ダブルクロスのススメ

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【24.4.28加筆】ウロボロス解説【インフィニティコード】@TRPGダブルクロス


影を操ったり能力をコピーしたり出来る、厨ニ力最高のシンドロームです。

 

ウロボロスの概要

ウロボロスは、サプリメント「インフィニティコード」で登場した、コピーエフェクト(他のシンドロームの力を取得できる)が特徴のシンドロームです。

エフェクトデータ自体は「エフェクトアーカイブ」にも掲載されていますし、ウロボロス専用Dロイスは「リンケージマインド」にも掲載されています。しかし、「インフィニティコード」が無いとウロボロスの能力値と設定(ゼノスとの関係など)が分からないので、運用できません。

精神の高さとコピーエフェクトの力で、クロスブリード相手のRC性能を良く引き出す事ができます。
コピーエフェクトで汎用性(範囲攻撃や装甲無視など)を補いやすいので、白兵も得意です。

あらゆるキャラクタータイプに組み込む事が出来ますが、オートアクションエフェクトを多用する事になるガードタイプビルドへの適合性は低いです。⇒コピーだけで必要なエフェクトを揃えられないのでピュアは無理。燃費も悪い。

能力値の感覚は低いので、速攻殲滅射撃アタッカーにはあまり向いていません。

社会も低いので、交渉タイプのアタッカーへの適性も低いです。

ウロボロス自体に支援エフェクトがほぼ無い為、支援キャラへの適性も低いです。

ウロボロスの使い味は…トライブリードをクロスブリードやピュアブリードにまとめる&しかも100%エフェクトが使える…つよい…でも侵蝕率コストが高くなるから注意…といった感じです。

インフィニティコードの出版当初(2010年)はこぞってウロボロスキャラが作られていたものですが、エフェクトアーカイブの登場(2012年)により既存のシンドロームもリミットエフェクト等により十分に強化された為、侵蝕率の上がり易さも相まって現在ではそこまで多用されるシンドロームでは無くなったイメージです。



ウロボロスのコピーエフェクト

ウロボロス最大の特徴は、他のシンドロームのエフェクトを、ウロボロスのエフェクトとして習得するコピーエフェクトの存在です。

常時・ピュア・リミット・Dロイス・エネミーのエフェクトはコピーできません。

複数のタイミング…メジャーとリアクションどちらにも使えるエフェクト…ハヌマーンの《電光石火》や、サラマンダーの《炎神の怒り》《氷神の悲しみ》、ソラリスの《トランキリティ》等は、《80%:原初の白》《100%:原初の黒》《120%:原初の虚》等を使わないとコピーできないので割に合いません。

ピュアウロボロスならば様々なシンドロームからいいとこ取りしたエフェクトを、全てピュア相当の最大LV+2で使えます。
このウマみがウロボロスの魅力の一つです。

重ねて書きますが、コピー取得したエフェクトは、元のエフェクトよりも侵蝕率コストが増えたり、取得時に侵蝕率基本値が上がってしまったりします。
ウロボロスエフェクトの使い手は、経験点満額ゲットが難しくなると共に、ジャーム化の危険が高まる事になります。


◆コピーにオススメのエフェクト紹介

《原初の黄》セットアップor クリンナップ

ノイマン《戦術》ダイス支援
ノイマン《ファンアウト》移動支援
サラマンダー《先陣の火》行動値
サラマンダー《氷の茨HR》移動ダメージ発生
ブラックドッグ《加速装置》行動値
キュマイラ《ターゲットロック》攻撃力

《原初の赤》メジャー

キュマイラ《魔獣の衝撃》RC攻撃 ダイス増加
サラマンダー《災厄の炎》RC至近範囲攻撃
ハヌマーン《サイレンの魔女》RCシーン攻撃
オルクス《要の陣形》3体化
エグザイル《異形の祭典》n体化

