子書籍化決定!●SSSの第4弾ラウンドアバウトが1月下旬発売されました!【更新履歴】●4/20クリティカル2記事を大幅改稿●4/18ガード記事にカウンターダメージエフェクトを追記●4/2賢者の石記事にオーバードーズキャラ追加●2/21サイレン記事に雷鳴の申し子を追加●1/20賢者の石記事にキャラ追加●1/17奈落の法則記事にウロボロスを追加●1/1GMのコツと遊ぶコツの記事にTweetを追加●12/7ボスエネミーデータ記事に1ラウンド戦について加筆●12/

【23.11.26加筆】カッティングエッジのデータ解析

ヒーローステージ『レネゲイドウォー』のサプリメントカッティングエッジ』の有用データを、基本ステージでも使えるものを中心にピックアップして解析してみたいと思います。


 


●エフェクト

追加エフェクトのみ基本ステージに流用可能です。
各シンドロームに2種のエフェクトが追加されました。
特徴的なものをいくつか紹介してみます。


《黒の束縛》 バロール

メジャーアクション攻撃力5のついでに、ラウンド中の行動値デバフ(−12とか)を与える。
行動値高目のビルドで複数体に使うとかなり有利になる。
[対象:ー]なので、シーン攻撃に混ぜる事も可能。

リミットエフェクト《パラドックスBC/5体》
Dロイス複製体/《加速装着/行動値係数4》
ノイマン/《灰色の脳細胞RW/行動値+精神》
エンジェルハイロゥ/《光の手/感覚RC》


《狩りの統率者》キュマイラ

《ターゲットロック/指定敵1体のみへの攻撃力をシーン持続で強化/係数3/最大LV3》の効果を、至近範囲選択で仲間にも付加する事ができる。強い。
高経験点キュマイラでは定番のエフェクトとなっています。

《ターゲットロック》をさらに強化するリミットエフェクト《攻性変色/EA/攻撃力係数5/最大LV3》は、《ターゲットロック》自体の性能を変更する効果なので、この《狩りの統率者》で対象を拡大することが可能と解釈できます。

《攻性変色》に由来する暴走のバッドステータスはエフェクト使用者が受けるもので、効果のみを受ける者は暴走しないとするのが妥当な解釈だと考えられます。

この《狩りの統率者》は《ターゲットロック》の効果対象を拡大するだけなのて、他の類似エフェクト、ソラリス《扇動の香り/指定敵1体への攻撃ダイス増加》等を組み合わせると、組み合わせの法則に従い対象が単体に戻ってしまうので、注意しておきましょう。


《神秘の肉体》エグザイル

一風変わった効果なのですが、。
[能力値]分だけ効果の上がるエフェクト

オプティカルレンズ/攻撃力/エンジェルハイロゥ/EA》
《戦闘嗅覚/攻撃力/ノイマン/EA》
《ヒール/HP回復/モルフェウス
《癒しの水/HP回復/ソラリス
《拡散する影/達成値/ウロボロスRW》
《消失する天使/達成値/エンジェルハイロゥCE》
《宵闇の魔花/達成値/オルクスCE》
《シャイニングアーム/攻撃力/エンジェルハイロゥBC》
《赫き踊り手/攻撃力/ブラム=ストーカーBC》
《灰色の脳細胞/行動値/ノイマンBC》

…等に[肉体]の値を使えるという事になります。
はっきり言って、そこまでして使う程の威力のあるエフェクトは無いので、お蔵入りですね。


《ロックンロールビート》ハヌマーン

攻撃の達成値を係数2、最大LV5で増加。
暴走中のみ効果発動の常時タイプなので、いちいち侵蝕率を上げなくて良い。
《サイレンの魔女》を当てるのに役立つやつです。

万全な運用には、他に暴走を発生させるエフェクト…《狂騒の旋律RW/セットアップ攻撃力バフ》、一般エフェクトの《オーバーアクセル/HR/行動値UP》《バーサークセルフ/HR/ダイスUP》、ユニークアイテム「怨念の呪石/HR」等々…が必要にはなります。

従来だと命中値を稼ぐ為に、ブラックドッグ《ハードワイヤード/RCブースター》や、レネゲイドビーイング《オリジン:レジェンド》を利用するのが一般的でしたが、それに選択肢としてこのエフェクトが加わった形です。

(元々強すぎるエフェクトなのに、さらに強化するとはどーゆーことやねん)


