重力を操るシンドロームです。
攻撃力は今一つですが、非常に高い応用性を備えており、白兵・射撃・RC ・支援・ガード、どのタイプにもビルドが可能な優秀シンドロームです。位置関係や行動値を操作するエフェクトを備えているのも特徴です。
●バロールのオススメエフェクト
《黒の鉄槌》
そこそこ威力のある〈RC〉攻撃の基本エフェクトです。
至近距離に使えないので、ピュアで《黒星の門》を使えるのでも無い限り、《斥力跳躍》とセットで取得する事になります。
《瞬速の刃》
〈射撃〉〈白兵〉の基本エフェクトです。
ダイスボーナスを効率良く得られます。
《巨人の斧》
攻撃力+LV×3で白兵と射撃にコンボ可能で、ミドルフェイズの攻撃力を稼ぐのに使えます。
ダイスペナルティ-2を、《瞬速の刃》や《黒星の門》で相殺して使います。
《100%時の棺》
判定を自動失敗にしてしまいます。
ボスの行動を一つ潰せる=仲間全員のロイスを一つ守れる…という、非常に利用価値の高いバロールの代名詞とも言えるエフェクトです。
バロールキャラをやる時にこのエフェクトを取得していないと、ちょっと肩身が狭い思いをする事になるかもしれません。それ程仲間にも期待されるエフェクトです。
《孤独の魔眼》
範囲攻撃を自分一人で受け止めます。
仲間のロイスダメージ軽減に大きな効果を発揮します。
《因果歪曲》
範囲攻撃エフェクトです。
起点にバロールエフェクトが必要で、至近距離には使えませんが、白兵射撃RCいずれにも応用可能で便利に使えます。
《80%時間凍結》
イニシアチブに追加行動を得るエフェクト。
先制攻撃で決まるととても強いのですが、往々にしてエネミーの《加速する刻》でダメージを負い、HPコストが払いきれなくなって使えない場面に遭遇します。
ダメージを負うのを前提として、HP回復手段…《癒しの水》使いの仲間、《メタルフュージョン》《渇きの主》等と併用するのが安全です。
《黒星の門》
ピュア専用。ダイスが増えて、エフェクトの至近不可を無視できるすぐれもの。
これがあるおかげで、バロールピュアは射撃や白兵でもビルドが可能になっています。
《ディメンジョンゲート》イージー
いわゆる"どこでもドア"です。侵蝕が上がりますし戦闘には使えませんが、とにかく便利です。
《ポケットディメンジョン》イージー
隠れたり隠したり休憩に使ったりと、工夫次第で便利に使えます。
《偏差把握》イージー
念能力で言うところの円ですね。
優秀なレーダー能力として使えます。
判定は必要ですが、隠れている者を見つけ出す事も可能です。
●間接支援エフェクトについて
《赤方偏移世界》行動値アップ
《灰色の庭》行動値ダウン
《空間圧縮》セットアップ移動
《悪魔の影》リアクション不可
《停滞空間》行動値0化
《80%:魔神の心臓》ラウンド中ダイスペナルティ
効果は侮れないのですが、活用するには仲間に先んじてエフェクトを使う為の高い行動値が必要になったり、ある程度LVを上げなければ有効性が低いなどのネックがあり、使いやすくはありません。
本気でやるなら、バロールピュアにDロイス【複製体】で《加速装置》を取得する位の気合いが必要です。
次のダメージを上げる《死神の瞳》は、鍛えれば7Dダメージ増加が狙えますが、実質の効果は攻撃力15のRC攻撃程度のもので、その手間があるなら普通に攻撃した方が有効です。
このエフェクトは上記のような間接支援エフェクトのオマケとして使うか、メジャーの空く支援キャラやガードキャラが片手間に使う(このパターンたど、達成値がそれほど必要無い楽な攻撃手段になり得る)のが正解です。
●オススメブリード
・キュマイラとのクロス