《原初の青》マイナー

キュマイラ《破壊の爪》素手強化

《原初の緑》リアクション

特に無い
ドッジを志すならブラム=ストーカーの《血霧の盾/クリティカル-1/EA》がオススメ。

《原初の紫》オートorイニシアチブ

サラマンダー《蒼き炎》反撃ダメージ
オルクス《妖精の手》ダイスリロール
ハヌマーン《援護の風》万能ダイス支援
バロール《紡ぎの魔眼HR》万能ダイス増加

《果て無き円環》ピュア専用。上記のいずれか重複取得

オルクス《要の陣形》3体化

《原初の白》80%以下

ハヌマーン《マシラのごとく》強化係数10

《原初の黒》100%以下

エンジェルハイロゥ《マスヴィジョン》強化係数5
サラマンダー《プラズマカノン》RC係数5
ハヌマーン《ライトスピード》2回攻撃
バロール《時の棺》判定キャンセル

《原初の虚》120%以下

サラマンダー《極大消滅波》不可避ダメージ
ブラム=ストーカー《ハイブリーディングRW》回数回復

《影の武具》武器防具作成

ブラム=ストーカー《赫き猟銃BC》射撃武器

《イージーフェイカー》イージーエフェクト

バロール《ディメンジョンゲート》遠距離転移

《原初の灰RU》アージエフェクト

オルクス《闘争の渦RU》回数回復
キュマイラ《棘の獣身RU》反撃ダメージ


◆その他の特徴的なウロボロスエフェクト

《無形の影》

[精神]でメジャーアクションのあらゆる判定ができるようになります。
〈白兵〉〈射撃〉〈情報〉etc なんでもごされ。
燃費は悪いので多用は禁物ですが、すこぶる便利です。

《螺旋の悪魔》

暴走しますが、係数3、最大LV5で、ウロボロスエフェクトの攻撃力をアップします。
ミドルフェイズ(低侵蝕率時)の攻撃力確保にかなり重宝します。

《背徳の理》《喰らわれし贄》《破壊の渦動》

ダメージを与えたら効果発動。シーン持続、係数×2でダイス増加/装甲無視/係数3で攻撃力増加。いずれも高性能。
エグザイル《自動触手》、サラマンダー《蒼き悪魔》等のダメージカウンターエフェクトを起点にすると使いやすいです。
これらのオートエフェクトは《原初の紫》でコピーできます。

《混色の氾濫》

メジャーアクションのコピーエフェクトを手軽に範囲選択化。

《幻想の色彩》

コピーエフェクトを手軽に射程視界化。
《黄:奈落の法則》範囲クリティカルペナルティ
《紫:復讐の刃》相討ちカウンター
など至近射程のエフェクトを強化するのが面白い。なおコストは高い。
オートアクションタイミングやセットアップタイミングのエフェクトに使うと特に便利です。

《80%:暴食の神蛇》

"あらゆる力を貫く"とありますが、ぜんぜんそんな事は無い残念エフェクトです。
リアクションエフェクトで対応できないだけなので、ガード・カバーリング・ダメージ軽減は可能。
リフレックス》《カウンター》《竜鱗》を無効に出来る程度なので汎用性は低いです。
(多分デザイン上の意図としては、カバーリングエフェクトやガードも無効にしたかったのではと推測できる。)

《道化の出し物》イージーエフェクト

侵蝕1のオートアクションエフェクト。同時に使うエフェクトの外見を偽装する。
このエフェクトには裏技的利用法がある。
一つのタイミングに何回でも使えるオートアクションエフェクトの特性(基本ルルブ1p254)を利用し、例えば《リザレクト》や《ワーディング》やマイナーアクションエフェクトと併用する事で、メジャーアクション直前の侵蝕率を好きな値(80%とか100%とか120%とか)まで上げる事ができる。
何回でも使えるがエフェクトの効果は一回分しか表れない点には一応気をつけましょう(基本ルルブ1p252)。
悪用すると無限に侵蝕率を上げる事も可能なので、そこら辺は紳士協定としておきましょう。
→ジャーム化覚悟なら《ヴァイタルアップ》で無限のHPを得る事ができてしまう。

