ダブルクロスのススメ

夏以降でサプリが出るようです●ハートレスメモリー電子書籍化決定!●SSSの第4弾ラウンドアバウトが1月下旬発売されました!【更新履歴】●4/20クリティカル2記事を大幅改稿●4/18ガード記事にカウンターダメージエフェクトを追記●4/2賢者の石記事にオーバードーズキャラ追加●2/21サイレン記事に雷鳴の申し子を追加●1/20賢者の石記事にキャラ追加●1/17奈落の法則記事にウロボロスを追加●1/1GMのコツと遊ぶコツの記事にTweetを追加●12/7ボスエネミーデータ記事に1ラウンド戦について加筆●12/

【23.4.15加筆】レネゲイドウォーのデータ解析

ヒーローステージサプリメント『レネゲイドウォー』の有用データをピックアップしてみました。

このステージでは、PC達は公認のオーヴァードヒーローとなり、悪のヴィランオーヴァードとバトルを繰り広げる事になります。
280点ビルドが可能なので、派手なデータバトルが魅力となっています。

実際の所、このステージでセッションを行う事よりも、基本ステージに流用できるデータを参照する事の方が圧倒的に多いので、そのような視点から執筆した記事となっております。


 

◆エフェクト

▼エンジェルハイロゥ

《ミラーパレス》

暴走中に効果発動。
攻撃者へダイスペナルティ係数2/最大LV3
暴走中にリアクション可能なタイプの変異暴走と組み合わせると、ドッジがある程度有利になる。
ヒーローコンストラクションなら活かせる事もあるだろう。
暴走中のザコエネミーに使わせるとかなりウザい。

《ワンショットツーキル》

射撃技能で2体に攻撃できる。
至近にも攻撃できる所が《レーザーファンEA》より優秀ではある。
分割エンゲージ好きなGM環境なら、導入してもいい。
エネミーに使わせるのも程よくウザい。

《80%:イェーガーマイスター》

攻撃力係数4/最大LV3
自分のドッジにダイスペナルティが付く。
使用回数制限が無いのが長所。
係数的にはピュアでの活用が望ましい。
バロール《時間凍結》ノイマン《ラストアクション》ハヌマーン《ライトスピード》など、行動回数を増やす効果を使っている時など、3回しか使えない《マスヴィジョン》よりは火力の安定に寄与してくれる。

《100%:陽炎の亡霊》

ドッジ成功直後に追加行動。
特段にペナルティも無いので、ドッジキャラへのご褒美みたいなエフェクト。
同じ効果の一般エフェクト《朧の旋風EA》と一緒に持って活躍しよう。

《120%:月光の奏者》

絶対ドッジ成功エフェクト。
3倍バックトラック覚悟ならロイス1つのアドバンテージになるが、まあ優先度は高くない(メモリーでいい)。
ボスの延命エフェクトとして使うのがセオリーか。


▼バロール

《拒絶領域》

暴走中のダメージ減少係数5/最大LV3
ガードキャラが、リアクションの出来る変異暴走・解放などと合わせて取得すると、かなり硬くなる(20とか)。

実運用には《何らかの暴走起点効果》《アージエフェクト》が前提に必要なので、ヒーローコンストラクションで狙ってみると良いだろう。

《グラビティバインド》

オートの達成値デバフ係数3/最大LV3
ラウンド1回。
ピュアで鍛えて使うと達成値−18の威力。この場合だと、クリティカルペナルティに換算すると概ね2(7→9)に相当するので強いと言える。
侵蝕コストも安く、使いにくくはない。

達成値勝負のキャンセラーやドッジへの支援として活かせるが、ダメージレートに寄与するエフェクトではないので、取得する機会がほとんど無いのが実情だろう。

《80%:黒の咆哮》★

攻撃力バフ係数4/最大LV3
性能はサラマンダーの《クロスバースト》と同じ。
バロールは《瞬速の刃》《ピュア:黒星の門》《紡ぎの魔眼HR》など、ダイス増加は得意なのでサラマンダーよりは、はるかに組み込みやすい。
ピュアバロールRCアタッカーでもある程度の火力を出せるようになったわけだ。
バロールボスの火力増強にも便利。