《一角鬼》《漆黒の拳》《因果歪曲》等で、装甲無視範囲攻撃が可能になります。その上《時の棺》も習得可能です。
《グラビティガード》《セットバック》を活かしてガードキャラにするのも強いです。
・サラマンダーとのクロス
《プラズマカノン》を《黒の鉄槌》《因果歪曲》のコンボで範囲攻撃にします。
使いやすい定番ビルドです。強いガードキャラを作ることも出来ます。
・エンジェルハイロゥとのクロス
《瞬速の刃》《因果歪曲》《小さな塵》《マスヴィジョン》《斥力跳躍》等の構成で、隙の無い射撃キャラが造れます。
・エグザイルとのクロス
隙のないガードキャラができる鉄板の組み合わせです。
●キャラクター例
【RC/範囲プラズマカノン】バロール×サラマンダー
▼能力値
肉体2
感覚1
精神7 〈RC〉1+3
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト
1《黒の鉄槌》1LV 攻6 至近不可
3《因果歪曲》1LV 範囲化
1《斥力跳躍》1LV 移動
4《プラズマカノン》2LV 攻15
2《コンセントレイト・バロール》3LV
▼100%コンボ
侵蝕10/攻撃力21/ダイス10/修正4/範囲選択
実に標準的な性能です。
【白兵/ダメージコントロール+アタッカー】バロール×キュマイラ
▼能力値
肉体7 〈白兵〉1+3
感覚1
精神2
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト 【プランA】
2《獣の力》1LV 攻4
4《フルパワーアタック》2LV 攻15
4《孤独の魔眼》1LV 範囲攻撃キャンセル
10《100%時の棺》1LV 判定キャンセル
2《コンセントレイト・キュマイラ》3LV
▼100%コンボ
侵蝕8/攻撃力25(ワイヤーウイップ)/ダイス10/修正2/10m
ダメージコントロール能力が高いアタッカーです。
【白兵/範囲アタッカー@サンプルレギュレーション】バロール×キュマイラ
▼能力値
肉体7 〈白兵〉1+3
感覚1
精神2
社会2 〈調達〉1+2
3《一角鬼》1LV 攻7
3《漆黒の拳》1LV 攻2 装甲無視
3《因果歪曲》2LV 範囲
1《斥力跳躍》1LV 移動
2《コンセントレイト:バロール》3LV
▼100%コンボ
侵蝕8(準備3)/攻撃力9/ダイス10/クリティカル7/修正4/5m/範囲選択/装甲無視
サンプルキャラレギュレーションの範囲アタッカーキャラです。
【射撃/範囲アタッカー】バロール×エンジェルハイロゥ
【コンストラクション】
▼能力値
肉体1
感覚6 〈射撃〉1+2
精神3
社会2 〈調達〉1+3
▼エフェクト
3《巨人の斧》3LV 攻12 -2D
3《瞬速の刃》1LV +3D
1《斥力跳躍》1LV 移動
3《因果歪曲》1LV 範囲
2《コンセントレイト:バロール》2LV
▼100%コンボ
侵蝕11/攻撃力20/ダイス10/クリティカル7/修正8/範囲選択
▼アイテム 常備化12/財産0
ボルトアクションライフル/10 攻8
ウェポンケース/1
コネ:UGN/1
ミドルフェイズの攻撃力17が持ち味です。
《マスヴィジョン》や《時の棺》等でまだまだ強化が可能です。
【RC/灰色の庭で行動値デバフ】バロールピュア
【フルスクラッチ】【EA適合】
▼能力値
肉体1
感覚2 行動値8
精神4 〈RC〉1+3
社会2 〈調達〉1+2 〈情報:UGN〉1+1
【能力値0】【技能11】
▼エフェクト
2《灰色の庭》5LV 行動値-18
2《コズミックインフレーション》2LV 範囲化
2《コンセントレイト:バロール》2LV