《シャドウダイバー》イージー

相手の感情を読み取る。敵か味方か怪しいNPCを見破るのに使ったらカッコイイ。

《まだらの紐》イージー

偵察やスパイミッションにとにかく便利だが、モノを動かしたり出来ないのが残念。



ウロボロスのキャラクター

ウロボロスを使うとどんなキャラクターが作れるのか?百聞は一見に如かずということで、何例か上げてみたいと思います。
エフェクトデータはエフェクトアーカイブ準拠となります。

前述の通り、コピーで集めた強いエフェクトをウロボロスピュアブリードの高レベルで使う構成が強いので、フルスクラッチキャラも例として作ってあります。

《原初の~》シリーズはエフェクト名が冗長になるので、コピーエフェクトに《色:》を付ける事で代用とします。



1.【RC/万能判定×プラズマカノン】ウロボロス×サラマンダー

【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントC
肉体3
感覚1
精神7 〈RC〉1+3
社会1 〈調達〉1+2

▼エフェクト
4《100%:プラズマカノン》1LV 攻10
4《災厄の炎》2LV 攻9 至近範囲
3《赤:魔獣の衝撃》1LV +2D 攻5
4《無形の影》1LV 万能判定
2《コンセントレイト:ウロボロス》3LV


▼60%コンボ
侵蝕9/攻撃力11/ダイス9/クリティカル7/修正4/至近/範囲選択

▼100%コンボ
侵蝕13/攻撃力24/ダイス12/クリティカル7/修正4/至近/範囲選択

▼アイテム 常備化8/財産6
コネ:UGN/1
コネ:裏社会/1

至近戦が得意なRCアタッカーです。

エフェクトアーカイブレギュレーションのハイスペックエフェクトを集めた構成になっています。

万能判定エフェクト《無形の影》と《コンセントレイト》のコンボで、情報収集/購入判定/知識/白兵/射撃/運転…その他あらゆるメジャーアクション判定をクリティカルにするというチート性能を発揮できます。これさえあればミドルフェイズのあらゆる判定で大活躍できます。

《無形の影》を使う関係上、燃費がやはり今一つです。Dロイスは無くても構わない構成ですが、もし付けるなら侵蝕コスト無しで攻撃力を上げてくれる【対抗種】あたりがオススメです。

《無形の影》の代わりに、バロールのキャンセルエフェクト《100%:黒:時の棺》を取得するのもアリです。この場合Dロイスを【輪廻の獣】にして、2回キャンセル可能にするとキャラが立ちますが、バックトラックはかなり厳しい事が予想されます。



2.【白兵/汎用タイプ】ウロボロス×キュマイラ

【コンストラクション】

▼能力値 UGNエージェントA
肉体6 〈白兵〉1+3
感覚1
精神2
社会3 〈調達〉1+2

▼エフェクト
3《赤:音速攻撃》1LV 2D
3《螺旋の悪魔》2LV 攻9 暴走
2《混色の氾濫》1LV 範囲
4《80%:フルパワーアタック》1LV 攻10
2《コンセントレイト:ウロボロス》3LV

▼60%コンボ
侵蝕10/攻撃力16/ダイス8/クリティカル7/修正1/暴走

▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力32(両手剣)/ダイス11/クリティカル7/修正1/範囲選択/暴走

▼アイテム 常備化12/財産2
両手剣/9
ウェポンケース/1

暴走しながら《フルパワーアタック》両手剣をブン回します。
係数3の攻撃力アップエフェクト《螺旋の悪魔》のおかげでミドルフェイズの戦闘力も高いです。最大LVがこのタイプのエフェクトでは異例に高い5なので、ミドルからクライマックスまで頼りにできます。
《80%:原初の白》で装甲ガード無視の《バリアクラッカー》の取得も可能なので、かなりスキの無い構成に成長できます。



3.【RC/サイレン使い】ウロボロスピュア

フルスクラッチ

▼能力値 レネゲイドビーイングD
肉体2 
感覚2 行動値8
精神4 〈RC〉1+3
社会1 〈調達〉+4 〈情報:UGN〉1+1
【能力値0】【技能15】

▼エフェクト
6《赤:サイレンの魔女》7LV 攻24
+3/2《黄:加速装置》2LV 行動+12
2《混沌なる主》4LV RC+10
2《オリジン:レジェンド》1+4LV RC+12
+5《ヒューマンズネイバー》1LV
【エフェクト115】
侵蝕率基本値+8


