めっちゃ賢くなるシンドロームです。
思考速度が速くなるので、複数の武器を同時に有効活用したり、指揮・情報収集力が高くなったりします。
電信柱へし折ったりとか超スピードとか光線どーんとかは出来ないので、数あるシンドロームの中でも地味な存在です。戦闘用エフェクトの性能もぱっとしないものばかりです。「それ、他のシンドロームでもできるし、あっちの方が強いよね…」と、なりがちです。
実のところ基本ルールブックのレギュレーションの効率重視視点だと…
>ブラックドッグの《ハードワイヤード》で入手した複数の武器を《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》で振り回す。
>ピュア専用《常勝の天才》を使った大ダメージバフ支援。
>精神3を目的としたRCビルド。
…これら以外に、積極的に選ばれることは殆ど無いシンドロームです。
《アドヴァイス》《弱点看破》によるメジャーアクション支援はありますが、複数体に飛ばす為に必須であるオルクス《要の陣形》を取得するビルドにすると、行動値がどうしても低くなり、仲間の行動より遅い非効率なバッファーになってしまいます。
ならではの強みもほぼありません。
イージーエフェクトには、便利なものが揃っていますので、ノイマンを使うときは積極的に活用したい所です。
●ノイマンのオススメエフェクト
《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》
複数の武器を同時に有効活用するエフェクトです。
侵蝕が低くても高い攻撃力を発揮できます。侵蝕上昇も控えめです。ブラックドッグの《ハードワイヤード》と併用するのが定番です。
さすがに強すぎたのか、エフェクトアーカイブでは、命中修正がキツくなったり、リミットエフェクト化したりとナーフされました。
ちなみに「素手」は上級ルールで「装備中は他の武器を装備出来ない」と定義されたので、マルチウェポンには使えません。
《ファンアウト》
セットアップで仲間を散開移動させます。
範囲攻撃で一網打尽にされずにすみますし、仲間の移動エフェクトを節約する事もできます。
ただし、むやみにエンゲージがバラけると《リザレクト》を活用したカバーリングが出来なくなるので、その点は注意が必要です。
チーム戦術に応じて取り入れましょう。
《100%:勝利の女神》
判定の達成値を増やします。
失敗しそうな判定を助けたり、攻撃判定を10に届かせて、実質的にダメージ+1D10の効果を狙ったりします。
《生き字引》
[精神]と〈意志〉で、あらゆる情報収集判定をこなせるようになります。
意志技能を伸ばすだけで性能が簡単に上がるので、とても頼りになります。
《インスピレーション》
GMにプレイヤー視点からの質問ができます。
ボスの居場所を聞いたり、
ヒロインがジャームかどうか聞いたり、
ボスのHPを聞いたり、
ボスの復活エフェクトの数を聞いたり、
シナリオに使われたEロイス(上級ルール掲載)の数を聞いたり、
誰が裏切り者か聞いたり、
シナリオフラグの立て方を聞いたり、
事件の真相を聞いたり、
…etc便利に使えます。
GM次第ではありますが。
このエフェクトを主目的にして、ノイマンを使う事もあります。だれかのムチャなプレイングでシナリオが破綻しそうな時に、GMにメタ発言の機会を提供する(助け船を出す)ことができたりもするので。
《100%:ラストアクション》
HPを0にされたら即反撃するエフェクト。
1回しか使えませんが、クライマックス戦闘が2~4ラウンドで終わるダブルクロスでの行動一回はとても価値があります。
Sロイス(上級ルールブック)を使って、使用回数を回復させて使うのにも最適です。
応用技がたくさんある強力なエフェクトで、私を含め愛好者も多いです。
>ボスの《加速する刻》による先制攻撃で倒れたときに、反撃の範囲攻撃と絡めて使うと、ザコを行動前に殲滅できたりします。
>使ったら戦闘不能になるエグザイルの《ウルトラボンバー》や、自分の範囲攻撃に自分も含めて自殺するなどすれば、即座に連続行動をすることも可能です。
>普通は行動できないセットアップフェイズで動く裏技にも使えます。
追加サプリに掲載されている自傷する効果…
《苛烈なる火/攻撃力アップ(ヒューマンリレーション)》《暴走剣(ユニバーサルガーディアン)》×ウェポンケース×変異暴走:自傷(レネゲイズアージ)
…等の自傷コンボから使うと、セットアップに行動できます。
このギミックは、イニシアチブ行動のエネミーエフェクト《加速する刻》や、ハヌマーンのピュアブリード専用最速エフェクト《スピードスター》より早いです。
ほぼ確実にボスに先手を取れる唯一の技です。
セットアップ時の攻撃にシーン攻撃を使うなどして、味方の《ラストアクション》や《朧の旋風/回避成功で追加行動(エフェクトアーカイブ)》持ちも巻き込めば、セットアップに多人数攻勢をかける事も可能です。