《120%:崩壊のスフィア》

ピュア最大12Dの支援にも使えるダメージブースト。
1回しか使えないが効果は相応。
ダメージ効率的には一回の追加行動にも匹敵する。
ダメ押しの一手としてロマンもあり、高レベルキャラなら選択肢に入れても良いが、優先度は低いかな。


▼ブラックドッグ

《100%:雷神の降臨》★

キュマイラの《フルパワーアタック》に類似した効果。
待ちに待った係数5の攻撃力エフェクトなので、ブラックドッグアタッカーなら取得候補に入る。
《フルパワーアタック》と同様にラウンド持続で複数回行動に活かせるのは長所だが、行動値が0になるので、速攻に使いにくいのが難点。


▼ブラム=ストーカー

《鮮血の奏者》

係数3のセットアップ攻撃力バフ。
HP消費もあるので凡庸なエフェクトだが、
ユニークアイテム「サングインNC」で消費HP+5扱いにしてしまうと、HP1で攻撃力+18というアホな威力に様変わりする。

《120%:ハイブリーディング》★

エフェクト回数回復。
ローコストで使いやすい。
ピュアなら《滅びの遺伝子/高ダメージ反撃》の回数回復か強いだろう。
ウロボロスの《120%:原初の虚》でコピーされるエフェクトの筆頭。


▼キュマイラ

《プライマルレイジ》

係数3/最大LV5のマイナーアクション攻撃力バフ。攻撃なら何にでもバフれるのは強み。
マイナーアクションを使うので移動と併用しにくいのが欠点。
暴走はそれほど困らないので気にしなくていい。
回数を気にしなくて良いマイナー移動エフェクトのある素手強化・武器作成アタッカーに持たせると役立ち度が高い。

牙狼の爪》

同じエンゲージの敵が自分以外からダメージを受けるとき、自分の素手攻撃力をダメージに上乗せできる。ラウンド1回。
文章で書くと面倒な効果。
そのままで使っても効果は微妙だが、エグザイル《死招きの爪/素手攻撃力強化/BC》と併用すると、普通に25ダメージとか上乗せできるので強い。

《120%:巨獣の爪牙》★

2回攻撃!
これは強い!
ハヌマーンの《ライトスピード》と合わせて取得しても良いし、ピュアで振り回してもいい。
素手でしか使えないのは残念ポイント。
マイナーアクション素手強化エフェクトにテコ入れした感じなのだろう。


▼エグザイル

《80%:死神の手》★

係数4の攻撃力エフェクト。
クセが無く非常に使いやすい。
やっとエグザイルにもまっとうな火力エフェクトが現れました。
これを以てエグザイルも射撃アタッカーの選択肢に十分入るようになりました。

これまた素手か《骨の銃》でしか使えないあたりは、マイナーアクション素手強化エフェクトのテコ入れですね。

バッドシティも使えるフルスクラッチ環境だと《死招きの爪/骨の剣・骨の銃のリミットエフェクト/侵蝕制限無し/攻撃係数5》が優先されるので、そこまで多用されない印象ではあります。


ハヌマーン

《120%:真空返し》

自分がドッジ成功すると、仲間への攻撃も失敗する。
演出として映えるので、高経験点ドッジキャラなら選択肢に入る。


モルフェウス

《スナイパーウェポン》

ハンドレッドガンズ》に組み合わせて係数2/最大LV5の命中修正を付ける。
鍛えて使えば固定値だけで当てに行くのも難しく無いが、ノイマンの《マルチウェポン》に使うと倍の効果になるのが強み。

ハンドレッドガンズ》自体は攻撃力が低いのでそこを【遺産継承者/祈りの造花/5LVで取得】等で補えばコンセプトビルドとして使える。

ノイマン《守りの弾/判定キャンセル》とシナジーがあるので、《ハンドレッドガンズ》のリミットエフェクト《魔弾の悪魔/達成値増加/EA》や《オリジン:プラント/達成値増加》などと共に、経験点豊富なヒーローコンストラクションで活用するのも面白い。