4《100%:魔神の心臓》3LV -12D
10《100%:時の棺》1LV キャンセル
【エフェクト115】
《ディメンジョンゲート》
《偏差把握》
【イージーエフェクト4】
▼100%コンボ 灰色の庭
侵蝕4/行動値-18/範囲選択/セットアップ
▼100%コンボ 魔神の心臓
侵蝕6/ダイス7/クリティカル7/修正4/ダイス-12
セットアップの《灰色の庭》で敵の行動値を引きずり落とします。
ミドル戦闘で15も下げれば、ほとんどの場合PCチーム全体で敵の先手を取れます。やられる前に殺れ。つおい。
ボス相手には《灰色の庭》で行動値を落とした上で、強ダイスペナルティエフェクト《魔神の心臓》をブチ込みます。
初撃の《加速する刻》には間に合わないかもしれませんが、鍛えれば-18Dまで行くえげつない威力です。
ダイスを完封するでもなく《加速する刻》一撃は通してあげる…これくらいの手心があれば、GMも躍起になってデバフ対抗してくることも少ないと思われます。
Dロイスを付けるなら【起源種】で、さらにエフェクトの威力を上げるのが強そうですが、【触媒】で仲間の行動を増やしてGMの意表を突きに行く(戦闘展開を読みにくくする)のも、このビルドの嫌らしさを際立たせてくれます。
【RC/インビジブルハンド無限回範囲】バロールピュア
【コンストラクション】
能力値 1272
3《インビジブルハンド》1LV 攻2 -3D
1《黒の鉄槌》2LV 攻8
2《黒星の門》2LV +4D 至近可
2《魔王の理》1LV 攻4
2《コンセントレイト》2LV
100%/侵蝕10/攻撃力14/ダイス11/範囲選択/飛行解除/至近可
装甲無視はありませんが、回数制限無しで範囲攻撃を使えます。
サプリメントを入れないと攻撃力が伸び悩むのが難点です。
エフェクトアーカイブでば、《インビジブルハンド》のダイス−3が無くなったので、かなり使いやすくなっています。
【ガード/死神の瞳】バロール×エグザイル
【コンストラクション】
2244 RC3 調達4 HP28
【能10】【技10】
グラビティガード3LV ガード4D
崩れずの群れ1LV カバー
100%:時の棺1LV キャンセル
死神の瞳1LV ダメージ4D上乗せ
コンセントレイト2LV
▼アイテム 常備化16/財産0
クリスタルシールド/15 ガード12
ウェポンケース/1
▼100%ガード 4D+12 期待値34
▼100%コンボ 死神の瞳
侵蝕5/攻撃力0/ダイス7/クリティカル7/修正3/ダメージ4D上乗せ
ダメージにも貢献できるコンストラクションのガードキャラ。
《命のカーテン/遠隔カバー》
《120%:黒星粉砕》不可避大ダメージ
《守護者の巨壁/シーンカバー》EA
Dロイス【守護者/シーンカバー】LM
「ジェニュインアクシズ/グラビティガード+5LV」 IA
等々で強化すると、超一流の強さを発揮できます。
◆サプリメントのバロールをピックアップ
改めて見直すと、バロールの基本かつ必要なエフェクトは基本ルールでほぼ網羅されています。
●上級ルール
「ブラックダイヤモンド」
ユニークアイテム
ワーディングの効果に、時間停止と環境保存機能を付加する。
つまりは、ワーディング内でどんなに暴れても環境に被害が出なくなる。
筆者はかなり愛用しています。
【バロールデバフ×加速装置@複製体】バロールピュア
【フルスクラッチ】
【上級ルールブック】
▼Dロイス【複製体】
《加速装置》を取得
▼能力値 UGNチルドレンA
肉体1 〈白兵〉2 〈回避〉1
感覚2 行動値8
精神4 〈RC〉1+3
社会2 〈調達〉+2 〈情報:UGN〉1
【能力値0】【技能10】
