電気と内蔵武器のシンドロームです。
ダイスペナルティで使いにくいエフェクトが散見される・白兵や射撃を範囲攻撃に出来ない・精神が低いのでせっかくの電撃エフェクトが使いにくい・クライマックス戦で運用しやすい攻撃力アップエフェクトが無い…等の理由で一部の優秀エフェクトをクロスやトライブリードで利用されるだけになりがちな、やや残念なシンドロームです。
ガードアップやカバーリング用のエフェクトもあるのですが、遠隔カバーやダメージ軽減が出来ないのでガードキャラを目指す場合ピュアブリードでは片手落ちな性能となってしまいます。
●オススメエフェクト
《アタックプログラム》
白兵・射撃の起点になる。
達成値UP係数2/最大LV5
めちゃくちゃ優秀な起点エフェクト。
同じ条件の起点エフェクト《アームズリンク》がこれに勝るのは、クリティカルを大きく下げて特攻した時くらいである。
《ハードワイヤード》
「アームブレード」をノイマンの《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》で振り回したり。「RCブースター」をハヌマーンの《サイレンの魔女》強化に利用したり。
「バトルマニューバ」「ロックオンサイト」で固定値特化キャラを作ったり。
…等、一部の尖ったビルドの基幹エフェクトになるため多用されます。
Dロイス【複製体】で利用する事も多いです。常時エフェクトの為ウロボロスではコピーできません。
ちなみにブラム=ストーカーの従者も取得できるエフェクトではありますが、基本的に従者は素手以外使えないので《知恵あるもの》が無いと《ハードワイヤード》のアイテムも使えない点に注意しましょう。
《雷の槍》
侵蝕制限や使用回数制限の無いRCエフェクトとしては、最高の攻撃力を誇ります。
ミドルフェイズの戦闘で《雷神の鎚》とのコンボが強力です。
ただし判定ダイスが-1になるので、ただでさえ精神の低いブラックドッグでは、使いにくさが否めません。
安定して使うには、ノイマンやバロールなど精神の高いシンドロームとクロスにしたり、仲間のダイス支援を頼ったり、ダイス増加エフェクト《雷の加護》に枠を割くなどの工夫が必要になります。
また、至近に使えないので間合いをとるための《イオノクラフト》も必須です。
トライブリードのRCアタッカーに良く利用されます。
《雷神の鎚》
RCの範囲選択攻撃です。ブラックドッグでRCアタッカーをするなら《雷の槍》と共に必携です。
《加速装置》
行動値を大きくブーストします。素早くバフやデバフを飛ばしたいキャラや、足の遅さが気になる白兵キャラにとっては福音となるエフェクトです。
私はDロイスの【複製体】や、ウロボロスの《原初の黄》でコピーするなどして良く利用します。
《80%:MAXボルテージ》
ダイス-1になりますが攻撃力が+10になります。費用対効果は今一つですが、RCやピュアブリードの場合頼らざるを得なくなります。
《80%:バリアクラッカー》
80%制限ながら、射撃と白兵で装甲とガードを無視します。硬いエネミーが出てきても対応が可能になります。
攻撃力が上がるわけではないのに侵蝕が4と高いのと、GMは倒せる前提の敵を出してくる関係上、無くても構わないと言えば構わないエフェクトでもありますが、不馴れなGMが固すぎるエネミーを出して来た時のお守りにもなります。
《100%:ポルターガイスト》
武器を一つ消費して、シーン中の攻撃力を上昇させます。〈射撃〉に限らず〈白兵〉〈RC〉〈運転〉〈交渉〉どんな攻撃でも攻撃力が上がる優れものです。
とりあえずコンストラクションなら、《ハードワイヤード》のアームブレード/攻撃力9や、常備化9/攻撃力10の両手剣が手頃に利用できます。
フルスクラッチビルドで、常備化24/攻撃力20のアンチマテリアルライフルを利用するのが定石です。
多くのサプリメントが出た現在においても、一線級に重宝されているエフェクトです。
《雷鳴の申し子》
ピュアブリード専用。
自分のHPが減った分だけ攻撃力が上がる。
使うと戦闘不能になる。
HPを増やしたビルドでネタ的に使えはするし、確かに強くはあるのですが、クライマックスではタイタス1つを代償にする事になり、割に合いません。
継戦能力が低い歪なビルドとなります。
オススメして来る向きはクライマックス戦が1ラウンドで終わったり、バックトラックが甘い界隈で遊んでいる人だと考えられますので、真に受けてはいけません。