▼60%コンボ
侵蝕8(準備4)/攻撃力21/ダイス5/クリティカル10/修正22/シーン/装甲無視/行動値16

▼100%コンボ
侵蝕8(準備4)/攻撃力24/ダイス6/クリティカル10/修正26/シーン/装甲無視/行動値20

▼アイテム 常備化10/財産7
コネ:裏社会/1
コネ:UGN/1
コネ:噂/1

固定値サイレン使いを作ってみました。
ウロボロスのレネゲイドビーイングなのでゼノスに見つかるとヤバいやつです^^;

成長させるなら、いざという時の達成値ブーストとして《原初の紫:妖精の手》、攻撃力大アップ《原初の黒:マスヴィジョン》、ローコストでミドル戦闘から使える攻撃力ブースト《螺旋の悪魔》等が便利です。

このキャラクターに限らずウロボロスは、侵蝕率上昇に伴うエフェクトレベル上昇が+1になるDロイス【起源種】と相性が良いです。
【複製体】でブラックドッグの《ハードワイヤード@RCブースター》を持ってきて〈RC〉を盛りまくるのも強いです。



4.【RC/氷のマスヴィジョン】ウロボロスピュア

▼能力値 UGNエージェントD
肉体2
感覚2
精神7〈RC〉1+3
社会1 〈調達〉1+2
【能力値30】【技能10】

▼エフェクト
3《赤:氷の塔》2LV 攻9 範囲選択 至近不可
2《青:斥力跳躍》1LV 移動
3《螺旋の悪魔》1LV 攻6 暴走
6《100%:黒:マスヴィジョン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:ウロボロス》3LV
【エフェクト90】

▼60%コンボ
侵蝕8/攻撃力9/ダイス8/クリティカル7/修正4/暴走

▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力25/ダイス10/クリティカル7/修正4/範囲選択/暴走

▼アイテム 常備化8/財産5
コネ:UGN/1
コネ:噂/1
コネ:裏社会/1


ピュアブリードなので、このままのコンボで攻撃力を78まで伸ばせます。
《マスヴィジョン》は《プラズマカノン》と違って、組み合わせても範囲攻撃を縮小しません。


4.5【RC/災厄のマスヴィジョン】ウロボロスピュア

【エフェクトスクラッチ

▼能力値
肉体2
感覚2
精神7 RC1+3
社会1 調達+2
【能力値30】【技能10】

▼エフェクト
4+2《黒:マスヴィジョンEA》1LV 攻10
4+1《赤:災厄の炎EA》5LV 攻18 至近範囲選択
3《螺旋の悪魔EA》1LV 攻+6 暴走
2《コンセントレイト》3LV
【90】

▼コンボ
侵蝕16/攻撃力42/ダイス10/クリティカル7/修正4/範囲選択/至近/暴走

シンプルな構成です。
燃費はイマイチですが、このままカンスト(経験点60使用)まで成長させるだけで、攻撃力固定値78に。
達成値込みで100ダメージを叩き出せるキャラになります。

Dロイスを付けるなら【実験体】か【対抗種】あたりで良いでしょう。


5.【運転ウロボロスウロボロスピュア

【コンストラクション】

▼能力値 ドライバー
肉体5 〈運転:4輪〉4
感覚2
精神4 〈意志〉1 〈知識:レネゲイド〉+2
社会1 〈交渉〉1 〈情報:噂〉1 〈調達〉+4

▼エフェクト
+3/6《黒:マスヴィジョン》1LV 攻10
3《青:ヴィークルモーフィング》1LV 攻10
3《赤:エースドライバー》2LV +3D
4《幻想の色彩》1LV 遠隔化
2《コンセントレイト:ウロボロス》3LV
侵蝕率基本値+3


▼60%コンボ
侵蝕9(準備3)/攻撃力10/ダイス8/クリティカル7/修正4/視界/行動値-2

▼100%コンボ
侵蝕11(準備3)/攻撃力20/ダイス11/クリティカル7/修正4/視界/行動値-2


ウロボロスピュアの運転アタッカーです。
コピーした《マスヴィジョン》とコピーした《エースドライバー》をコンボさせて、クライマックスでの攻撃力をアップさせています。ウロボロスならではの組み合わせです。