《スピードクリエイト》モルフェウス

イニシアチブに、1つだけ武器作成エフェクトを使える。

マイナーアクションが空くので、移動エフェクトの代わりになります。

ガードに使う《シールドクリエイト》を、自分の手番まで待たずに作れるのも利点ですね。

なぜか《ダブルクリエイト》はコンボ出来ない仕様になっています。
武器限定なので《アーマークリエイト》にも使えません。


《虚構のナイフ》ノイマン

[精神]判定に組み合わせ、攻撃力係数3、最大LV3。

ノイマンアタッカーの中盤火力を大きく支えてくれる優秀で使いやすいエフェクト。

RCアタッカーで役に立つのは勿論、《コントロールソート/精神で白兵射撃》で物理攻撃にも使えます。




《理知の城壁》ノイマン

[精神]で〈交渉〉判定が可能となる。

支援メインで武器を使わないノイマンピュアキャラなどが、《言葉のナイフ/EA/交渉攻撃/装甲無視》を運用しやすくなる。

《虚構のナイフ/攻係数3》《100%:フェイタルヒット/RW/攻係数1D》と組み合わせれば、攻撃力も充分確保できるので侮れません。
《神機妙算RW》で範囲選択化も可能です。


《ダンシングシミター》オルクス

RC攻撃基点、攻撃力係数3、最大LV3
LV個の白兵武器が必要になります。

使用回数や近接射程を気にせずに《要の陣形/3体攻撃》にコンボできて、そこそこ強い。
…オルクス待望のエフェクトと言えます。

使う武器ですが、武器自体の攻撃力が反映されるわけでもないので、常備化1の「ナックルダスター」で充分です。(素手を指定することもできます!)

「選択した武器は攻撃に使用したものとして扱う」ので、例えばブラックドッグ《ハードワイヤード/アームブレード》を3本使うと、ガード-15の効果を得られます。
パイルバンカーや神木の丸太のダメージ効果を得ることも可能です。

ファルスハーツアイテムの「キーンナイフ/PE/攻5/装甲−5」3本なら装甲−15となります。

【遺産継承者/鬼切りの古太刀/RM】なら、与ダメージでEロイスを止める効果が乗ります。

「ダイドウェポンUR/クリティカル−2/侵蝕1D」を利用する事も可能です。これを組み合わせれば《サイレンの魔女》でクリティカル8攻撃も可能です。

命中や与ダメージでデバフやバッドステータスを与える武器なら、それらを与える事ができます。

(マスターエージェントのエンブレム「最強の一振り/UG」は、武器自体の攻撃力を上げるものなので無効です。)

(【秘密兵器/フォールンアックス/HR/ダメージダイスリロール】は、白兵攻撃に使った時の効果なので無効です。)

意外な事に《80%:オーバーロード/武器攻撃力+1倍/武器破壊》は乗ります。
使用している武器自体の攻撃力は元々乗りませんが、使用しているという条件は満たしているので、《オーバーロード》で選択した武器1つ分の攻撃力は加算される事になります。盲点でした。

また、《ダンシングシミター》の対象は[―]なので、例えば《雨粒の矢》と組み合わせればシーン攻撃に用いる事も可能です。

余裕があれば、色々工夫してみると面白いですね。


《紅蓮の憎悪》サラマンダー

攻撃力係数3、最大LV3
暴走中のみ有効の常時効果。

コンストラクションには組み込みにくいですが、経験点の豊富なレギュレーションだと、省燃費で攻撃力を底上してくれるので便利です。

暴走するエフェクト、一般《オーバーアクセル/HR/行動値UP》《バーサークセルフ/HR/ダイスUP》や、ウロボロス《螺旋の悪魔/攻係数3》等と併用すると良いですね。



■ステージ専用データをざっくり。

▼ユニークアイテム

経験点が潤沢なレネゲイドウォー専用とあって、弱くはないけど取得コストも高い(費用対効果が割りと微妙な)アイテムばかりです。



▼元ヴィランアイテム

悪の【秘密兵器】といった様相のアイテムです。
数が増えたのは良いのですが、相変わらず微妙な性能のデザインに成功しています…





▼アニマルオーヴァード

カオスガーデンのリプレイ本の内容に、レネゲイドウォーの設定を加えただけの内容です。

カオスガーデンはヴィランの手に落ち、代わりの東京地下カオスパークもダンジョン化。
Aオーヴァードコミュニティも壊滅状態という大変な状況です。


▼カンパニールール

アジトをユニークアイテム化して、HP回復等、色々な恩恵を受ける事ができるようになるルールです。


▼ヴィジランテ補強

非公式ヒーロー設定のキャラは、コスト0でバックトラックを10も補助してくれるユニークアイテム「ヒーローズクロス」の恩恵を受ける事ができませんでした。

補強として「ソウルアイテム」を設定。
メジャーアクション、リアクション、衝動判定、それぞれに1Dのボーナスが付く事になりました。


異世界来訪者

他のステージのキャラをレネゲイドウォーステージに転用する設定です。
異世界転生ステージの側面を持つようになりました。


▼夜来香学園

ダブルクロスに『僕のヒーローアカデミア』設定を持ち込んだ形です。


▼DUST地区

後に『バッドシティ』として、新生独立サプリメントになるやつです。




以上!