近接攻撃に使えなくなるので、そのフォローにエフェクト枠を使うのが欠点。
ギガンティックモード/範囲攻撃》で使いつぶすにもコストが気になる。

《80%:ストライクモード》

係数1D/最大LV3の攻撃力バフ。
弱くは無いのだが、やはりコストがやや高めな上に、武器破壊ペナルティまで付いてくる。
似た効果のノイマン《フェイタルヒットRW》が羨ましい。
RCなら武器破壊は気にしなくて良いので、普通に使って行ける。

ちなみに《ヴィークルモーフィング》も、攻撃中は武器とみなされるので(公式FAQ)、壊れてしまいます。

《120%:砂の騎士団》

指定エンゲージにいるかのようにエフェクトを使ったりできる。
一見何のことやら分かりにくい効果ですが、遠隔攻撃に使えるのはもちろん、エフェクトによる遠隔カバーリングにも使えます。
遠隔化の難しい《自爆装置/オート/戦闘不能直後》《雲散霧消/オート/ダメージ直前》を遠隔化したりもできます。

セッション1回1ラウンド中しか使えないので、エネミーに使わせるのが関の山な、ネタエフェクトですね。



ノイマン

《灰色の脳細胞》

[精神]が行動値に足される。
メジャーアクション支援エフェクト《アドヴァイス》を使うときに役に立つ。
ノイマンピュアブリードのポテンシャルが上がった。

《80%:神機妙算》

シンドロームで範囲選択化。
アタッカーは大助かり。
ノイマンピュアブリードのポテンシャルが上がった。

《100%:フェイタルヒット》★

オートアクション。
なんと係数1Dのダメージロールブースト。
あらゆるダメージロールに乗せられるという驚異の汎用性を誇る。
レネゲイドウォーの目玉と言っても過言では無い超優秀エフェクト。
ノイマンがアタッカーとして普通に成立する事になったのだ。

《真相告白》

イージーエフェクト。
相手に真実を語らせるという身も蓋もない効果。
節度を持った運用が求められますが、ハマれば面白い展開を期待できます。



▼オルクス

《鋼の顎》★

攻撃力7で装甲無視のRC攻撃。
火力不足オルクスの救世主。

《100%:隠された世界》

複数体攻撃を単体に変えてしまう。
劣化版《時の棺》ではあるが、効果は大きい。


▼サラマンダー

《氷河の腕甲》

シーン持続のガードアップ、係数3。
《氷盾》のお供に最適。


ソラリス

《120%:覚醒の秘薬》★

他者を再行動させる。
単純に強い。


ウロボロス

特に運用する価値が高いものは無いですねー


▼ステージ専用イージーエフェクト

6種類ある。
いずれもヒーロー演出に使いやすい。
積極的に取得しておくと良い。


◆ステージ専用Dロイス

意外と地味な効果が多い。

RW01.【英雄の殿堂/レジェンド】

エフェクト1つの侵蝕を10にする
120%エフェクトを積極的に利用出来るようになる。
継続して大きく攻撃力を上げるキュマイラの《究極獣化》。ダメージを12Dブーストできるブラム=ストーカーの《ヘルズブラッド》。複数回未行動になれる《夜魔の領域》など色々強いです。

RW02.【監察官/ウォッチャー】

シーン対象でクリティカル-1支援/シナリオ1回

RW03.【鉄の競技者/アイアンリーガー

達成値+1D/シナリオ3回

RW04.【序列不能/ブラックアウト】

エフェクト1つLV+3/シナリオ1回

RW05.【銀河の歌声/アイドルヒーロー】

他人の判定ダイス1つを10に/シナリオ2回
便利ではあるが《妖精の手》2回でDロイス枠を使うのは微妙。

RW06.【裏切りの正義/エクスヴィラン

ヴィランアイテム1つを常備化
そこまで強いアイテムも無いので微妙。

RW07.【継承種/ヒーローズエア】★

追加行動を得る/シナリオ1回
これは強い。


◆一般アイテム★ ステージ専用

武器を中心に、安いのに強い上位互換アイテムが揃っている。
これらはステージ専用…なのだが、一部のアイテムがネームレスシティに再録された際に「基本ステージでも使用する事ができる」という注釈がついた。