▼エフェクト
2《停滞空間》2LV 行動値0
3《死神の瞳》5LV 攻+7D
3《因果歪曲》2LV 範囲攻撃
2《ピュア:黒星の門》1LV +2D
2《コンセントレイト:バロール》2LV
1+2《D複製体:加速装置》1+2LV 行動値+16
【エフェクト120】
▼100%コンボ
侵蝕12(準備3)/攻撃力0/ダイス9/クリティカル7/修正4/範囲選択・至近可/次の攻撃+7D/シーン中行動値0
Dロイス【複製体】を利用してブラックドッグから《加速装置》を取得しました。
行動値24からの《停滞空間》で敵の行動値を0にします。《死神の瞳》も乗るので、相手は何もできないまま倒れる事になります。
ザコには圧倒的な強さを誇りますが、能力値9以上の従者だと行動値24を越えてくるので厄介な相手となります。
注意点として、エネミーエフェクト《加速する刻》による行動は封じる事ができません。さらに《加速する刻》に付随するマイナーアクションを使用して《停滞空間》の効果を解除されてしまいますので、この場合は敵のマイナーアクションを使わせる効果にしかなりません。
とは言え、成長でダイスペナルティ18個の《100%:魔神の心臓》や、リアクション潰しの《80%:悪魔の影》等を使いこなせるようにもなるので、バロールデバフキャラを極める事が可能になっています。
《因果歪曲》のリミットエフェクト《パラドックスBC》を使えば対象を5体にできるので、さらに強く運用できます。
●ヒューマンリレーション
《紡ぎの魔眼》
侵蝕1で、レベル個の万能ダイスボーナス。
あらゆる場面で大いに役に立つ。
アカデミア専用エンブレムの《CランクⅠ》を使うとなんと侵蝕0で使えてしまうぜ!
《迎撃する魔眼》
《黒の鉄槌》のリミットエフェクト。
遠隔攻撃に対する《復讐の刃》=相打ち必中カウンター。
侵蝕は重いが、アイテムアーカイブで増えたダメージブースト系のアイテムと合わせると十分な威力を出せる。
このエフェクトをボスに持たせてはならない。
《80%:黒の咆哮》
係数4で攻撃力増加。ダイスペナルティ2。
サラマンダーの《クロスバースト》に似た性能。
●カッティングエッジ
《黒の束縛》
RCの攻撃エフェクト。
ダメージを与えると共に、係数3で行動値を落とす。ピュアの100%なら−18の威力。
エンジェルハイロゥの《光の手》を使うなど、自身の行動値を高めたビルドで使うとかなり効果的。
●バッドシティ
《漆黒の波濤》
素手攻撃を範囲選択に拡大。
基点エフェクトでもあり、縛りはラウンド一回のみ。
非常に使いやすい。
▼バロール×キュマイラ
7122
3《破壊の爪》1LV 攻10
3《漆黒の波濤》1LV 攻2 範囲選択
1《ハンティングスタイル》1LV 移動
4《フルパワーアタック》2LV 攻15
2《コンセントレイト》3LV
10dx@7+4 侵蝕7+5/攻27/範囲選択
《パラドックス》
《因果歪曲》のリミットエフェクト。
対象を5体にできる。
非常に便利。
《プラズマカノン》をばら撒こう!
●アイテムアーカイブ
エフェクトアイテムである《魔眼槍》と《盾なる力場》はどちらもかなり強化されましたが、クセの強さは相変わらずです…
《魔弾の射手》
— 🐰うさほまれ@ダブルクロス (@usahomare) 2022年4月13日
かっこよさはともかく
使いにくいエフェクトなんですよねーコレ
>白兵武器2つ以上をどうにかして用意しなければならない。
>バロールの得意分野ではない〈射撃〉技能で使わなければならな…
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