《セキュリティカット》イージー
敵のアジトに潜入するときに便利です。
●オススメブリード
・ノイマンとのクロス
前述の《ハードワイヤード》と《マルチウェポン》云々のコンボが強いです。強すぎてエフェクトアーカイブで下方修正が掛かったビルドです。
詳しくは、下にリンクのある参考記事をご覧ください。
ノイマンの高い精神を生かしたRCビルドも定番です。
・ハヌマーンとのクロス
高い攻撃力を誇る《マシラのごとく》を《バリアクラッカー》でねじ込みます。
〈白兵〉を《獅子奮迅》で範囲攻撃にできるので、ブラックドッグの欠点をカバーできます。
《コンセントレイト》とコンボ出来ない《サイレンの魔女》を《RCブースター》の固定値で当てに行くビルドも、ハヌマーンとのクロスブリードになります。
・エグザイルとのクロス
《ジャイアントグロウス》が白兵ブラックドッグの弱点である、攻撃力と範囲攻撃を同時に補ってくれます。《加速装置》で行動値を補える事もあり、非常に汎用性の高いアタッカーがビルドできます。
・バロールとのクロス
〈RC〉で戦うならこれです。
コンストラクションなら、エフェクト構成は《雷の槍》《イオノクラフト》《雷神の鎚》《黒の鉄槌》みたいな感じです。
●キャラクター例
1.【白兵/アームブレード三刀流】ブラックドッグ×ノイマン
▼能力値
肉体6 〈白兵〉1+3
感覚1
精神4
社会1 〈調達〉1+2
▼エフェクト
3《マルチウェポン》1LV 二刀流
3《ヴァリアブルウェポン》1LV 三刀流
+4《ハードワイヤード》3LV 武器取得
3《コンバットシステム》1LV +3D
2《コンセントレイト:ブラックドッグ》2LV
▼100%コンボ
侵蝕11/攻撃力27/ダイス12/修正1/ガード-15
攻撃力9のアームブレードを3刀流で使います。ミドルフェイズから高い攻撃力を発揮できます。プレイ中に武器を購入すれば、その分100%時に攻撃力を上乗せできます。
成長で《ポルターガイスト》も使えば、アームブレード5刀流で攻撃力固定値45まで可能になります。
範囲攻撃が出来ないのが弱点になるので、トライブリードにしてハヌマーンの《獅子奮迅》を使うのもアリです。
エフェクトアーカイブで《マルチウェポン》と《ヴァリアブルウェポン》性能が変わった為、基本ルールブック環境でのみ使えるキャラクターです。
2.【RC/定番範囲アタッカー】ブラックドッグ×バロール
▼能力値
肉体2
感覚2
精神7 〈RC〉1+3
社会1 〈調達〉1+2
▼エフェクト
2《雷の槍》1LV 攻8 -1D 至近不可
1《黒の鉄槌》1LV 攻6 至近不可
1《イオノクラフト》1LV 移動
3《雷神の鎚》2LV 攻6 範囲選択
2《コンセントレイト・ブラックドッグ》3LV
▼100%コンボ
侵蝕8/攻撃力20/ダイス9/修正4/範囲選択/至近不可
燃費は良いですがダイスが少ないので、仲間から支援が得られない場合は後々補強が必要です。
攻撃力も悪くないですし《MAXボルテージ》や《ポルターガイスト》取得でさらに伸ばす事もできます。
バロール方面のエフェクト《時の棺》《孤独の魔眼》《赤方偏移世界》などにも伸び代があります。
3.【白兵/高速仕様】ブラックドッグ×エグザイル
▼能力値
肉体8 〈白兵〉1+3
感覚2 行動値4
精神1
社会1 〈調達〉1+2
▼エフェクト
4《80%:MAXボルテージ》1LV 攻+10 −1D
5《100%:ジャイアントグロウス》1LV 攻2D 範囲選択
2《アタックプログラム》1LV 修+4
2《加速装置》2LV 行+12
2《コンセントレイト:ブラックドッグ》3LV
▼アイテム 常備化8/財産0
刀/5 攻5
ウェポンケース/1
コネ×2
▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃15+2D/ダイス10/修正+7/範囲選択
高めの行動値から敵に切り込みます。
特にクライマックスでは派手な活躍が期待できます。
4.【射撃/範囲バリクラアタッカー】ブラックドッグ×ブラム=ストーカー
▼能力値
肉体3
感覚5 〈射撃〉1+3
精神2
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト
4《80%:バリアクラッカー》1LV 装甲ガード無視
2《滅びの一矢》2LV +4D HP-2
3《80%:ブラッドバーン》2LV 攻12 HP-5
3《血の宴》1LV 範囲選択
2《コンセントレイト:ブラム=ストーカー》2LV
▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力17(大型拳銃)/ダイス12/範囲選択装甲ガード無視/HP-7
範囲選択に《バリアクラッカー》を使うキャラの射撃バージョンです。
素早い支援キャラや、オルクスのダメージブースト《力の法則》を使える仲間と組むと、パーティの殲滅力は相当なものになります。
5.【RC/サイレン使い】ブラックドッグ×オルクス+ハヌマーン
▼能力値
肉体2
感覚2
精神6 〈RC〉1+3
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト
5《サイレンの魔女》1LV 攻6 シーン 装甲無視
+4《ハードワイヤード》3LV
RCブースター×3 RC+6
2《雷の槍》1LV 攻8 -1D 至近不可
4《妖精の手》1LV リロール
2《オリジン・レジェンド》1LV 精神判定+4
2《コンセントレイト:ブラックドッグ》2LV
▼100%コンボ
侵蝕7(準備2)/攻撃力14/ダイス8/クリティカル10/修正14/シーン選択/至近不可/装甲無視
RCブースターにレネゲイドビーイングも織り混ぜ、RCの固定値で《サイレンの魔女》を当てに行くビルドです。
《雷の槍》は対象が[単体]ではなく[ー]なので《サイレンの魔女》とコンボした場合、至近不可にはなるもののシーン対象に攻撃が可能です。
出目が悪かった時用に強制クリティカルの《妖精の手》も持っています。
◆サプリメントのブラックドッグをピックアップ
●エフェクトアーカイブ
《ゲットダウン》
白兵と射撃技能でドッジが可能。
固定値を盛ると強い。
●レネゲイドウォー
《100%:雷神の降臨》
係数5であらゆる攻撃力を強化。
ただし行動値は0に。
キュマイラの《フルパワーアタック》に似た性能。
●バッドシティ
《サンダーストーム》
《雷神の鎚》のリミットエフェクト。
攻撃力+3D
NEW●アイテムアーカイブ
《雷鳴の申し子》特化タイプ
ブラックドッグ@白猿の額冠
— 🐰うさほまれ@ダブルクロス (@usahomare) 2024年5月6日
4221 RC4 調達3 HP30 行6+3
【10】
雷鳴の申し子2 3回
RCブースター6 RC+12
D:サイレンの魔女1 攻6
雷の槍1 攻8 至近不可
【75】
魔狼の心臓IA HP+40
【45】
侵蝕12 HP0化
4dx@10+16 攻14+雷鳴
ダメージ期待値97
ブラックドッグ@複製体
— 🐰うさほまれ@ダブルクロス (@usahomare) 2024年4月14日
4221 白兵4 調達2 HP30
【10】
アタックプログラム7 修+16
雷鳴の申し子2
D異形の刻印1+4 HP+50
【85】
20†特異体/ラストアクション1
15適合体/×2
【35】
伸縮性警棒 攻2
8dx@10+20 攻最大+80
エンブレムやDロイスを駆使してHPを爆上げし、ピュア専用エフェクト《雷鳴の申し子/HPのマイナスを攻撃力に転化》を使います。
《雷鳴の申し子》→《ラストアクション》→《雷鳴の申し子》という運用により、1回の戦闘不能で2回の申し子アタックを可能にしています。
しかも2回目の雷鳴はHP0からの最大効率ダメージとなります。
130点フルスクラッチビルドですが、クリティカル2攻撃に匹敵する、200近いダメージを一瞬で叩き出します。
「対空ミサイル」
一般アイテムです。
常備化12で攻撃力15。
《ポルターガイスト》にもってこいです。
「エピック」
カスタマイズアイテムです。
攻撃力+2。1回だけ破壊無効。
なんとエフェクトアイテムにも付与できる。
《ポルターガイスト》と併用するのにもってこいです。
エグザイル《死招きの爪/係数5/BC》との併用が定石です。
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これ公式なの笑う pic.twitter.com/yzRh8RMM1q
— 人間産業廃棄物 (@deguretyaf) 2024年10月7日