再録されたアイテムは以下の通り。
( )は名称のみが変更されたもの。

>スタニングバトン
常備化1/攻3

>強化ブレード★
常備化3/攻6

>パワーピストル★
常備化3/攻5

>強化ライフル(スマートライフル)★
常備化6/攻9

>パワーランチャー(小型ロケットランチャー)
常備化7/攻10 範囲選択

>パワードスーツ(第2世代型PAアーマー)
常備化12/装甲10 搭載火器使える

>強化プロテクター
常備化5/装甲5



◆ユニークアイテム ステージ専用

これらはステージ専用だ。
取得には経験点が必要だが、同じコストのエフェクトと比較すると、強さの尺度を見極める事ができる。

一般アイテムが十分に強いのと、強力なリミットエフェクトが色々ある事、技能を成長させる価値等を勘案すると、取り立てて取得する価値があるものはそれほど無い。

「ヒーローズクロス」★

コスト0で取得できて、侵蝕率を10も下げてくれるチートアイテム。
正規ヒーローじゃないと取得出来ないので、ヴィジランテ(ノラヒーロー)をやる時は諦める事になる。

「レイジングアーク」

交渉やRC判定に+3D、攻撃力+5
これはコストパフォーマンスが良い。

「カテゴリ:ベテラン」

コスト5で+1Dならコスパ良し。

「パワーソース:サイエンス」

実質能力値+3。コスパ良し。

「パワーソース:ビサイド」★

取り憑かれ型のヒーロー
エフェクト判定+4D、射程+10mという破格の性能。



◆秘密兵器 基本ステージ使用可

アメコミヒーローや変身ヒーローを彷彿とさせるアイテムが5種類ラインナップされている。
いずれもステージ専用との注釈が無いので、基本ステージに持ち込む事も可能だ。
ガチ性能なものでもないのて、演出に活かしたい時に使う事になるだろう。

「ブーメランアスピス」★

攻6/ガ8。白兵と射撃で使えるシールド。
武器としては凡庸なスペックだが、侵蝕率コスト1であらゆる判定の達成値を+4に出来るという、何気にすごい効果を持っている。
戦闘ではもちろん、情報収集やFS判定などで大いに役立てる事が可能だ。 



◆遺産継承者 基本ステージ使用可

いずれもステージ専用との注釈が無いので、基本ステージに持ち込む事も可能だ。

「聖剣の王者」

攻撃力15/ガード7の白兵武器に、クリティカル−2(下限値4)効果。

クリティカル2アタックには使いにくいが、武器としては優秀なので、総合力は評価できる。

暴走すると攻撃出来なくなるので、マイナーアクションを暴走解除に使えるハヌマーンの《一閃》と併用すると良いだろう。

「祈りの造花」★

装甲8の防具。
もっぱら《インフィニティウェポン》5LVを取得してから、リミットエフェクトの《咎人の剣/起点/攻撃力係数5/EA》を取得するのに使われる。

遺産継承者効果で《インフィニティウェポン》の最大LVが5に変更される…ピュアブリードでもリミットエフェクトが取得しやすくなる…のが、お得ポイントになっている。

「雷神の槌」

ブラックドッグの《雷神の鎚》とは字が違う。
常時攻撃力+10でバックファイアダメージ3点。
【対抗種】に似た効果。
射撃攻撃なら、射撃、RC、交渉に利用できる。

最大HPが−7されるが、最大HPが−20になるFHチルドレンのエンブレム「命の終着UG」と併用する事で、最大HPを1にする事ができる。
《リザレクト》のコストが1になる裏技だ。