《ヴィークルモーフィング》を使ったラウンドの移動問題は、コピーエフェクトの射程を視界にする《幻想の色彩》で補っています。

将来的にはコピーエフェクトを範囲選択化する《混色の氾濫》や、装甲無視化する《破壊の渦動》等で応用性も広げられます。
ピュアブリードなので、《ヴィークルモーフィング》5LVでモーフィングロボを使うことも可能ですし、《マスヴィジョン》5LVの破壊力(100%で攻撃力+30)を振るう事も可能です。

万能判定エフェクト《無形の影》で運転攻撃をすることも可能ですが、この場合《混色の氾濫/範囲選択化》や《幻想の色彩/射程視界化》等、"コピーエフェクトの性能を拡充するエフェクト"とコンボ出来なくなる欠点が生じてしまいます。




6.【交渉ウロボロスウロボロスピュア

【コンストラクション】

▼能力値 ネゴシエーター
肉体2
感覚2
精神4 〈意志〉1
社会5 〈調達〉1+2 〈交渉〉1+3 〈情報:〉3

▼エフェクト
+3/6《黒:マスヴィジョン》1LV 攻10
4《赤:絶対の恐怖》1LV 攻2 装甲無視
3《背徳の理》1LV 与ダメ後+4D
3《螺旋の悪魔》2LV 攻9 暴走
2《コンセントレイト:ウロボロス》3LV
侵蝕率基本値+3

▼60%コンボ
侵蝕9(準備3)+3/攻撃力7/ダイス6+3/クリティカル7/修正4/装甲無視/暴走

▼100%コンボ
侵蝕9(準備3)+3/攻撃力21/ダイス12/クリティカル7/修正4/装甲無視/暴走

従来の交渉アタッカーの弱点である攻撃力不足をウロボロスのエフェクトで補ってみました。

ウロボロスの能力値は社会が0なので、実質2ラウンド目から発動する《背徳の理》で無理やりダイスを補っています。可能ならばDロイス【実験体】等で補いたい所です。

成長で《混色の氾濫》を取得すれば範囲選択攻撃が出来るようになります。
既存の攻撃力アップエフェクトも鍛えれば、範囲アタッカーとしてかなり頼れる性能になります。

ちなみにエフェクトアーカイブにて、《絶対の恐怖》のリミットエフェクトで攻撃力係数が5の《神の御言葉》が出た為、交渉アタッカーの火力不足問題はほぼ解決しています。



7.【支援ウロボロスウロボロスピュア

【コンストラクション】

▼能力値 UGNチルドレンC
肉体2 〈回避〉1 
感覚2 〈射撃〉+1
精神7 〈意志〉1 〈RC〉2
社会1 〈調達〉+4 〈情報:UGN〉1

▼エフェクト
+3/7《白:80%:狂戦士》1LV  4D支援
+3/4《赤:要の陣形》2LV 3体
+3/2《黄:加速装置》2LV 行動値+12
4《無形の影》1LV
2《コンセントレイト:ウロボロス》2LV
侵蝕率基本値+12

▼アイテム 常備化10/財産0
ショットガン/7 攻5+2
ウェポンケース/1
コネ:要人/1 ×2

▼100%支援コンボ
侵蝕13(準備2)/ダイス+4/クリティカル-1/3体/行動値20

従来ならばトライブリードやDロイスを使わないと実現しなかったエフェクト構成を、ピュアブリードで実現しています。

このビルドでは侵蝕率80%以上にならないと支援エフェクトが使えません^^;
《無形の影》でショットガンをブッ放して凌ぎましょう。
コピーエフェクトで他に支援エフェクトを取得することももちろん可能なのですが、これ以上支援エフェクトを重ねると燃費が悪くなりすぎて、使いきれなくなってしまうのが目に見えています。
取得するとしても常用しないオートアクション支援《妖精の手》等になります。