《戦術》
セットアップに使用して、ラウンド中の仲間全体のメジャーアクション判定ダイスを+5とかにします。
これ単体で持たせてもバッファーとして役に立てるエフェクトです。
他の支援エフェクトと比較して、ミドルフェイズ戦闘でダイスを増やす力が断トツに高いため、判定ダイスが少くなりがちなフルスクラッチビルドのチームに適正が高いです。
自身のメジャーアクションを消費しない所にもアドバンテージがあるので、《コントロールソート》など侵蝕率効率のよい攻撃手段を一つでも持っておくと、攻撃と支援ができるマルチなキャラになります。
最大レベルが5と高いので、最大レベルにキャップのあるトライブリードでも大いに活用出来ます。
バフ対象が4人となる5人チームの場合、《要の陣形》の3体では支援が全体に届かない為、このエフェクトが出番となります。
《常勝の天才》
ノイマンピュアの名刺代わり的エフェクト。
セットアップに使用。シーン一回ながら、自分以外の仲間全体の攻撃力固定値を32点とかブーストします。
(フルスクラッチビルドでLVを上げて使わないと真価を発揮できません)
ラウンド中有効なので、《ライトスピード/ハヌマーン》《時間凍結/バロール》《ラストアクション/ノイマン》《復讐の刃/キュマイラ》等で複数回行動できる仲間と組むとやたらめったら強いです。
ちなみにDロイスなら、【触媒】や【申し子】の《セレリティ》で行動を増やせます。
上級ルールのSロイスを使って使用回数を回復させて、ボス戦2ラウンド目にも使うのもアリです。
バフ対象が4人となる5人チームの場合、《要の陣形》では支援が全体に届かない為、このエフェクトが出番となります。
《究極鑑定》イージー
レネゲイド絡みのアイテムや怪しげな設備等に遭遇した時に威力を発揮します。
《写真記憶》イージー
写真の人物や文字の同定、初めて見たマニュアルや文書やリストの暗記など、活かせる場面は多い。
《ドクタードリトル》イージー
猫と友達になろう!
●オススメのブリード
・ブラックドッグとのクロス
前述の《マルチウェポン》×《ハードワイヤード》で戦う定番のブリードです。高い精神を生かしてRCアタッカーを組んでも強いです。
・オルクスとのクロス
《戦術》《妖精の手》《力の法則》《コントロールソート》等の構成で、攻撃にも参加できるバッファーとして活躍できます。
◆キャラクター例
1.【白兵ヴァリアブルウェポンアタッカー】キュマイラ×ブラックドッグ+ノイマン
▼能力値
肉体8 〈白兵〉1+3
感覚1
精神1
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト
3《マルチウェポン》1LV 二刀流
3《ヴァリアブルウェポン》1LV 三刀流 攻27
+4《ハードワイヤード》3LV アームブレード
4《80%:フルパワーアタック》1LV 攻10
2《コンセントレイト:ノイマン》2LV
▼100%コンボ
侵蝕12/攻撃力37(アームブレード)/ダイス11/修正1/ガード-15
ダメージ期待値57.9
購入判定で日本刀を調達すれば、4刀流で攻撃力42になります。
トライブリードですが、経験点25で成長させれば、アームブレード×4+《フルパワーアタック》2LVで、侵蝕100%時の攻撃力が51に達します。
装甲ガード無視の《バリアクラッカー》も習得できるので、単体アタッカーとしては十分な性能になります。
攻撃力重視で《フルパワーアタック》を採用していますが、《インスピレーション》に差し替えても問題ありません。
2.【支援+射撃アタッカー】モルフェウス×エンジェルハイロゥ+ノイマン
▼能力値
肉体1
感覚8 〈射撃〉1+3
精神1
社会2 〈調達〉1+2
▼エフェクト
3《ハンドレッドガンズ》1LV 攻6
3《ダブルクリエイト》1LV 攻+2
3《マルチウェポン》1LV 攻×2
6《戦術》3LV +4D支援
2《コンセントレイト:ノイマン》2LV
▼100%コンボ
侵蝕5(準備6)/攻撃力16/クリティカル7/ダイス11/修正4
クライマックスでは仲間全体に4Dの支援をしつつ、アタッカーとしても活躍します。
能力値効率の為にトライブリードでエンジェルハイロゥを入れていますが、モルフェウスとのクロスブリードだけでも使えます。
2.5【支援×射撃】エンジェルハイロゥ×モルフェウス+ノイマン
▼能力値 UGNエージェントB
肉体1
感覚7 〈射撃〉1+2 〈知覚〉1
精神1 〈RC〉1
社会3 〈調達〉1+3 〈情報:UGN〉1
▼エフェクト
6《戦術》3LV 全体+4D
3《マルチウェポン》1LV 武器2つ使う
+2《ブラックマーケット》1LV 常備化+3
4《水晶の剣》1LV 各武器攻+4
2《コンセントレイト:ノイマン》2LV
▼アイテム 常備化14+3/財産1
ショットガン/7 攻7
ショットガン/7