100%:エフェクトをコピーする《原初の黒》の枠が空いているので、キャンセルエフェクト《時の棺》も取得出来ます。



8.【射撃ウロボロスウロボロス×モルフェウス

【コンストラクション】

▼能力値 
肉体2 
感覚7 〈射撃〉1+3
精神2
社会1 〈調達〉1+2 

▼エフェクト
2《影縛りの魔弾》1LV ガ-6
3《螺旋の悪魔》3LV 攻12 暴走
2《カスタマイズ》1LV +2D
3+1《赤:要の陣形》1LV 3体
2《コンセントレイト:モルフェウス》2LV
侵蝕率基本値+3

▼60%コンボ
侵蝕7/攻撃力16/ダイス8/9クリティカル8/修正3/暴走

▼100%コンボ
侵蝕14/攻撃力19/ダイス12/クリティカル7/修正3/暴走/3体

ウロボロスの射撃アタッカーに関しては…
>わざわざ燃費の悪いウロボロスを使わなくても、他のシンドロームで必要十分な性能が得られる。
ウロボロスの能力値は感覚が高くならない。行動値が高くならない。
…ので、あまりウマみはありません。

ミドルフェイズから高火力を出しやすい《螺旋の悪魔》を使えるのが最大の利点となります。

他にウロボロス射撃の強みと言えば、敵のガード値を下げる《影縛りの魔弾》を先制で撃ち込み仲間と連携する作戦があります。


●サプリ使用

9.【極大消滅波5連撃】ウロボロス×サラマンダー+ブラム=ストーカー

【130フルスクラッチ
【上級ルール】
【エフェクトアーカイブ
【ユニバーサルガーディアン】
【レネゲイズアージ】
【レネゲイドウォー】
【リンケージマインド】
【ヒューマンリレーション】

▼Dロイス 【起源種LM/エフェクトLVアップ】

▼変異暴走 闘争/暴走回復にマイナー使えない

▼能力値 ゼノスレネゲイドビーイングC
肉体3
感覚1 RC1
精神4 意志1 知識2
社会1 調達1+1 情報ゼノス1
【能力値0】
【技能2】

▼アイテム 常備化10/財産6
コネ×4

▼ユニークアイテム
「退化の書/UG【30】」
ゼノスエンブレム
ラウンド中全エフェクト侵蝕0
クリティカル+3

「デモンズシード/HR【3】」
《極大消滅波》の最大LV+1


▼エフェクト【95】
《オリジン:レジェンド》1LV
《ヒューマンズネイバー》1LV

《120%:極大消滅波/侵蝕4D+1》5LV 攻8D

《120%:原初の虚EA:アナザーセルフEA/侵蝕4D》1LV
エフェクト回数回復 侵蝕コスト+2 侵蝕率基本値+3

《120%:ハイブリーディングRW/侵蝕6》1LV
エフェクト回数回復 コスト分HP失う

《120%:原初の灰RU:闘争の渦RU/侵蝕5》1LV
エフェクト回数回復 暴走する 侵蝕コスト+2 侵蝕率基本値+5

《炎陣》1LV カバーリング


▼解説
Sロイスも使えば1ラウンド中にノーコストで最大5発の《極大消滅波/威力8D》を撃ち込めるというヤバイ構成です(ダメージ期待値220)。

普段はカバーリングでお茶を濁します。

※「退化の書」はウロボロスを根絶しようとする組織ゼノスのエンブレムなので、取得には何らかの工夫…UGNイリーガルエンブレム「ドロップアウト」を経由するなど…は設定を忖度するマナーとして必要かもしれません。


10.【マシラ特化ビルド】ウロボロスピュア

【130フルスクラッチ
【上級ルール】
【エフェクトアーカイブ
【リンケージマインド】
【ヒューマンリレーション】

▼Dロイス 超血統LM/マシラ最大LV+2

▼能力値 UGNエージェントD
肉体2
感覚2 知覚1
精神4 RC1+3
社会1 調達1 情報1+1 交渉1
【能力値0】
【技能7】

▼エフェクト
+3/7《白:80%:マシラのごとく》7+1LV 攻90
(基本3 ピュア2 Dロイス2 シード1)

+3/6《黒:100%:オーバードーズ》1LV 攻20 +2D
2《コンセントレイト》2LV
+3/3《赤:魔獣の衝撃EA》6LV 攻5 +7D
【エフェクト120】
侵蝕率基本値+9


▼アイテム 常備化4/財産2
コネ×2

▼ユニークアイテム
「デモンズシード/HR【3】」
《マシラのごとく》の最大LV+1

▼コンボ
侵蝕18/攻撃力115/11dx+4@7/射程視界
ダメージ期待値137

▼解説
これだけ特化すると、Sロイスを切って2発打つのが前提ですね。
《巨人の影BC》で、さらに20ダメージを上乗せできます。
範囲攻撃などにするのも強烈です。



11.【RC/クリティカル2アタッカー】ウロボロスピュア@賢者の石

フルスクラッチ
【インフィニティコード】
【エフェクトアーカイブ
【バッドシティ】

▼能力値
肉体2
感覚2
精神4 RC4
社会1 調達3
【能力値0】【技能10】

▼エフェクト
5《赤:災厄の炎》5LV 攻18 至近 範囲選択 
+4/3《自動触手》1LV 反撃6
3《背徳の理》4LV 10D
2《コンセントレイト:ウロボロス》3LV
3《巨人の影BC》1LV LV+2
【120】

▼100%コンボ
侵蝕7(準備6)/攻撃力18/ダイス17/クリティカル7/修正4/至近/範囲選択

▼クリティカル2コンボ
侵蝕7(準備9)+1D/攻撃力18/ダイス17/クリティカル2/修正4/至近/範囲選択
ダメージ期待値200.1

燃費はアレだが、十分に賢者の石の力を引き出せる。



12.【ダメージカウンター】ウロボロス@起源種


ガード宣言時にダメージを与えるエフェクトに特化したビルドです。
これらのエフェクトは敵のダメージロールより先に発生するので、ザコをあっさり返り討ちに出来たりします。
ツリーに書いた強化手段を用いれば、1ラウンドに100を軽く超えるダメージを発生させます。



サプリメントウロボロスをピックアップ

エフェクトアーカイブの段階で十二分に強いので、追加データを作るのにも苦労が垣間見える。
…結果として有用なデータは数える程しかない。

●インフィニティコード/Dロイス

リンケージマインドにも収録

【傍らに立つ陰/シャドウバディ】

[タイミング:常時]以外かつ[制限:ー]のエフェクトをコピー取得する。

要は、白黒灰虚以外のコピーエフェクトを、もう一つ取得できる感じですね。
ただ、それらと違って侵蝕率基本値が上がらない所は少しオトクです。

フレーバーは完全にジョジョのスタンドや、女神異聞録ペルソナです。

ビルドコンセプトに必要が無い限り取得する必要性はありません。
特にピュアウロボロスなら《果て無き円環》でコピーエフェクト一種の重複取得も可能ですし。


【輪廻の獣/アルマレグナム)】

タイタスを切ると《時の棺/判定キャンセル》効果を1回だけ使える。みたいな効果。

結果的にロイス枠を2つ失う事になるので、非常にリスキーなDロイスと言える。
ただでさえウロボロスは侵蝕率が上がりやすいのにねえ。


●リンケージマインド

【遺産継承者】ー「蛇王の外套」

[制限:ー]の《原初の~》エフェクトをウロボロス以外でも取得できます。
このアイテムは、ピュアブリードでリミットエフェクト取得時に、必要な経験点を節約する目的で良く使われます。

→リミットエフェクト取得条件を満たすには、前提エフェクトを取得できる最大LVまで取得しなくてはならない。
→遺産継承者で取得したエフェクトの最大LVはデータ設定と同じになる。例えピュアブリードでも+2LVにならない。
→前提エフェクトを遺産継承者で取得(経験点15)&リミットエフェクト取得に要する経験点が2LV分(経験点10)お得になる。
経験点合計25点オトクに。
→似た効果を持つDロイス【複製体】と違ってタイミング常時のエフェクト…《ハードワイヤード》など…を取得できないので注意。