ウェポンケース/1
ウェポンケース/1
▼60%コンボ
侵蝕5/攻撃力18/ダイス8/クリティカル8/修正1
▼100%コンボ
侵蝕5/攻撃力22/ダイス10/クリティカル7/修正1
上記のキャラの別バージョンです。
ダイス支援エフェクトの《戦術》を毎セットアップに使用します。
単体攻撃ながら、そこそこの性能の射撃攻撃も可能です。ショットガンの攻撃力を引き出す為に近接エンゲージで戦う事になります。
《戦術》+射撃コンボで毎ラウンド侵蝕が11上がるので、侵蝕率の上がりすぎに注意しましょう。
3.【RC/範囲雷アタッカー】ブラックドッグ×ノイマン
▼能力値
肉体2
感覚1
精神8 〈RC〉1+3
社会1 〈調達〉1+2
▼エフェクト
2《雷の槍》1LV 攻8 -1D 至近不可
3《雷神の鎚》2LV 攻6 範囲
1《イオノクラフト》1LV 移動
4《100%:MAXボルテージ》1LV 攻10 -1D
2《コンセントレイト・ブラックドッグ》3LV
▼100%コンボ
侵蝕11/攻撃力24/ダイス9/修正4/範囲選択/至近不可
ノイマンは精神目的で入れています。
ミドルフェイズでの攻撃力が頼りになります。《100%:ポルターガイスト》を習得できるので、攻撃力増強の余地があります。
4.【RC/範囲光アタッカー】ノイマン×エンジェルハイロゥ
▼能力値
肉体1
感覚3
精神7 〈RC〉1+3
社会1 〈調達〉1+2
▼エフェクト
2《破壊の光》3LV 攻2 範囲 至近不可
3《滅びの光》1LV 攻+6
1《光芒の疾走》1LV 移動
4《100%:マスヴィジョン》1LV 攻10
2《コンセントレイト:エンジェルハイロゥ》2LV
▼100%コンボ
侵蝕12/攻撃力18/ダイス10/クリティカル7/修正4/範囲選択/至近不可
ノイマンは精神目的で入れています。
わりと標準的な性能の使いやすいRCアタッカーです。
経験点20追加するだけで、攻撃力が34まで伸びる成長効率の良さが特徴です。
5.【支援メインで攻撃も】ノイマン×オルクス
【EA適合】
【コンストラクション】
▼能力値
肉体1
感覚1 〈射撃〉1+3
精神7
社会3 〈調達〉1+2
▼エフェクト
2《コントロールソート/射撃》1LV
6《戦術》3LV 全体支援+4D
4《妖精の手》1LV 追加ロール
4《力の法則》1LV ダメージ+3D
2《コンセントレイト:ノイマン》2LV
▼アイテム 常備化10/財産2
ショットガン/7 攻5+2
ウェポンケース/1
▼60%コンボ
侵蝕4/攻撃力7/ダイス8/クリティカル8/修正3
▼100%コンボ
侵蝕4/攻撃力7/ダイス10/クリティカル7/修正3
メジャーアクションを使わない支援エフェクトを使って仲間をサポートしつつ、自身も攻撃に参加します。
全力でエフェクトを使うと侵蝕率がバカ上がりするので注意しましょう。
Dロイスでは【対抗種】【秘密兵器】など攻撃力を強化できるものがオススメです。
◆サプリメントのノイマンをピックアップ
●エフェクトアーカイブ
《マルチウェポン》
命中修正が5-LVになり、使いにくくなりました。
《ヴァリアブルウェポン》
《マルチウェポン》のリミットエフェクトになり、取得しにくくなりました。
《スキルフォーカス》
指定技能に係数2のボーナス。
基点エフェクトにできる。
【複製体】【遺産継承者】等のDロイスでRCエフェクトを引っぱって来た時に、このエフェクト経由で《コンセントレイト:ノイマン》をコンボに出来る。
もちろん《サイレンの魔女》の固定値攻撃に使っても良い。
《ブラックマーケット》
係数10に大幅強化。
命中補正の強いボルトアクションライフルを《マルチウェポン》で使いやすくなった。
至近攻撃には《零距離射撃》を使おう。
●ヒューマンリレーション
《戦場の魔術師》
《アドヴァイス》のリミットエフェクト。
対象を3体にできる。
ピュアノイマンの支援に選択肢ができた。
●レネゲイドウォー
《灰色の脳細胞》
常時、行動値に+精神。
早いぞ!
《アドヴァイス》などメジャー支援の行動値補助に最適。
《80%:神機妙算》
メジャーアクションを範囲選択に!
《100%:フェイタルヒット》
ダメージを+LVD
クライマックスで万能に使える攻撃力強化。
革命的なエフェクトでビルドの可能性が大きく広がりました。
火力に難があったノイマン×バロールやノイマン×オルクスでも、RCアタッカーがはかどります。
ノイマン×サラマンダーの火力も大幅にアップします。
《真相告白》イージー
文字通りの効果!
シナリオ一回たけどドラマチックに使えます。
●バッドシティ
《武芸の達人》
常時、係数3で白兵か射撃の達成値を増加。
固定値マニア必携。
《マルチウェポン》で発生する命中マイナス修正のケアに最適。
ハヌマーン《切り払いEA》、ブラックドッグ《ゲットダウンEA》などのドッジエフェクトにも活かせる。