●バッドシティ

《シャドーテンタクルス》

射程10mの白兵攻撃エフェクト。
コストが安く、ペナルティも無いので使いやすい。

《巨人の影》

与ダメージ発動。シーン持続でエフェクト1つのLVを+2にする。侵蝕率制限が無いのでミドルフェイズでも活用できる。
ダメージカウンターの《紫:蒼き炎》をトリガーにして《マシラのごとく》や係数5の攻撃エフェクトを強化するなど。強く使える。
《コンセントレイト:ウロボロス》3LVの100%侵蝕4LVに、さらに+2LVで6lvにすれば、あとは賢者の石を使う事でクリティカル2攻撃が可能です。


●アイテムアーカイブ

《無形の爪牙》

攻撃力 LV+2 → LV×3+2
大幅強化
とは言え、採用する機会はあい変わらず無い。

「ダムドスカル」

暴走解除すると攻撃力9+2Dになる、低コストの悪霊射撃武器。
《螺旋の悪魔/攻係数3/暴走》と併用すると、ミドル戦闘から高い攻撃力を確保できる。
ウロボロスで射撃ビルドはあまり使わないが、そこを押して採用する価値はあるかもしれない。



「影蛇の剣」

射程視界の白兵武器(攻7)。
《紫:復讐の刃/相討ち反撃》の射程を上書きして視界にもできる。
これであらゆる攻撃に反撃可能だ。
(なお侵蝕効率は悪い)



色々なデータを盛った極大消滅波連射ビルド改





◆書籍紹介

関連書籍の記事より抜粋

●インフィニティコード(IC)


ダブルクロス The 3rd Edition サプリメントインフィニティコード

電子書籍あり
ほぼ万能のコピー能力と影(+スタンドやペルソナ)を操る力を持つものの、侵蝕率効率が悪いという諸刃のシンドロームウロボロス”のデータや設定を詳細に解説した一冊です。
追加の一般アイテム(手裏剣・ギターetc )も掲載。
複数の技能判定でアクションシーンを再現するFS判定ルールも掲載しています。これは適度な手ごたえで面白く遊べるルールなので、私はかなりの頻度でオリジナルシナリオに導入しています。
エフェクトデータだけなら、エフェクトアーカイブにも掲載されていますが、ウロボロスキャラを作る為の能力値データはこの本にしか掲載されていません。
エフェクトアーカイブが登場したせいで、あまり優先度が高くないサプリと言われがちですが、充分遊べる一冊です。
【FS判定】【追加シンドロームウロボロス】【ウロボロス専用Dロイス】【追加アイテム】【Eロイス】【エネミー】 【シナリオ2本】



●エフェクトアーカイブ(EA)


ダブルクロス The 3rd Editionデータ集エフェクトアーカイブ

電子書籍あり
エフェクトデータ集。エフェクトのデータおよび関連するルールが増補再定義されており、導入するとゲームバランスが変わります。導入するとダブルクロス3.5editionになるイメージです。
中級以上のユーザーにとっては、これが当たり前のスタンダードデータといった感覚です(基本ルール環境はビギナーレベルという認識です)。ダブルクロスを本格的に遊ぶなら必須と言っても良いサプリメントです。
経験点で取得可能なバックトラックを有利にできるリソース【メモリー】ルールが登場。
特定のエフェクトを極める攻とで取得できる強力な【リミットエフェクト】が登場。トライブリードの優位性が高まると共に、攻撃力不足だった一部のシンドロームには福音となりました。
ウロボロスのエフェクトも掲載されていますが、インフィニティコードが無いと運用には難があります。
電子書籍でも出ていますが、辞書的に参照する事になるので、本として持っておいた方が便利です。
変更されたエフェクトや新機軸エフェクト等、詳しいレビュー記事を書いていますので、よろしければ下端のリンクからご参照下さい。
【エフェクト(データ刷新)】 【リミットエフェクト】 【シナリオ2本】【メモリー


●小説


ダブルクロス01 ファースト+ぺイン (富士見ファンタジア文庫)

ダブルクロスのメインデザイナー矢野さんが書いたウロボロスにまつわる物語です。全三巻。


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